最終更新日:2025/6/20

(株)テレビ埼玉

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探そう!理想の先輩・働き方

“テレ玉”で、埼玉の魅力を広く深く発信しながら、自分らしく働く

  • 物理系 専攻の先輩

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2023年入社の同期3名、それぞれの挑戦

“テレ玉”という愛称で親しまれている、埼玉県のローカル局「テレビ埼玉」。今回は、2023年同期入社の活躍する3名が登場。それぞれの入社理由とは、印象深い仕事とは、その視線の先にあるものとは――。

■加納 響さん
編成局デジタル戦略部
理学部物理学科卒

■鶴田 夏子さん
営業局営業部
文芸学部卒

■石川 文華さん
報道制作局報道部
総合政策学部卒

<デジタル戦略>高校野球のデータ放送、公式YouTube開設、グッズ企画…新しいことだらけ

もともと私はテレビが大好きで、子どもの頃から「あのバラエティ番組、見た?」と友達へ声をかけることが挨拶代わりでした。大学は物理専攻のため、最初のインターン先はメーカーや化学系企業でしたが、「効率」や「地球環境保全」を目指す業務内容がどうもピンとこなくて。あえて絞らずに「エンタメ」にも目を向け、そのなかでも「この企業ならリーダーにも挑戦したい」と思えたのがテレ玉でした。テレ玉なら「地元に関わる仕事がしたい」という希望も叶います。加えて、テレ玉では多彩なイベントも行っていて、部活動での大会運営や文化祭進行の手応えも蘇りました。ここなら本音で頑張れると感じましたね。

[デジタル戦略部]
私の配属先は「放送以外で収益を上げる」部門です。具体的には、番組コンテンツの2次利用、野球やサッカーのデータ放送、アプリやHP、イベントやオンラインショップのグッズ販売。現在は3名体制のため、新人も企画から進行管理・運用まで全領域に携わります。入社4カ月目には、夏の高校野球の配信を担当し、全10球場で配信設備の設置・配信管理などの監督業務を経験。1年目から、テレ玉アプリの管理や広告提案、YouTubeやTVerでの配信、グッズ企画など挑戦の連続でした。

[今は、これ!]
2025年3月からプロ野球の元監督さんをメインとするYouTube番組が始動。初めて発案と企画から関わり、サムネイルの作成や撮影、編集、撮影場所の調整など、トータルで担当しています。工夫のポイントは、テレ玉の視聴者層を想定し、野球に詳しくない方でも楽しめる企画づくり。再生回数が明確で、球界の実力者を迎えているというプレッシャーもありますが、だからこそ、キャッチボールの握り方から学べる野球教室という企画のヒットは嬉しかったです!そのおかげもあってか、番組開始から3カ月後にはチャンネル登録者数が6000人増加しました。

[これから]
自分の好きなものを、強い意志でカタチにする先輩たち。私も物怖じせずに、新しい挑戦に突っ込み続けていけば、自分のつくりたいものを実現する力がつくと考えています。そしていつか、疲れている方が自分のつくった番組を見て、フッと笑う――そんな光景がどこかで生まれたら最高です。
(加納さん)

職場環境の魅力

「入社前は怖いベテランの方がいるのではと思っていましたが、仕事を抱えていても時間を割いてくれる心強い体制です。個性的な人材揃いで楽しい」(加納さん)

<営業>高校時代にテレ玉に決めた。埼玉・番組・企業をつないで、つくり上げていく

テレ玉との出会いは、高校1年生のときに参加した埼玉県庁主催の企業見学プログラムでした。「地元局であるテレ玉の現場を見てみたい」という気持ちで参加したところ、忙しいなかでも冗談を交えながら、楽しく働く雰囲気がとても素敵でした。生放送の見学では、お饅頭を食べて定番のセリフを言うコーナーにも急きょ出演。ワクワクするライブ感、自然と高校生を巻き込んでしまう“ゆるさ”に惹かれ、「テレ玉で働きたい」と心を決めました。就職活動では文房具会社など、他に興味があった分野も検討しましたが、第一志望はやっぱりテレ玉。「埼玉で働く」ことは大前提でしたし、通勤のしやすさも魅力でした。

