最終更新日:2026/7/28

佐伯広域森林組合

業種

  • 農林・水産

基本情報

本社
大分県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

持続可能な緑の資産を次の世代へ。一貫体制を支えるダイナミズムとやりがい。

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新たな技術と人の絆で未来を拓く、若き職員たちの挑戦。

苗木生産から製材加工まで自前で担う一貫体制のもと、持続可能な森づくりに挑む佐伯広域森林組合。自然と共生しながら地域の未来を拓くやりがいや、新たな挑戦、温かい職場の魅力を、3名の先輩たちに聞いた。

(写真左から)
■事業部 森林整備課 矢野 翔大さん(2022年4月入組)
■事業部 森林整備課 首藤 太一さん(2022年4月入組)
■流通部 加工流通課 永原 勇希さん(2025年11月入組)

人と繋がり、仕事を渡し、健やかな森を未来に送る。自然を舞台に働く魅力とは。<矢野さん>

実家が山を所有していたことから林業に興味を持ち、林業科を経て「佐伯広域森林組合」に入組しました。約3ヶ月間の新入職員研修で管理業務の基礎を学び、森林整備課に配属。現在は、旧佐伯市内から海岸部エリアの担当として、地域の山林所有者様との打ち合わせや、植林・下草刈り、間伐・伐採といった現場作業の予算・工程管理、行政手続きなどの管理業務を行っています。

実際に現場で伐採や植え付けなどの作業を行うのは、主に民間の作業班(協力業者)です。私たちの役割は、健全な森を次世代へ引き継ぐため、彼らの仕事がスムーズに進むようサポートすること。といっても、それは口で言うほど単純ではありません。地続きの山林も区画ごとに持ち主が異なるため、森林管理を行うにはその都度、各所有者様の合意形成が必要です。さらにその顔ぶれも、長年地元に暮らし続ける地域住民の方ばかりではありません。県外への移住者の方もいれば、相続したものの管理に関心の薄い方など、実にさまざま。地元住民の方であれば普段からまめに訪問して信頼関係を築き、県外在住者の方には電話などで丁寧に説明。土地の維持管理に悩んでおられる所有者様に対しては、隣接する所有者様へ繋ぐお手伝いをすることもあります。

また、森林管理の現場実務に不可欠な作業班への配慮も欠かせません。一部の業者に負担が偏らないよう作業規模や現場状態を見極めながらまんべんなく仕事を割り振ったり、必要な資材が遅延しないようあらかじめ手配を整えたり。自然を相手にする林業ですが、実は人とのコミュニケーションや調整力が何より求められる仕事です。苦労もありますが、だからこそ所有者様から「山がきれいになった」、作業班の方から「良い仕事を振ってもらえた」と喜んでもらえたときの達成感は大きいです。また、工程を経て木々が成長していく姿を見守れることや、伐採された木材が建築資材として長く人々の生活に生かされていく実感が得られることも、この仕事の喜びの一つです。

森林整備課では、基本的には一人で担当エリアを任されるため個人プレーの側面もありますが、上司や先輩はみんなフレンドリーで、分からないことは熱心に教えてくれる温かい人ばかり。林業への関心はもちろん、人と関わることが好きな私にとって、働きやすさと大きなやりがいを実感できる職場です。

前線で活躍する先輩たちが伝えたいこと

「在学中は現場技能がメインで、入組後、書類作成や予算管理に苦労することもありましたが、着実に経験を積むことで自信をもって取り組めるようになりました」(矢野さん)

人と自然に寄り添いながら、豊かな森のあるべき姿へ。今を生きる私たちのミッション。<首藤さん>

私たち森林整備課の仕事を分かりやすく言い換えると、「収穫期を迎えた木々を伐採した山を、再び豊かな山へと戻す」ことです。まずは山林所有者様へ伐採や再造林の相談をし、ご希望を聞き取ります。その後、作業班への発注や現場の工程管理、苗木の成長確認を行い、地域の財産である森林を健康で安全な状態に維持するのが使命です。再造林時の植え付けにはスギを用いるのが定石ですが、所有者様から「自分の区画を分かりやすくしたい」「サクラやイチョウを植えてほしい」といった個別の要望をいただくこともあり、その場合はできる限りご希望に沿った計画の立案を行っています。

