最終更新日:2026/7/2

(株)三洋製作所

業種

  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 機械設計
  • 精密機器
  • 機械
  • 金属製品

基本情報

本社
栃木県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

宇都宮市を拠点に、航空機関連や消防設備などのモノづくりに上流から貢献!

  • 機械系 専攻の先輩

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社内表彰を励みに、さらなる成長に挑む先輩たち

大手クライアントとのタフな交渉、自らの提案が呼び込んだ大型受注――「まずはやってみよう」が浸透した社風のもと、チャレンジを楽しみ、確かな成果をあげてきた先輩技術者2名に、モノづくりの魅力を伺いました。

■狩野 貴洋さん(写真右)
第2事業部 業務3課
2012年入社/工学部未来ロボティクス学科卒

■仁平 翔太さん(写真左)
品質保証部 生産技術課
2014年入社/工学部機械工学科卒

手順書のデジタル化を推進し、ミス削減に貢献。「こうしたい」という意見を伝えやすい職場!

【狩野さん】大学ではロボットについて研究し、ロボットの製作やプログラミングなどを通してモノづくりの面白さを味わった4年間でした。卒業後もモノづくりに携わりたいと思い、企業研究では製造業を中心に検討。なかでも当社は私の出身地である宇都宮市に根ざしたメーカーで、地元に戻って働きたいという希望も叶えられることに惹かれ、志望しました。

入社後は3カ月間、同期入社の仲間たちと一緒に自社の全部署をローテーションし、会社全体について理解を広げることができました。その後、航空機部品を手がける事業部へ配属となり、自社工場にて約8カ月間にわたる現場研修がスタート。航空機部品の加工や組立、検査などの各工程を回ることで、製造の流れや品質管理の厳しさ、先輩たちの技術力の高さに触れることができ、とても有意義な期間でした。研修の締めくくりの1カ月間は、当社のお客様である航空機メーカーに常駐し、お客様先の業務を学ぶ機会にも恵まれました。そのとき、お客様から「三洋さんはきめ細かく対応してくれるので、とても助かっているよ」と、お客様から率直な評価を聞き、自社への誇りを強くしたことを覚えています。

研修後は部品加工に配属となり、航空機の構造部品として用いられる板金部品や形材部品の加工を担当しました。部品の仕様書をもとに、製造計画の作成から加工機械のプログラミング、オペレーション、進捗管理まで、工程全般を経験し、部品加工に関する知識・技術を広く深く学ぶことができました。

いつも心掛けていたのは、丁寧なコミュニケーションと品質・効率の追求です。製造計画を立てる際には、どうしても現場に負荷がかかる製造数量を計画しなくはならない場面も出てきます。そうしたときこそ、現場スタッフとのやりとりを重ねて段取りや優先順位を見直し、現場の負荷軽減に努めました。品質・効率については、紙ベースの手順書が根強く使われており、情報・技術の共有や業務引き継ぎの効率が悪く、ミスを誘発しかねない状況が見られました。上司や先輩、後輩と共に、手順書や技術情報のデジタル化に着手。誰もがデジタル上で技術情報を閲覧でき、同品質の業務を進められるように改善することができました。このように若手も意見・アイデアが言いやすく、裁量をもって仕事に取り組めるところに当社の社風が表れていると思います。

先輩が感じる会社の魅力は?

ワークライフバランスのよさです。一人ひとりが多能工としてマルチに技術を身に付けているので、有休取得の際も同僚に安心して任せられ、オフを満喫できます」(狩野さん)

「シンプルな設計」を追求し、コストダウンを実現。放水銃の新規受注にも結びついた

【仁平さん】学生時代にはウォータージェットの流動性について研究し、地元・栃木県で製造業に就きたいと考えて就職活動を進めました。なかでも三洋製作所に決めたのは、県内の製造業の中では規模が大きく、航空機やOA、半導体関連、防災システムなど、幅広い分野の製造を手がけていることに、情勢に左右されにくい“強さ”を感じたからです。

