最終更新日:2026/3/1

(株)内海機械

  • 正社員

業種

  • 機械
  • 機械設計
  • 金属製品
  • 半導体・電子・電気機器
  • 自動車・自動車部品

基本情報

本社
広島県

取材情報

事業について伝えたい

未来を変える現場力!ものづくりをアップデートする現場から

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各種メディアの取材や受賞歴多数!注目企業の視点に迫る

代表取締役 内海 和浩

「ぶっちぎりの短納期」を掲げ、日本の製造業のスピードと品質に革新をもたらす――そんな挑戦を本気で続けているのが、(株)内海機械です。納期厳守を絶対とする企業姿勢のもと、5S・3定の徹底とIoT・AIを活用したスマートファクトリー化を推進。現場では多彩なスキルを持つ多能工がノンストップで製造を担い、生産性と柔軟性を両立しています。今や全国から年間100組以上の視察団が訪れる同社。なぜこれほどまでに注目されているのか――その理由を、未来を見据えた取り組みから紐解いていきます。

「ぶっちぎりの短納期」を掲げ、業界でも注目される存在へ!

広島県福山市に本社を構える内海機械は、全国の製造業関係者から注目される企業の一つだ。「ぶっちぎりの短納期」を掲げる同社は、工場全体をショールームのように整え、高精度かつスピード感のあるものづくりを実現してきた。かつては地域に根ざした町工場の一つだったが、今ではスマートファクトリー化を成し遂げ、年間100組以上の視察団を迎える“モデル工場”へと進化している。その背景には、社員一人ひとりが「日本一を目指す」という大きなビジョンを真摯に追い掛けてきた企業文化がある。経営者は「大きな目標であっても夢では終わらない」と語り、社員たちはそれに応えるように実績を重ねてきた。

特に短納期へのこだわりは、ただスピードを追うだけではなく、顧客との信頼関係を築く上での絶対条件としてとらえられており、誰もが当たり前のこととして自然と浸透しているのだ。こうした姿勢は、同社の部品を受け取る取引先の生産スピードにも影響を与え、結果として日本全体のものづくりの競争力向上にも寄与している。スタートアップ企業や新規参入企業にとって、こうしたスピーディな対応は大きな追い風となり、地域産業や国内製造業の活性化にもつながっている。つまり、同社は単なる部品供給企業ではなく、社会全体の生産性を高める“ブースター”としての役割を果たしているのだ。

その短納期を支える一因となっているのが、同社が徹底してきた5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)と3定(定品・定位置・定量)の取り組みである。例えば、雑多に積まれていた工具は、使用頻度やサイズ別に徹底的に分類され、開閉ロスを最小化するためキャビネットには傾斜が施されている。こうした改善活動によって実に9トンもの不要物が廃棄され、工場はまさに「魅せる工場」へと生まれ変わった。また2021年には近畿大学と連携し、「段取りロスの視える化」にも着手。IoTやAIによって蓄積されたデータをログ分析することで、人と機械の総合力を最大化し、結果として機械稼働率は110%を達成、売上は1.75倍へと大きく向上した。このような実績が評価され、同社は2018年「輝け!経営者大賞」、2020年「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選出されるなど、数々の受賞歴を誇っている。

全国から注目を集める当社の魅力!

「技術力の高さと現場を常に進化させる姿勢が評価され、全国から“モデル工場”として注目されています」と語る内海代表取締役。

DXと多能工育成で、人が主役のスマートファクトリーを実現

内海機械の強さは、機械設備やIT技術に留まらない。「人が主役」のスマートファクトリーという発想こそが、同社の本質だ。DX(デジタルトランスフォーメーション)を単なる効率化ではなく、人材の価値を最大化する手段ととらえている点が特徴的である。また全社員に対しては、職種に関係なく資格取得を推奨しており、技術職の国家資格はもちろん、事務職や営業職のビジネス実務マナー、ITパスポートなど、多様な分野への挑戦が奨励されている。ただし、資格取得そのものが評価対象になるわけではなく、挑戦を通じて得られる「自信」や「成長実感」が、仕事の質や姿勢を高めるという考えに基づいている。

同社のもう一つの軸が、多能工育成への徹底した取り組みだ。全社員が製造工程全体を把握し、それぞれの得意分野を活かして連携する体制が敷かれている。その結果、特定の人材に業務が集中せず、有給取得や急な体調不良時も柔軟なフォローが可能。全員が他の業務内容を理解しているため、引き継ぎもスムーズで、高品質な製品を安定して届けられる。

そして、こうした成長の原動力となっているのが「お客さまからの評価を最上位に置く」同社の評価制度だ。社内では「自分でできたと思うかどうかではなく、お客さまに認められたかどうかが重要」という考えが共有されている。お客さまから届いた言葉は、朝礼や月例会議を通して全社員にフィードバックされる仕組みがあり、「誰がどんな対応をして、どんな評価をもらったのか」がオープンに伝えられる。そうした言葉を直接知ることで、「自分の仕事が誰かの役に立った」と実感する機会が増え、それが新たな挑戦のモチベーションへとつながっているのだ。

「資格を取得したことより、実際に任されて製品づくりを担い、お客さまから“ありがとう”と言葉をもらえたときが一番嬉しい」。ある社員のそんな言葉にも表れているように、評価軸が“他者の視点”にあるからこそ、仕事の意義や手応えが深まり、成長スピードも格段に早くなるのだ。

全国から注目を集める当社の魅力!