再造林の最終決定権は所有者様にあります。しかし、伐採したまま放置された山は自然災害を誘発したり、地球温暖化を加速させたりすることにもなりかねません。山林に一度人の手を入れたら、再び人の手で元に戻す。それは、自然の恩恵に生かされてきた私たちの責任です。「山に戻すべき理由」を丁寧にお伝えし、未来へ向けた健全な森づくりを提案し続ける存在でありたいと考えています。

自然を相手にする仕事ですが、実は日々の仕事の中心は「人」と関わること。一山当たり多ければ十数人の所有者様との折衝が発生しますし、現場作業をお願いする作業班、資材調達先、補助金申請に係る関係各所を含めると、一つの山の管理だけでも非常に多くの人たちとの関わりがあります。いざという時の相談や発注業務をスムーズにするためにも、日頃からコミュニケーションを重ねて信頼関係を築いておくことを大切にしています。

こうした日々の業務を支えてくれるのが、職場の頼もしい仲間たちです。職員同士の連携はとても緊密で、資材の融通や繁忙期の手伝いなど、お互いに助け合う風土が根づいています。同じ森林整備課には同期の矢野君もいるため、密に相談し合える環境は本当に心強いです。上司や地域の皆様も人柄が良く、忙しい時期でも気軽に相談できる安心感があります。

一方で、季節による業務の変化もこの仕事の特徴です。作業班への工程管理について、夏は下草刈りが集中し、秋から春は植林作業、冬には野生動物による食害を防ぐ獣害対策ネットの設置などを行います。年間を通じた多様な業務を通じて、春の芽吹きや花の開花、夏の川の涼しさ、秋の紅葉、冬の荘厳な景色など、美しい季節の移ろいを肌で感じられるのも、この仕事の大きな魅力です。

前線で活躍する先輩たちが伝えたいこと

「森林管理の仕事は地道ですが、未来に繋がっていくやりがいは十分。人の関わりや自然の移ろいを楽しみながら働けるのも、大きな魅力の一つです」(首藤さん)

工場から林業の未来を拓く。新施設のかじ取りを担い、統括者を目指す挑戦。<永原さん>

私が現在担っているのは、2026年1月に稼働開始したツーバイ材加工施設での品質管理です。製材・加工計画に沿って作業工程を組み立てることから始まり、工場内の稼働状況や進捗を確認しながら、在庫管理まで幅広く担当。また、機械メーカーとも連携しつつ基本的なメンテナンスの手法も一通り習得しました。その際に作成した動画や紙資料のマニュアルをもとに、今後は現場スタッフへの指導も行う予定です。

当工場の魅力は、ただ新しいことだけではありません。ここでは、これまで加工が難しく売れ残りがちだった「太くなりすぎた地域の杉」を、新設備によって建築需要の高いツーバイ材へと生まれ変わらせる挑戦を行っています。AIが木材の節や割れを検出して適した位置で自動切断するスキャナーカットラインをはじめ、本来なら処分される端材を再生する設備も導入しています。さらに、建物の構造自体にも自社加工した木材が活用されており、まさに組合が掲げる「佐伯型循環林業」を具現化した施設です。当組合が地域の森林と林業のさらなる発展に向けて進めているこの大きなプロジェクトは、林業関係者からも関心が寄せられています。その始動に立ち会えたことを、とても嬉しく、誇らしく感じています。

そんな私の目下の目標は、不測の事態にも的確に対応できる力を磨いていくこと。特に工場内の作業は安全が何より大切であるため、徹底した安全管理のスキームをしっかりと整えていきたいと考えています。ゆくゆくは、丸太の受け入れから建築資材への加工・管理はもちろん、機械トラブルへの対処や人材育成まで、工場全体の機能と業務を統括する「工場長」として周囲から信頼される存在になれたら、これほど嬉しいことはありません。

