ITを含めた情報通信産業の市場規模は、全産業の中で最も大きく、商業や建設業なども上回ります。DX(デジタル・トランスフォーメーション)の動きもあり、今後も成長が期待できる分野だといえるでしょう。企業研究では、業界全体の裾野の広さや将来性に着目してください。AIやIoTといった新しい技術も広がっているので、将来性につながる企業の取り組みにも注目していきましょう。
市場が拡大する一方、エンジニア不足という問題もあり、情報系以外の学部の方にも活躍のチャンスが増えています。そこで大切にしてほしいのが、社員教育や研修制度です。IT業界の第一線で働くためには、継続的な研修が大事になります。当社では入社して2か月間の基礎研修でプログラミングを学ぶほか、4年目までフォローアップの研修があります。こうしたカリキュラムがあると、将来のイメージがしやすいのではないでしょうか。
IT業界に限らず、企業を調べるときは表面的なイメージで判断せず、データをもとに比較してみましょう。社風や人間関係が気になる方も多いと思いますが、離職率や平均在職年数などが参考になると思います。自分が重視すること、社会人になってやりたいこと、3年後や5年後のビジョンなど、しっかり自己分析をして企業研究を進めてください。
(HR推進部 リクルート推進室長)