最終更新日:2026/7/17

大林道路(株)【大林グループ】

業種

  • 建設
  • 建設コンサルタント
  • 設備工事・設備設計
  • 建材・エクステリア
  • 建築設計

基本情報

本社
東京都

取材情報

先輩達の”キャリアアップ”

「社会インフラを守ることは人の命を守ること」熱い想いと覚悟をもって地域社会に貢献

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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大型現場の醍醐味を体感し成長する施工管理者のキャリアレポート

培った高い技術力で社会基盤の構築に貢献する情野さん。工事責任者として東北地方の高速道路や都心の商業ビル外構工事等、多彩な現場を経験してきた。後輩を指導する場面も増え、管理職として成長を続けている。

情野 拓也
関東支店 東京第2営業所
工学部都市環境工学科卒/2007年入社

東北支店宮城営業所等で約11年、関東支店東京第2営業所で約6年勤務。現在は工事主任として都心案件を中心に活躍。休日は子どもと触れ合うことでリフレッシュしている。

入社1年目はわからないことを全て質問した。積極的な姿勢が現場での信頼の要となる。

大学時代は都市環境工学科で地盤工学を専門に学びました。父が土木系の仕事に従事していた関係で、幼いころから土木業界につながる学びを志向していました。もとは内気な性格でしたが、アメリカと中国の姉妹校へ短期留学したことで、積極的に行動できるようになりました。言語や文化を中心に学びましたが、アメリカの率先して主張し、行動する風土に感化されたことで、成長できたと感じています。

私が大林道路に入社を決めたポイントは2点あります。1点目は、大林組のグループ企業で幅広い実績や技術力に定評があり、社会インフラという日本経済の動脈づくりをしたいという、幼いころから考えていた希望を叶えることができる事業領域があることです。2点目は、高校生の頃から当社を志望していたことです。当時は大学へ進学しましたが、面接時に「高校生の時も志願した」と語ると、人事担当者が覚えていてくれたことが非常に嬉しく、温かい社風を肌で感じ、当社に入社したいと心から思ったことです。
入社後、約1ヶ月の集合研修を神奈川県の研修施設で行い、道路工事の基礎知識、測量等座学で学び、三浦海岸で測量と丁張設置の練習を行いました。その後、群馬営業所、飛騨アスファルト混合所、技術研究所で現場実習、品質管理試験の研修を行い、入社半年後に東北支店岩手営業所に配属となりました。
初めて従事したのはショッピングセンターの造成工事でした。協力会社の作業員が1日100人従事する広大な敷地の大型現場です。当時私が心がけていたことは先輩職員の行動や指示の意味を理解するために積極的に質問することでした。真似することは簡単ですが、理屈がわからなければ応用できません。先輩職員が不在の際は、協力会社の作業員さんに作業の合間を見て貪欲に質問をして覚えました。測量から写真撮影、資機材の搬入、保管場所まで細かく確認していました。現場を熟知する作業員さんの懐に飛び込むことで、次第に確認したい内容以上のことも教えていただけるようになり、より知識が深くなりました。
造成工事は単に土を平らにするのではなく、周辺道路や敷地内の排水工事等の地下構造物も整えることが必要です。工事竣工時の自治体検査で「仕上がりが綺麗」と褒めていただいたことでやりがいを感じ、改めて工事に関わった多くの方々へ感謝の気持ちと、自分一人では成しえないことも同じ目標を持った仲間となら達成できると感じました。

先輩の仕事シーンを紹介

道路舗装工事だけではなくビル外構工事等、様々な構造物系工事を経験。知識や経験も豊富で後輩職員や現場作業員から信頼される存在だ。

東日本大震災で活躍した三陸道を手掛けたことで改めて社会インフラを担う責任を実感

入社3年目の2009年に三陸道の山間部約2kmにわたる舗装工事の現場担当になりました。国土交通省からの元請工事で、山間部のアスファルト舗装、トンネル内のコンクリート舗装工事が主な工種です。私は測量や写真管理、施工図面の作成、資機材の調達も含め工程管理を担当しました。硬質岩盤で施工が困難な箇所に地下電気ケーブルや排水管等を設置し、次工程で設置済み箇所を損傷しないよう細心の注意を払う必要がありました。
工事を進めていく中で、どうしてこんな山間部に道路をつくるのだろうと先輩職員に質問したところ、「津波が来ても問題ない高さに設計されている」との返答でした。当時は「ここまで高い場所を道路にする必要があるのか?」と疑問に感じました。
その後、2010年にトンネル内のコンクリート舗装工事にも着手し、アスファルト舗装とは全く違った舗装工事を経験することができました。やはり道路はでき上がったときに最初に足跡を刻める、ということが一番のやりがいです。きれいな道路を踏みしめながら、まっすぐ先に伸びた真新しい道路を見ると感無量になります。

この三陸道は2011年3月5日に開通となりました。その6日後に東日本大震災が発生しています。沿岸部に津波が押し寄せ、現在も爪痕が深く残る未曾有の大震災でしたが、我々が施工した三陸道は設計通り津波の影響はなく、地震発生後すぐに車両を通すことができました。周辺被災地に支援物資を供給できる唯一の幹線道路として機能しました。この経験が、道路が命を救うインフラだということを改めて実感し、仕事に対して使命と責任を肝に銘じるターニングポイントとなりました。

