【横田】ミスマッチを防ぐためには、まず業界や職種に対する理解をしっかり深めることが大事。例えば、IT業界と一言で言っても、業務系システムやWebシステム、自社パッケージの開発、ネットワークの構築など、さまざまな活躍の領域があります。それぞれの違いを把握した上で、自分がやりたいこととリンクする会社を選んでいけば、理想の会社と出会えるでしょう。
【和田】企業研究を行う際は、会社の規模や事業内容、取引先、仕事内容、待遇、福利厚生など、さまざまな情報に目を向けることが大事。それらを同業他社と比較してみることで、その会社の強みや特徴、ウイークポイントが明確になるでしょう。同時に、自分が仕事をする上で大切にしたいことを知っておくことも大事。譲れない軸をしっかり持っていれば、途中でブレることはないと思います。
【斉藤】私は比較的早い段階でやりたいことが見つかったのですが、そうではない人も多いでしょう。企業選びの基準さえ見つからない場合は、業界や仕事ではなく、職場環境の良さに注目して会社を絞り込んでいくのもおすすめ。例えば「プライベートを大切にできるなら、どんな仕事でも頑張れる」という人もいるかもしれません。会社のリアルを知りたい場合は、積極的に多くの社員の生の声に耳を傾けるといいでしょう。