最終更新日:2025/6/11

(株)ジャパンテクニカルソフトウェア

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理
  • インターネット関連

基本情報

本社
北海道、東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

新しい技術に意欲的な社風。充実した教育制度で文系出身の先輩も活躍しています。

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AIやRPAといった先進技術のプロジェクトも進行中です。

500人以上のエンジニアが在籍し、幅広い分野のシステムを開発しているのがジャパンテクニカルソフトウェアです。優秀な先輩社員に新しい技術への取り組みやキャリアアップで意識していることなどを聞きました。

【写真右】
ファイナンス&クラウドソリューション本部
S.Rさん(2011年入社)
入社以来、SEとしてWEB系システムに携わる。RPAのスペシャリスト。

【写真左】
先端技術本部AIラボ
U.Hさん(2015年入社)
医療系システムの開発を経験し、新設部署の立ち上げメンバーに。

【写真中央】
インダストリソリューション本部
U.Iさん(2016年入社)
文系学部出身。入社以来、組込み案件に従事し、プライベートの活動も継続中。

RPAによる業務改善を提案しています。管理職として売り上げにも貢献していきたいです。

私たちの部署では、さまざまなお客様向けのWEB系システムを開発しています。私はSE職として、お客様との打ち合わせ、見積り、設計、海外の開発拠点との調整といった業務をしながらスキルアップしてきました。エンドユーザーのお客様はITに詳しいわけではないので、打ち合わせでは専門用語をなるべく使わず説明しているほか、目線の動きや配色なども意識して書類をつくるようにしています。

最近増えているのが、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を使ったシステムの提案です。RPAは単純作業をロボットで自動化するツールです。一例を挙げると、ある放送局のプロジェクトがお客様に喜ばれましたね。これは、過去の膨大な番組の情報を、データベースに入力するという業務の改善でした。それまでは大勢の人が手作業で入力していたのですが、RPAを導入することで作業時間を劇的に短縮できて、入力ミスを減らすこともできました。

給与計算や経理といった事務作業に使われることが多いRPAですが、このようにいろいろな活用方法があります。RPAに関するプロジェクトは社内で一番多く経験しているので、コスト削減や業務効率化のお手伝いをしていきたいと思っています。

職場では、入社8年目に主任に昇格して、6人の部下のフォローもしています。ほとんどのメンバーが在宅勤務をしているので、「考えるのは仕事中だけにして、オンオフの切り替えをしっかりしよう」といった、メンタル面のアドバイスをすることが多いですね。個人的には次の係長のステップをめざして、新規案件の獲得にも力を入れていきたいと思っています。

「仕事が大変そう」「責任が重そう」という理由で、最近はキャリアアップに消極的な若手が増えていると感じています。しかし、何事もやってみなければ分かりません。若手には先入観を持たず、どんどんチャレンジしてほしいですね。そして、SEはお客様との打ち合わせや調整などでコミュニケーション力が生かせます。文系の方やプログラミング経験のない方も活躍できると思います。

(ファイナンス&クラウドソリューション本部 S.Rさん)

社内の雰囲気は

部署内には仕事で関わったことのない人も多いのですが、垣根を感じることはありません。誰とでもオープンに話せる社風が根付いていると思います。(S.Rさん)

新設部署でAIを研究。現場にこだわって新しい知識や技術を身につけていきたいです。

入社後は医療系システムのチームに配属になり、電子カルテシステムや医事システムなどを開発しました。患者さんの命に関わるシステムなので、計算ミスなどが許されない緊張感がありましたね。一方、新しいツールなどを使って業務を効率化し、予定よりも早く納品できたときなどは、開発のやりがいを感じることができました。ITの知識と医療の知識の両方を学んで、医療情報技師の資格も取りました。

転機になったのは、6年目の終わりころです。それまで医療系システムに関わってきて、「そろそろ新しいことをしてみたい」という思いが強くなっていました。また、将来は管理職としてマネジメントをするよりも、エンジニアとして開発を続けていきたいというキャリアプランも描いていました。そうした希望を上司に汲んでもらい、7年目から発足したばかりのAIラボに異動することになりました。

AIラボは、社内公募制度をきっかけとして生まれた部署です。メンバーは東京と札幌の6人。各自がテーマを持ち寄り、システムを試作しながらAIの可能性や問題点を研究しています。私は、AIの音声認識技術を利用して、コールセンターの電話の内容を自動でテキスト化するシステムの構築に取り組んでいます。

AIについては、この部署に配属されて初めて学びました。AIがどんどん進歩しているのでフォローするのが大変ですが、新しい技術の習得はとても刺激があります。過去には社内公募制度から自社製品が生まれているので、AIラボの活動も事業化につなげていきたいですね。AIの知識を蓄積して、社内に還元することもラボの役割です。個人的には社員向けの研修講師にも挑戦してみたいと思っています。

自分の就職活動を振り返ると、プログラミングは好きでしたが、やりたいことが明確ではありませんでしたね。働くうちに自分の興味の方向性やキャリアの目標が具体的になっていきました。みなさんも、やりたいことが絞りきれないときは、働きながら見つけるという方法もあります。当社のように事業内容が幅広い会社なら、いろいろなことに挑戦できると思いますよ。

(先端技術本部AIラボ U.Hさん)

