最終更新日:2026/3/1

太陽誘電(株)【東証プライム市場上場】

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 金属製品
  • 機械

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「世界初」に挑む仕事!暮らしに身近な電子部品の進化を支える研究開発

PHOTO

積層セラミックコンデンサの製造プロセスの研究開発に挑戦!

スマートフォンやパソコン、自動車などに欠かせない電子部品・積層セラミックコンデンサの新たな製造方法を研究している中川さん。小型化や高性能化を目指して誰も成し遂げたことのない領域に挑む舞台裏に迫ります。

開発研究所 薄膜技術開発部
中川 瞭さん
2022年入社
工学専攻 応用科学コース 博士前期課程 修了

新しい製造プロセスの研究開発を通じて、製品の小型化や高性能化を目指す!

大学では、太陽電池の材料開発や製造プロセスの研究に取り組んでいました。わかりやすく言えば、太陽電池をより効率的に製造する方法を探求する研究です。就職活動では、学生時代の経験を活かして研究開発に携われる仕事を軸に考え、さまざまな企業を見る中で、当社が最も理想に近いと感じました。最終的な決め手は、職種別採用を実施しており、入社後に研究開発に携われることが確実だった点です。そして若手のうちから主体的に活躍できる社風にも魅力を感じました。

開発研究所は、「世界初」の技術開発に挑戦しています。群馬県のR&Dセンターでは最先端の材料や装置を扱い、新しいアイデアを形にしていける環境が整っており、自由な発想で研究を進めることができます。材料研究から製品設計・評価、量産に向けたプロセス開発まで、幅広いテーマに携われる点も大きな特長です。

入社後は3週間の新入社員研修、その後の製造実習を経て開発研究所に配属されました。OJTの先輩社員からは、実験装置の操作方法や研究の進め方を学び、特に印象的だったのは、豊富な装置環境でした。これまで私が見たこともない、高価で最新の装置が多く揃っており、実験の幅が広がることにワクワクしたのを覚えています。

私が所属する薄膜技術開発部では、非常に薄いものだと髪の毛の1万分の1(10nm)ほどの材料を対象に研究開発を行っています。材料には導電性・絶縁性・耐熱性・磁性・光学特性など多様な特性があり、電子部品やデバイスの性能向上に欠かせない素材です。

現在携わっているのは、積層セラミックコンデンサに関わる研究開発です。積層セラミックコンデンサは電子回路で電気を安定化させる部品で、スマートフォンやパソコン、自動車など身近な製品の安定稼働を支えています。新しい製造プロセスによって、より小型・大容量な積層セラミックコンデンサを実現することで、スマートフォンやパソコンの進化に貢献していきたいです。

先輩社員の仕事ぶりを紹介

出社後は、メールチェックからスタート。その後、実験や評価を行い、それが終わったらデータ分析や資料作成を行うというのが、中川さんの主な1日の流れだ。

誰もまだ成し遂げていない挑戦だからこそ、高いモチベーションで挑める!

新しい製造プロセスを開発するうえで大切にしているのは、世の中の様々な最新技術やプロセスの進化に意識を向け取り入れることです。その最新技術を自身の研究テーマに応用できないかを検討し、試作品を作製して、特性や品質を評価・検証します。具体的には、装置を使って電気特性を調べるほか、電子顕微鏡で膜の厚みや凹凸を詳細に確認します。その後、データをまとめて上司に報告し、フィードバックを受けるという流れです。仕事の進め方は大学時代の研究と近く、スムーズに業務に慣れることができました。

入社2年目には、研究開発の取り組み内容を「いつ・どのように進めるのか」を整理したロードマップを作成する機会をいただきました。入社3年目には、新入社員のOJTを担当させていただきました。入社4年目の現在は、リーダーとしての役割を担っています。さらに、積層セラミックコンデンサと組み合わせて使用されるインダクタ関連のプロジェクトにも参画しています。テーマとして成り立つかどうかを探る原理探索の段階から関わり、新たな技術の可能性を見極めているところです。

「世界初」に挑む私たちの研究開発は、すぐに成果が出るものではありません。答えがない中で試行錯誤を続けるため、一つひとつの成果を得るまでには、時間と工夫が必要です。失敗することも多いですが、まだ誰も成し遂げていない挑戦だからこそ、強いモチベーションを持って取り組むことができています

また、日々のトライ&エラーの中でも、やりがいを感じる瞬間は多くあります。半信半疑だった実験条件で作製した試作品を評価した結果、想定以上の成果が得られた際には、大きな達成感がありました。

しかしながら、実験で良い成果が出ても、それがすぐに製品化につながるわけではありません。市場に提供するためには、コスト効率、量産性、耐久性など、多くのハードルを乗り越える必要があります。研究開発を進めるうえでは、そうした観点にも目を配ることが大切だと感じています。

先輩社員の仕事ぶりを紹介

実験や評価を繰り返し、薄膜の研究開発に取り組む日々。新たな製造プロセスの開発を通じて製品のさらなる小型化や高性能化に貢献できるので、やりがいは大きい。

一人ひとりが自分らしさを発揮し、スピーディに成長できる環境が大きな魅力!