だからこそ、今は基本スキルを一通り身につけることを当面の課題としています。ただ、各工程を現場に任せっぱなしにするのではなく、欠員時には自ら現場に入れるくらいのマルチスキルも身につけておきたいとも思っています。同時に現場スタッフの生の声に耳を傾け、自分なりの改善提案を重ねながら、「佐伯型循環林業」の前線を走る担い手の一人として、この新たな挑戦の成功を牽引する存在に飛躍していきたいですね。

前線で活躍する先輩たちが伝えたいこと

「当組合はとても風通しの良い組織風土で、働きやすい環境です。新たな工場運営を担う使命と誇りも、さらなる成長の原動力になっています」(永原さん)

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 矢野さんが感じる職場の雰囲気
  • 首藤さんが感じる職場の雰囲気
  • 永原さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

どれほど高度な知識や技術があっても、一人で完結できる仕事は少ないと思います。実務経験のない新卒社員ならなおさらで、一から仕事を覚えるには上司や先輩の指導やサポートが必要です。さらにその成長過程では、同僚や社外の関係者と密に連携しながら研鑽し続けることも求められます。たとえ自然やモノを相手にする業種であっても、人との関わりは発生します。だからこそ、コミュニケーションスキルは学生のうちから磨いておいて損はありません。気心の知れた居心地の良い友人だけではなく、日ごろから年齢や立場、価値観の異なる人とも積極的に関わり、人前で話すことに挑戦してください。そこで培った「一から信頼関係を築く力」は、将来的に生かせる場面があるはずです。

一つの組織にも、さまざまな事業・部署・職種があります。配属先が違えば「別の会社」と思えるほど仕事内容が違うことも少なくありません。もともと森林に関心があったわけではない私が、仕事の中で自分の「好き」を見つけ、飽きずに前向きに挑戦し続けてこられたのも、当組合に多くの業務に携われる環境があったからこそ。企業研究の段階では、「何をしたいかわからない」という人がいるかもしれませんが、今やりたいことが明確ではなくても、まずは視野を広げ多様な経験を積める環境に飛び込み、そこで「したいこと」や「得意なこと」を確認していくのも一つの“手”だと思います。

総務課:佐藤

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「佐伯型循環林業」を具現化する「ツーバイ材加工施設」。充実した設備環境に林業・製材業者からの関心は高く、稼働開始以来、多くの視察依頼が入っている。

マイナビ編集部から

森林組合とは、地域の森林所有者や林業従事者の経済的・社会的地位の向上と持続可能な森林経営を図る協同組織のこと。2026年現在、全国に約600の組合が存在し、主に植林や間伐などの森林整備、木材の生産・販売、経営指導を担っている。中でも、特徴的な取り組みを進めているのが、ここ「佐伯広域森林組合」だ。

大きな特徴の一つは、苗木生産から伐採、再造林までの森林整備、原木販売、さらには製材・加工を中心とする建築事業までを自前でカバーする、一貫体制。森林組合が苗木から木材の活用までのライフサイクルに一貫して関わるのは理想だが、実際には人材・資金的な障壁が高い。しかし、同組合は、自然環境の抜本的な改善と、多額の投資を伴う新規施設の建設を同時に成し遂げるチャレンジ精神で、「佐伯型循環林業」を確立。50年サイクルで山を守りつつ、木材の品質・付加価値を高めることで、高水準の再造林率を実現し、所有者の資産と林業従事者の生活を力強く支えている。

自然のポテンシャルを最大限に生かしながら、新たな技術を導入して持続可能な未来を自らの手で切り拓く。このチャレンジスピリットとダイナミズムが味わえる舞台は、中々ないに違いない。

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環境への高い貢献度と、新たな加工施設を建設・稼働させる革新性は「佐伯広域森林組合」の魅力。国内林業界の新たな可能性を示す存在として、存在感を高めている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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