社内の雰囲気は

プレゼンの得意な人、プログラミングに長けた人、理系の人、文系の人…など、いろいろな社員がいて、懐の深い会社だと感じています。(U.Hさん)

新人研修で学んだ技術が仕事のベースになっています。プライベートも大切にしています。

就職活動では、「仕事をしながら、いろいろな世界を見てみたい」ということを軸に、業種を問わずに企業を探していきました。ソフトウェア開発の仕事を調べてみたところ、システムを通じて、さまざまな企業と関わる点に魅力を感じました。パソコンに向き合うだけでなく、お客様と対話をして解決策を提案するという仕事内容も自分にあっているように感じました。そこでIT系の会社に20社ほどエントリーしました。

文系の学部だったので、会社選びでは研修制度を重視しました。この会社は情報系の専門学校を母体にしているということで社員教育が特徴的でした。さらに海外拠点があったり、海外語学研修があったり、多彩な経験ができそうなことも魅力でした。会社訪問ではのびのび働けそうな職場の雰囲気も感じて、入社を決めました。

入社して2か月間は基礎研修がありました。札幌のウィークリーマンションに住みながら、講師の指導のもとでJavaのプログラミングを学んでいきました。研修の最後には5人1組のチームでシステムを開発。最低限のことをマスターできて不安がなくなりましたね。その後、水戸事業所に配属され、1年目はOJT担当の先輩社員と一緒にテスト業務から仕事に慣れていきました。

水戸事業所は主に組込みシステムを開発していて、私は半導体の検査装置を制御するシステムを担当しています。現在は協力会社のメンバー2人と仕事をしていて、プロジェクトの進捗管理などもしています。入社6年目になり、開発についてはスムーズにできるようになりました。今後はメンバーと協力して生産性を高めていくことが目標です。

また、仕事とプライベートの両立も大切にしています。プライベートでは学生時代から続けている趣味を土日のお休みの日はもちろんのこと、フレックス勤務制度や有給休暇を利用して継続させています。仕事で失敗を乗り越えた経験がプライベートでも生きており、私の中では切り離すことができません。これからもどちらも充実させていきたいと考えています。

(インダストリソリューション本部 U.Iさん)

社内の雰囲気は

入社前にしっかり企業研究をしたので、就職後も大きなギャップはありませんでした。文系出身でも、仕事のどこかで学んだことを生かせています。(U.Iさん)

企業研究のポイント

ITを含めた情報通信産業の市場規模は、全産業の中で最も大きく、商業や建設業なども上回ります。DX(デジタル・トランスフォーメーション)の動きもあり、今後も成長が期待できる分野だといえるでしょう。企業研究では、業界全体の裾野の広さや将来性に着目してください。AIやIoTといった新しい技術も広がっているので、将来性につながる企業の取り組みにも注目していきましょう。

市場が拡大する一方、エンジニア不足という問題もあり、情報系以外の学部の方にも活躍のチャンスが増えています。そこで大切にしてほしいのが、社員教育や研修制度です。IT業界の第一線で働くためには、継続的な研修が大事になります。当社では入社して2か月間の基礎研修でプログラミングを学ぶほか、4年目までフォローアップの研修があります。こうしたカリキュラムがあると、将来のイメージがしやすいのではないでしょうか。

IT業界に限らず、企業を調べるときは表面的なイメージで判断せず、データをもとに比較してみましょう。社風や人間関係が気になる方も多いと思いますが、離職率や平均在職年数などが参考になると思います。自分が重視すること、社会人になってやりたいこと、3年後や5年後のビジョンなど、しっかり自己分析をして企業研究を進めてください。

(HR推進部 リクルート推進室長)

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受託開発のほかにも、自社サービスとしてIoTやAR(拡張現実)のプラットフォームを提供している同社。こうした実績から企業の強みや得意分野を理解していこう。

マイナビ編集部から

東京、札幌、水戸、大阪、名古屋、そして海外に拠点を構え、システム開発をしている同社。大手システムインテグレーター(SIer)のパートナーとして、金融系、医療系、公共系、インフラ系、組込み系など、さまざまなプロジェクトに参加している。

札幌にある情報系の専門学校が創業のルーツということもあり、充実した社員教育が特徴だ。入社後はグループの専門学校で2か月間の基礎研修があり、Javaの基本をマスターできるほか、資格取得のお祝い金制度もあり、種類によっては最高20万円を支給している。さらに英語や中国語の語学研修に力を入れていて、文化や生活習慣を知るための海外語学研修も用意している。こうした手厚い体制で、文系から入社したエンジニアも大勢活躍している。

社内には、新規事業や業務改善のアイデアを社員から募る「MIプロジェクト」というユニークな制度があり、過去にはAR(拡張現実)サービスのプラットフォームなどを製品化した実績がある。AIを研究するAIラボも社内公募を契機として生まれた部署だ。仕事では経験できない新しい技術に挑戦しようという、社員のチャレンジ意識を高めるきっかけになっていた。

製品力やサービス力、オフィス環境、福利厚生など、いろいろな視点から企業研究ができるが、教育制度や社内制度にも注目して、自分に合った企業を見つけてほしい。

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AIやIoTなど時代の変化に合わせた技術を取り込んでいる同社。ITの奥深さ、面白さを知ってもらいたいと1day仕事体験ではAI事例紹介や開発体験を予定している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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