先輩の仕事シーンを紹介

かつて設計図面や工事日報を紙媒体で管理していたが、タブレット等を活用したICT化を促進。効率的に生産性を上げるため、現場の進捗、品質、安全性を常に確認している。

懐の深い信頼されるリーダーへ。工事主任から工事長、所長を目指していきたい

2012年から2014年には、岩手県の宮古漁港の災害復旧工事を担当しました。宮古は東日本大震災の津波被害も大きかった場所で、船の接岸部や周辺一帯をコンクリート舗装にする工事でした。しかし、周辺にコンクリート工場は一つしかなく、他会社と順番や配分の交渉を行いながら施工しました。生コンクリートを港まで運ぶことが困難であったため、生コンクリートを製造できる船を着岸させ直接現地に供給する方策を取り、工程が遅延しないよう工夫しました。漁港や市場では多くの地元の方々が仕事をしているため、作業区画確保のために毎日漁港の皆さんと調整をしていました。津波被害で親しい方に不幸があった方もいましたが、全員で明るい漁港を復活させようという思いを強く感じ、私も地域に溶け込みながら励まし合って工事を進めたことが思い出されます。
その後も宮城県、福島県で建築外構工事を担当しました。建築外構工事は建物の建築工事が終わった後の工事全体の最終段階です。美しく仕上げることと納期に間に合わせることの両方が求められます。この時期になると建築工事業者、設備業者等と施工エリアの調整が頻繁に行われますが、主導権を握らなければ、足場等がいつまでも残置されて外構工事が進みません。当社が舗装、植栽、フェンス工事等を施工し、周囲と調和した美観となっていく瞬間は何度味わっても飽きることの無い達成感があります。
2018年には関東支店東京第2営業所に異動となりました。都内の大型建築外構工事に携わり、2020年には工事主任にキャリアアップしました。都内の交通量の多い幹線道路等の大型開発プロジェクトも経験でき、全国どこでも対応できると自信が付きました。しかし、東京での仕事に慣れてきた頃に、私の不注意で施工が一次中断することがありました。上司から原因を問われ「確認不足」と回答すると、「責任者として覚悟が足りない」と指摘されました。以来、最後までやり切る覚悟に後輩職員や協力会社がついてきて初めて一人前と考えるようになりました。
将来は営業所長になって、全員が働きやすい環境の中で安全第一に成果を出せるようマネジメントすることが目標です。後輩職員には嘘やごまかしだけはしないように教育していきます。自分で考えて挑戦したことに失敗はなく、謙虚に学ぶことの大切さを伝え、さらなる成長を促すことで懐の深い信頼されるリーダーになりたいと考えています。

先輩の仕事シーンを紹介

屋外業務だけでなく、工事事務所では資機材発注や工程管理を中心に行っている。施主や協力会社等との工程調整は工事責任者として必須であり、対話力や調整力が求められる。

企業研究のポイント

建築・土木業界は、経験工学と言われ、現場で経験してこそ理解できる業界です。現在ではICT技術が多く導入され、図面や資料も紙媒体からタブレット端末に変化していますが、昔から存在しているものが形を変えているだけです。理屈は変わっていません。だからこそ、大学で学ぶ基礎や、アナログな測量・設計方法は大切にしてください。基本が理解できてこそ最新ツールも使いこなせます。一見無駄と思われる作業も自分でやってみてこそ原理原則が理解できるものです。

私は企業選びにおいては3点重視していました。
1.企業理念は共感できるか
2.幅広く実績を確認し、自身のやりたい業務ができるか
3.家賃補助等の福利厚生は充実しているか
当社は単身赴任となった場合にも、月2回は帰省旅費が支給され、家族との時間を大切にできますし、独身者もワンルームタイプの単身寮に住むことができます。給与や賞与にも満足しており、仕事のやりがいに繋がっています。企業研究の際には初任給等の短期的視野ではなく、長期的視野で働きやすい環境かどうか、ぜひ確認してみてください。

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測量業務は、施工管理業務の基本。大学で学んだ測量技術の基礎は社会でも十分生かせる。正確なデータから緻密な計画も生まれ、スムーズな施工管理につながる。

マイナビ編集部から

スーパーゼネコン・大林組のグループ会社である大林道路は、1933年の創業以来90年以上、高速道路や国道等の舗装を通して日本の交通インフラの整備に尽力してきた。空港や港湾、下水道等の工事も手がけるほか、メガソーラーの施設建設をはじめとする再生可能エネルギー事業にも進出。さらには大型ビルや工場の外構工事、高機能舗装による環境保全、道路や下水道等のメンテナンスにも取り組む。

伝統に裏打ちされた底力と、社会の変化とともに絶えず進化し続ける力、その2つを兼ね備えている点が同社の強みだろう。実際、国が推奨するICT(情報通信技術)の開発・活用に向けた取り組みも進めており、老舗ながら新しいことにもアグレッシブに挑戦している。

今回、中堅技術者の情野さんに話が聞けたが、東北から首都圏までの案件一つ一つが血肉になってインフラを担う者としての責任と覚悟、使命感となっていることが感じられた。アナログ的な原理やホットな心も大切にしたうえでデジタル技術を駆使しており、さらに太い幹のような人間力を備えて信頼されるリーダーへ成長する姿が印象的だった。

全国各地で多様な事業を展開するだけに、職員の活躍フィールドも広い。建築・土木への旺盛な興味をもとに、日本の国土形成や豊かな社会の創造に貢献したいという熱い想いを持つ人にお勧めしたい。

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東京・千代田区に本社を置く大林道路。大林組のグループ会社で全国約100カ所に支店や営業所、研究所等を展開し、日本経済の根底となる社会基盤の構築を担っている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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