[営業部]
私の業務は、テレ玉に協賛してくださるスポンサーの新規開拓から既存クライアント対応など。クライアントが立ち会うCMロケやイベント、番組撮影にも同行し、制作との橋渡しとなる“調整”も大事な業務の一つです。
県内の企業は中小企業が中心で、社長・部長クラスに直接説明を行う機会も多く、入社当初はとても緊張しました。ただ、「テレ玉」の認知度は高く、最初から番組の説明を行うことができます。また、広告代理店や自治体からの紹介も多く、恵まれた営業環境にあると思います。営業車での訪問中、車体のプリントを見て「あ、テレ玉くん!」と呼んでくれる子どもたちの声にも力をもらっています。

[出発点から猛ダッシュ]
入社後研修を終えたばかりの5月、ある百貨店のイベントPRを担当。上司から「企画書を作ってみよう」と自然な流れで任され、企画を提案。生放送での中継や番組とのタイアップなどが決定しました。そして、その後の現場調整から中継立会いまでの一連の流れを経験することになりました。最初は不安でしたが、営業や制作の先輩方のサポートは手厚く力強かった!その経験から営業職も“つくる”側の一員であると実感し、次に向けた課題も具体化できましたね。

[これから]
高校時代にバレーボールをしていたため、高校スポーツを取り上げる番組制作に挑戦したいです。地域の方々に「身近な話題も伝えてくれる」と思ってもらえたら嬉しいです。ちなみに、プライベートでは書道で師範を目指し、日々鍛錬。書道をテーマにした企画も大いにありです!
(鶴田さん)

職場環境の魅力

「埼玉に興味のある方、自分の好きなことを持つ方にぴったり。風通しもよく、自分のやりたいことを実現している先輩がたくさんいます。建設的な雰囲気も魅力」(鶴田さん)

<報道>毎日取材で、埼玉の現場をどこまでも。緊迫も感動も、その先も伝えたい

「社会課題の解決」をテーマに、公共政策に重きを置いて学んだ大学時代。課外活動では、政策提言会や放送研究会への参加、ニュース解説番組の出演など充実した経験ができて、大きな刺激を受けました。
就職活動では埼玉で働きたいと考え、テレ玉へ。もともとイベント企画も好きだったので、「学び×好き」を活かせる面白さを感じました。最終面接では「会話して帰ってきた」という不思議な感覚で、自分らしく臨めたことが印象的でしたね。

[報道制作局報道部]
入社後は記者として、主にデイリーニュースを担当し、ほかにも10分ほどの特集コーナーの担当、編集にも携わってきました。毎日出社後は、映像・音声・記者の3人1組で県内の現場へ向かって取材し、その後原稿を執筆。最初の2年は県警を担当し、現在は行政を担当しています。
1年目は、事件や事故、小学校のイベント、花の見頃など毎日が社会科見学のようでした。郵便局の立てこもり事件も担当し、状況が刻々と変わるなかで、いかに伝えるか。その緊張感は強く記憶に残っています。

[とある取材1]
能登半島の震災後、現地で医療協力を終え深夜に戻られた県内の医師と看護師の方々へ取材。疲労困憊の様子でしたが、被災者の方々から逆に「ありがとう」と気遣われたというエピソードをご紹介いただきました。被災者の方々の気持ちに応えたいという想いで、丁寧に対応している――その様子に私は感銘を受け、「しっかり伝えたい」と強く感じました。後日、このニュースは病院側からも高評価をいただき、放送動画の情報が病院のパンフレットに掲載されました。取材を受けていただいた方々に喜んでもらえたことは嬉しかったですね。

[とある取材2]
行政分野では初めてメインで担当したさいたま市長選挙。地元を取材するという特別な経験で、街頭演説や候補者プロフィールなど、学びながらの挑戦となりました。現場で感じたことは、学生時代の知識とは異なるもの。日々学んでいくなかで、市民と記者、双方の目線を持つことができました。背景や影響をわかりやすく伝える、新たな挑戦が始まっています。