私は入社から11年目の現在まで、生産技術課にて設計職としてキャリアを重ねています。キャリアの始まりを振り返ると、入社1~2年目はじっくりと設計職としての基礎固めに専念。先輩のフォローを受けながら部品加工に用いる治工具や完成部品を入れる梱包材などの設計を担当し、先輩による添削・フィードバックをもとに改善を重ね、スキルアップに励みました。

本格的に製品設計を担当し始めたのは、3年目からです。それ以来一貫して手がけているのが、トンネルやイベント施設等に設置される消火・防災設備の設計です。例えばトンネル内の消火栓を設計する際には、トンネルの構造によって内部の電装や配管の仕様が異なるため、まずはクライアントである消火設備メーカーから仕様の詳細を確認します。その仕様をもとに3DCADで3Dモデルを作成し、お客様へプレゼンテーション。その後、お客様から承認が下り次第、図面化に着手するというのが大まかな流れです。

私なりに心がけているのは、できるだけシンプルに設計し、製造のコストダウンをめざすということです。筐体や配管などをシンプルな構造にし、加工しやすくすることで、部材や工程を削減でき、製造過程での不具合も起きにくくなります。今から6、7年前には、ドーム球場やイベント施設などの天井に設置し、天井からピンポイントに火災位置を探知して消火を行う放水銃の製品リニューアルを担当しました。私が提案したのは、筐体の組立方法を溶接からリベット締結に切り替え、工程を簡略化することでコストダウンを実現するというプランでした。リベットに切り替えることによって強度が落ちてしまうと本末転倒ですから、シンプル化をめざしながら強度を確保するためにはどうすればいいかと、日々検討を重ねました。その結果、お客様に設計案を気に入っていただき、大型の新規受注を果たすことができました。社内で社長賞にも輝き、手応えを強く感じた案件として印象に残っています。

先輩が感じる会社の魅力は?

「設計・開発、金型製作、加工、組立などを自社で一貫しているので、意欲次第でモノづくり全般を経験できます。技術者としてスピーディに成長できる環境です」(仁平さん)

橋渡し役として、設計職として、それぞれからモノづくりに貢献し、技術力アップに励み続ける

【狩野さん】部品加工を約9年間経験後、現在の業務3課に移りました。航空機メーカーと航空機部品の仕様や見積、納期等について調整し、当社の製造現場とのつなぎ役を担っています。航空機メーカー側と当社双方にとってよりよい条件を導き出すことは、容易ではありません。だからこそ、調整をうまく進められ、受注に至ったときの手応えは格別です。

まだ異動1年目だった昨年には、さまざまな社会情勢を考慮し、会社として部品の受注額の全面的な見直しが必要という判断に至りました。航空機メーカーとの価格の調整・交渉役を担った私は、これまでの契約内容や取引実績をつぶさに閲覧し、上司・先輩のフォローを受けながら新価格の根拠となる資料を入念に準備して交渉に臨みました。交渉の席では先方の上層部に対してプレゼンテーションを実施。その結果、お客様にご理解いただき、こちらの希望額に対して満額でご了承いただきました。

この件が認められ、社内で社長賞を受賞しました。しかし、決して満足はせず、会社を代表してお客様との窓口を担うためには、当社についてもっと広く理解する必要があると日々痛感。これからも知識・技術の習得に挑み続けたいと思います。


【仁平さん】私が設計する消火設備は、当社で完成品に仕上げて納品しますので、自らの設計が製品としてカタチになり、各所で利用されることにやりがいを実感できます。製品設計を担い始めた入社3年目には、自ら設計した消火栓を高速道路のトンネルに設置する施工現場に立ち会ったこともあります。この製品がこれから交通インフラを支えていくことに思いを馳せ、作り手として誇らしく見守りました。