年間100組以上の企業・研究機関が視察に訪問。現場で感じる「魅せる工場」の美しさと革新性が話題に。ものづくりの未来を体感できる場所だ。

「モデル企業」として社会に誇れる誠実な仕事を、次世代とともに

挑戦を恐れず、常に時代の先を見据えて変化を続ける内海機械。2025年には、再生可能エネルギー分野に特化した新工場が竣工し、水力発電用減速機に関する製品などの生産がスタートする予定だ。国の方針に即応し、グリーンエネルギー領域へ踏み出した背景には、「これからの成長産業に貢献したい」という明確な意思がある。同時に、工場には最新鋭の設備が導入され、さらなる技術革新を進めていく。事務所も例外ではなく、スマートスピーカーによる音声操作やAIソフトの導入など、新たな取り組みが次々と始まっており、製造現場とオフィスの両輪で「スマート化」が加速している。

こうした技術革新において同社が重視しているのは、あくまで“人の力”だ。特に注目されているのが、「ITと業務の融合」を担う新たな人材像である。製造の現場で技能を磨くだけでなく、ITの知見も併せ持つことで、ものづくりのあらゆるプロセスを最適化する。社会全体でもITリテラシーが求められる中、同社では新卒社員も積極的にITスキルを習得。先輩社員とともに新しい技術に挑みながら、DXの担い手として成長していく姿が見られる。

また、同社には毎日のように訪れる企業や研究機関の視察者を前に、社員たちには「見られている」という意識が強く根づいている。自分たちの取り組みが手本になっているという誇りを持ち、現場では確かな自信と使命感を抱きながら、日々の業務に向き合っている。メディアへの登場や講演活動も多く、全国から集まる視線が「自分たちの行動に責任を持つ」意識をさらに高めているのだ。

こうした同社の取り組みは、日本のものづくりの再興にもつながっている。2024年の「IMD世界競争力ランキング」では、日本は63カ国中38位(2024年6月の「IMD世界競争力ランキング(WRC)2024」より)と大きく順位を落としたが、同社のように現場から変革を起こし、成長分野に挑戦する企業こそが、国全体の競争力を底上げする存在として期待されている。誰でも最初は知識も経験もゼロ。しかし、挑戦する意欲と周囲のサポートがあれば、人は驚くほど成長できる。同社は、そんな一人ひとりの可能性を信じ、長期的な視点で人を育てる企業だ。次世代の担い手として、誇りを持って社会に貢献したい人にとって、まさに理想的な成長フィールドと言えるだろう。

全国から注目を集める当社の魅力!

経済産業省「はばたく中小企業300社」にも選出。各種メディアで紹介され、講演依頼も多数寄せられる注目企業として全国的に認知が広がっている。

学生の方へメッセージ

企業研究を進める中で、インターネット上の情報に頼ってしまう場面も多くあると思いますが、私が学生の皆さんに伝えたいのは、「ぜひ現場で“空気感”まで感じてほしい」ということです。文章だけではわからないことが、現場に立てば一目瞭然です。例えば、私たちの工場には毎年100組以上の視察団が訪れますが、その中の多くの方が「現場を見て初めて内海機械の凄さがわかった」と言ってくださいます。

私たちが企業見学を歓迎しているのは、「当社の良さを知ってもらうため」だけではありません。むしろ本当の目的は、「その環境の中で自分がどう成長していけるのか」を、学生自身に思い描いてほしいからです。社会に出れば、最初に持っていた知識やスキルだけで通用し続けることはありません。必要なのは、変化の中で学び続け、成長し続ける力です。だからこそ、企業研究では「この会社でどう成長していけるか」「どんな力を身につけられるのか」という視点が大切です。ぜひ、企業訪問の場では、働く人の姿や雰囲気を肌で感じながら「自分も成長していけるかどうか」をじっくり見極めてください。それこそが、将来のキャリアを切り拓く第一歩になるでしょう。
<代表取締役 内海 和浩>

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「ぶっちぎりの短納期」を掲げたスマートファクトリー化で注目を集める同社は、各種メディアの取材や受賞歴も多数。全国各地から視察が相次いでいる。

マイナビ編集部から

地方の一企業に過ぎなかった(株)内海機械が、今や日本の製造業界でも圧倒的な存在へと成長を遂げている。徹底的な意識改革と現場改善、そしてIoT・AIを駆使したスマートファクトリー化は、決して一過性の改革ではなく、社員一人ひとりに根ざした文化として定着している。さらに、評価の基準を「お客さまの声」に置くという同社の姿勢や、多能工体制によって支えられた柔軟かつ強固な組織づくりには、あらゆる業種に通じる普遍的な価値がある。

注目はさらに高まっており、本社工場に隣接する建設中の新工場では、水力発電など再生可能エネルギー分野に対応する製品の生産が予定されている。これは同社のさらなる事業成長だけでなく、次世代の社会インフラづくりにも直結する動きだ。実際、スタートアップや半導体、宇宙開発といったスピードが求められる分野では、同社の“短納期力”が大きな武器となり、産業全体の成長を後押ししている。

DXが加速する今、企業価値は規模の大小では測れない。むしろ「どんな未来に貢献しているか」が問われる時代において、同社のように現場から社会を動かす企業こそが本質的な力を持つのだと感じた。ぜひ数字や見た目の華やかさにとらわれず、「自分の仕事がどんな未来とつながるか」という視点でも、企業研究に取り組んでみてほしい。

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現場から社会を動かす力を持つ企業として、若手人材の育成にも大きな期待が寄せられている同社。今後は再生可能エネルギー分野への挑戦を通してさらなる事業拡大を目指す。

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