[これから]
さまざまな部署を経験しながら、テレビ局の役割や意義を学びつつ、埼玉の情報や魅力を発信したいと考えています。そして、自分が貢献できる、かつ最も自分を活かせる場所を見つけたい。考え続けて、動き続けて、一歩一歩着実に進んでいきます。
(石川さん)

職場環境の魅力

「なんでも話せる同期、“頑張りすぎるな”と見守ってくれる部署内外の先輩たち――みんながあたたかくて柔らかい。このつながりが私の原動力です」(石川さん)

企業研究のポイント

◎業界における職種を研究しよう
まずは自分が興味をもつ業界の職種を詳しく調べてみましょう。
テレビ局の職種といえば、アナウンサーや番組制作のイメージが強いもの。実際は、営業、編成、技術、報道、デジタル戦略など多様な職種があります。当社のHPには、全部署の若手社員のインタビューを掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

◎業界を見渡して、特徴を見極めよう
同じ業種でも各会社によってさまざまな特徴があります。その特徴が自分にあっているのかしっかり考えてみましょう。
テレビ埼玉はローカル局で「埼玉」に密着。地域を掘り下げて発信する強みや、地域を盛り上げていく挑戦があります。また、YouTubeなどにも積極的で、埼玉の魅力を埼玉から世界へ発信する――そんなチャンスも広がっています。理系・IT系をはじめとした、多様な人材の活躍の場も今後ますます広がっていきます。

◎現場の声を聞こう
入社2~3年目の先輩の話はイメージも湧きやすいもの。当初の戸惑いや挑戦、いかに乗り越えたか、ぜひ聞く機会を持ちましょう。
ちなみに、テレビ埼玉はテレビ局としては少ない人数でジョブローテーション制度をとっており、多彩な部署を経験できます。

「放送を見て○○を始めた」「人生が変わった」、そんな声も寄せられるテレビ局。「人の心を動かす仕事」そのものが一番の魅力です。深掘りしがいがありますよ!
(総務局 局次長 林さん)

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埼玉の情報や魅力が、日本全国、世界にも届く時代。放送に付随するデジタルコンテンツ、イベントなどの事業も拡大の一途をたどっている。埼玉を盛り上げる挑戦はつづく。

マイナビ編集部から

オールドメディアと称されるテレビ業界。テレビ埼玉を知るほど、一面的ではない面白さがあり、ビジネスチャンスが広がる事業環境が見える。たとえば、オンデマンド配信、アプリやHP、イベントなど多彩な事業展開もその一例。中期経営計画には「埼玉を盛り上げる取り組みなら、まずテレ玉」という気運の醸成を狙い、新規事業の推進も掲げている。テレビ埼玉が持っている広告代理店や自治体などのつながりはチャンスの宝庫。“オールド”ではなく“進化”──テレビは、今も選ばれ続ける理由がある。

取材を通して企業風土も伝わってきた。まずは総務局の林局次長。「毎年、新人との面談中に“先輩のようになれるのだろうか”という話をよく聞きます。じつは1~2年後、その人自身が、今度は憧れられる存在になっているんですよ」。楽しみで仕方がないという上司の笑顔は、あたたかくて柔らかい。

2023年入社の3名から伝わってきたのは、自分を持つ強さだ。
「とにかく突っ込んでいく。やりたいことに挑戦しないなら、ここにいる意味はない」と力強く語る加納さん。「高校時代からテレ玉一択」「書道で師範を目指し、帰宅後も練習中」とふんわりとした笑顔の鶴田さん。「先輩の“無理するな”は、心に余裕がないと言えない。見守られていることが嬉しい」と冷静に語る石川さん。

人材の層の厚さ、豊かさ――という言葉では到底言い尽くせない環境に、大きな魅力を感じた。

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70名未満の少数精鋭の組織。若手が「社長、社長」と呼びかけて雑談するなど、風通しもかなり良い。年1回キャリア面談があり、一人ひとりの道を支えていく。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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