お客様の品質・コスト・納期等に関する要望は決して簡単ではなく、優先度を考えながらバランスよく設計することに難しさを日々感じています。しかし、決して一人で頭を抱えるのではなく、上司・先輩が的確にフォローしてくれるので、のびのびと課題に挑んでいます。前例のない設計を提案する際も、上司には「試作品を作って検証しよう」と背中を押され、製造の皆さんも快く協力してくれるので心強いです。

当社はモノづくりの上流から担う開発提案型を強みとし、金型製作から加工、組立、検査、梱包まで自社一貫体制を築いています。設計職としても電気、板金、塗装、構造など幅広い知識が求められますので、これからも自己研鑽に励み、設計を突き詰めます。

先輩が感じる会社の魅力は?

クライアント企業の製品試作の段階からモノづくりに参画し、要望にきめ細かく対応する三洋製作所。部署の垣根を越えた情報交換も活発に行い、アイデアを具現化している。

企業研究のポイント

気になる企業があれば、インターンシップや仕事体験などに積極的に参加してみてください。働くうえで大切になる職場の雰囲気や社員の人柄、労務環境などを体感でき、自分との相性も感覚的に掴みやすくなるからです。特に当社のような製造業は現場ありきですから、なおさら現場に足を運び、検討していただきたいと思います。

当社には「まずはやってみよう」という社風が育まれ、チャレンジした結果であれば失敗を許容し、次につなげようという懐の深さがあります。器の大きな上司が多く、若手社員にも裁量を託してくれます。もちろん任せっぱなしではなく、的確にフォローしてくれるので、安心してチャレンジできる環境です。

もう1つポイントとして挙げたいのは、将来にわたって安定して働ける会社なのかどうかを知る手がかりとして、企業の財務状況を調べてみることです。例えば流動比率や固定比率、自己資本比率などの指標をチェックすると、その企業の安定性を測ることができます。

一般的に自己資本比率が50%以上の企業は優良といわれるなか、当社は80%を超え、強固な財務基盤を築き上げています。現社長は常々「社員みんなが安心して働ける会社づくりをめざす」と公言し、堅実な経営を行っていますので、末永く働き続けることができます。
(総務部長 高橋佳広 ※高ははしごだか)

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「当社の仕事体験プログラムでは、職種体験や工場見学、先輩社員との座談会などを通して、現場の特徴や社員の人柄についてリアルに知ることができます」(高橋さん)

マイナビ編集部から

1952年に創業以来、栃木県宇都宮市を拠点とし、現在は航空機事業、精密板金加工事業、熱交換器事業を幅広く展開する三洋製作所。金型製作からすべての製造工程を自社で手がけ、仕様・品質・コスト等の要望に柔軟に対応できることから、顧客企業から厚い信頼を得ている。航空業界の国際認証を4つの工程で取得していることからも、同社の高度な技術力と品質管理の徹底ぶりが伺える。

今回取材した2名は、いずれも会社の成長に寄与する働きぶりが認められ、社内表彰で社長賞に輝いている。それぞれの職場でエースクラスの存在だといえるだろう。しかし、自らの成功体験や技術力に驕ることなく、謙虚に技術を学ぶ姿勢が取材を通して見受けられた。若手・中堅の技術者たちに常にレベルアップをめざす心構えが浸透していることに、同社の強さが表れているともいえよう。

技術者一人ひとりが特定の分野に限らず、幅広い業務経験を通して技術を広げていることも、同社の特徴の一つである。いわゆる多能工化によって、相互に補いあうことが可能となり、残業の抑制や有給休暇の取得率アップにつながっているとふたりも話す。ワークライフバランスを良好に保ちながら技術を磨ける同社は、これからも栃木県を代表するメーカーの一つとして、社員とともに成長を続けていくことだろう。

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同社は働きやすい環境づくりへの投資を惜しまず、各工場には先端設備が整い、クリーンな環境が保たれている。気持ちよくモノづくりに励み、やりがいを実感できるだろう。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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