私のキャリアパスからも分かるように、当社は若手が主体的に活躍できる環境があります。社歴や経験に関係なく自由に意見や提案ができる雰囲気があり、実験の進め方について新人だった私の提案が採用されたときには、大きな達成感がありました。新人の頃から一人の研究者として自分の考えを形にしていけるため、早い段階から手応えを得られる環境です。

若手のうちから新しいことに挑戦できるのは、常に気にかけてくれる先輩方の存在が大きいと感じています。実験がうまくいかず落ち込んだときには、「自分も同じ失敗をしたことがあるから大丈夫」「次はこうしてみると良い結果につながるかもしれない」など、励ましや具体的なアドバイスをいただける環境です。「一人ではない」と感じられる職場だからこそ、失敗を恐れず挑戦を続けることができます。

また、当社は社員一人ひとりのスキルアップをサポートする制度が整っています。インダクタ関連のプロジェクトに参加する際には、知識を深めるため外部セミナーへ参加する機会を設けてもらいました。書籍購入補助制度もあり、継続的な自己成長に役立っています。

開発研究所では、ほかの技術領域について学べる機会も数多くあります。各自が研究テーマを発表する場が定期的に設けられ、内容はポスター形式で掲示しています。参加者と対話しながら説明や議論を行う“ポスターセッション”スタイルで、研究分野を超えた活発なコミュニケーションが生まれています。「世界初」という共通の目標に向かう仲間の研究に触れることで、大きな刺激を受け、新たな視点や発想が生まれる貴重な機会となっています。

直近の目標は、入社以来取り組んでいる積層セラミックコンデンサの製造プロセス研究で成果を上げ、実際の製品に採用される技術として確立することです。さらに、自ら研究テーマを掲げて研究開発をリードできる存在へ成長することも目標としています。将来的には、より大きなプロジェクトにも携わり、社会に貢献できる研究成果を生み出していきたいと考えています。

先輩社員の仕事ぶりを紹介

開発研究所はフリーアドレスで、社員同士のコミュニケーションが取りやすい。ほかの技術領域のメンバーとの会話の中から、新しい発想やアイデアが生まれることもある。

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 中川瞭さんが感じる職場の雰囲気

学生の方へメッセージ

開発研究所の特長は、研究開発に取り組みやすい環境が整っていることです。特に実験装置は種類・規模ともに充実しており、集中して研究を進められます。
また、職場はフリーアドレスで、部門の垣根を越えてコミュニケーションを取りやすい環境です。ほかの技術領域のメンバーとも気軽に意見交換ができ、会話の中から新たなアイデアが生まれることもあります。

当社はオープンな社風で、社員の主体性を尊重する文化があります。積極的に業務へ向き合える方であれば、年次に関係なくアイデアを発信し、早い段階から仕事の幅を広げやすい環境です。自分の意見や考えをしっかり伝えられる方にも向いていると思います。

就職活動では、自分の軸を明確にすることが大切です。やりたいことがまだ見えない場合は、反対に「やりたくないこと」を挙げていく方法も有効です。そちらの方が見つけやすいこともありますし、避けたいことが明確になれば、自分に合う仕事や職場の方向性も絞りやすくなるでしょう。
面接では、面接官は自身の良いところを探してくれている味方だと思い、ありのままの考えや自身のアピールポイントを伝えるようにすると良いと思います。無理に飾らなくても、相性の合う会社であれば、きっとあなたの良さを感じてもらえるはずです。

PHOTO
大手企業ならではの働きやすさが魅力。年間休日126日、有給休暇の平均取得日数16.1日と、しっかり休める。育休の取得実績も豊富で、ライフステージが変化しても安心だ。

マイナビ編集部から

日本を代表する電子部品メーカーとして、幅広い製品を提供している太陽誘電(株)。同社は、材料開発から製品化まで一貫した生産体制を強みに、電子部品の開発を進めている。海外売上比率が高く、グローバル展開を行っている点も特長である。
太陽誘電(株)の電子部品は、スマートフォン、パソコン、自動車など、日常生活に欠かせない機器に幅広く使用されている。今後は自動車、情報インフラ、産業機器といった分野への対応を進めていきながら、社会の基盤を支える製品を扱う企業として、継続した技術開発を行っていく。

同社では、上場企業としての体制を備えながら、社員が自らの専門性を活かして業務に取り組むことができる環境づくりも進めている。中川氏の経験からも、若手社員のうちから主体的に業務に携われる環境があることがうかがえた。安定した事業基盤のもとで、新しい技術に挑戦できる環境が整っている点も同社の特長だ。職種別採用により、自身の志向に応じたキャリア形成を早くから進めることができる職場である。

PHOTO
開発研究所の一拠点である、群馬県のR&Dセンター。そのほか、国内外に多くの拠点を構え、世界のものづくりを支える電子部品の研究・開発・製造・販売を手がけている。

トップへ

  1. トップ
  2. 太陽誘電(株)【東証プライム市場上場】の取材情報