最終更新日:2026/6/1

シグマ電子工業(株)

業種

  • 精密機器
  • 機械
  • 半導体・電子・電気機器
  • ソフトウエア

基本情報

本社
岡山県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

高精度なモノづくりに欠かせない「バランス測定器」のメーカーで技術者として活躍!

  • 機械系 専攻の先輩

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製品の設計、製造、組立の全てに携われるのが魅力

・代表取締役社長/中藤 智恵さん/商学部卒
・FB製造課/堀田 大貴さん/2014年入社/工学部卒
・開発課/竹正 亮さん/2016年入社/情報理工学部卒

岡山県浅口市に本社を構え、様々なモノづくりの現場で使用されているバランス測定器の専門メーカーであるシグマ電子工業(株)。代表取締役社長に会社の歴史・現在・未来について、先輩社員2名に仕事のやりがい、目標などについて話をうかがった。

"お客様ファースト"の精神を大切にし、ご要望に応える製品を自社開発

当社はバランス測定器(通称バランサ)の専門メーカーです。バランス測定器とは、回転する機械や部品の振動を抑制するために、部品の何度の位置がどのくらい重いか、あるいは軽いかを測定する機器です。例えば、刃物を高速回転させて加工を行う工作機械の主軸に振動が発生してしまうと高精度の加工が行えないため、その振動を抑制するためにアンバランスの位置とアンバランス量を測定してバランス修正するためにバランス測定器が使用されています。工作機械の他にも、扇風機や送風機、モーター、遠心分離機、自動車のフライホイールやターボチャージャー、プロジェクターのファン、さらに発電所のタービンなど、あらゆるモノをつくるために必要とされています。

当社は1985年に初代社長がシステム設計事務所を立ち上げ、バランス測定器の開発に着手したのが始まりです。マイクロコンピュータ内蔵の「フィールドバランサ」を開発し、飛躍を遂げてきました。このフィールドバランサは国内外のモノづくりの現場で広く使用されており、ユーザーから高い評価を頂いています。

当社の強みは、当社ならではのバランシング技術を備えていることはもちろん、社員一同"お客様ファースト"の精神で仕事に取り組んでいることです。お客様の要望を常に最優先し、モノづくり現場で求められるバランス測定器を提供するため、設計者が製造までをこなし自社で製品開発を行うことにこだわっています。社員が全ての工程や製品の仕組みを理解しているからこそ、トラブルにも迅速に対応することが可能。そして絶えず製品の改善・改良に取り組んできたことが、お客様からの高い信頼と国内での高いシェア率の獲得につながっています。

バランサ業界は現状、国内はすでに成熟期にありますが、海外に目を向けるとまだ導入期から成長期の段階にあります。今後の展開としてまずはアジアを中心に現地の代理店を開拓し、海外シェアを広げていきたいと考えています。

私が社長に就任してから、「私たちはバランシングテクノロジーを通じて、世界のモノづくりの発展に貢献します。」のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を策定しました。社員の皆さんにはこのMVVに共感して頂き、会社とともに成長して頂きたいと思っています。
(中藤 智恵社長)

シグマ電子工業のココに注目!

「当社は低価格の部品を使い、技術力で高性能の製品づくりを行っているため、利益率が非常に高いです。経営状況は良好で、社員は安心して働いています」(中藤社長)

専門知識ゼロからでも大丈夫!成長を支援する手厚い社内教育

学生時代は工学部で、モノづくりの全てができるようになることを目指し、機械、電気・電子、ソフトウェアなどについて一通り学びました。岡山県内の転勤のないモノづくり企業を探していた中で、当社と出会いました。当社の製品の設計から完成まで一貫して携われることに魅力を感じて入社を決めました。

入社前の私は、当社が手掛けるバランス測定器の専門知識はゼロでした。ニッチな業界のため、事前に学ぼうと思っても情報や資料がほとんどなかったのです。結局、事前知識がないままで入社しましたが、当社は社内教育が充実していたため、心配は不要でした。先輩がOJTでイチから教えてくださり、必要な知識と技術をしっかりと身につけることができます。私は入社して最初は開発課で機械設計を担当したのですが、約1年間は先輩に一対一でバランス測定器の使い方やCADでの設計について丁寧に指導して頂きました。

現在はFB製造課で、主に当社の主軸製品「フィールドバランサ」の基板製造、組立、検査を担当しています。 "お客様ファースト"の精神で、お客様が簡単に使いこなせるバランス測定器をつくることが使命だと思っています。製造から検査までの幅広い業務を担当する中でも、特に難しさを感じるのは基板の製造ですね。動作しない箇所があることが検査で発覚すると、その原因を解明するのに苦労します。目視できないところが原因であることもありますが、一つひとつしっかりと直しています。

検査工程の一つに、特に時間が掛かる作業があったのですが、検査の測定値を入力するフォーマットを改善したことで、作業時間を従来の2分の1程度に短縮することができたことが印象に残っています。その経験を通じて、製品だけではなく、業務においても改善点を見つけ出すことをより一層意識するようになり、今の成長につながったと思います。

私は製品をつくるときには、想定時間よりもどれだけ早く完成させられるかを毎回意識して楽しみながら取り組んでいます。その一方で、社内SEも兼務しており、社内の方からいろいろとパソコンに関する困りごとの相談を受けることがあるのですが、それを解決していくことにもやりがいを感じています。今後は、フィールドバランサの販売量を増やしていくため、お客様がこれまで以上に使いやすい製品をつくっていきたいです。
(堀田 大貴さん)

シグマ電子工業のココに注目!

「製品の設計から製造、組立までの全てを自分の手で行うことができる、それが当社の一番の魅力です。モノづくりが好きな私にとっては最適な環境です」(堀田さん)

新しいコンセプトのバランス測定器を開発するのが将来の目標

情報理工学部の出身です。在学中は主にプログラミングについて学び、3年生からはプログラミングの知識や技術を活かしていく一つの分野として、人工知能に関する研究に取り組みました。そんな私が大学で学んだこととは全く関係のないバランス測定器メーカーである当社に入社したのは、地元の岡山県内でモノづくりに携わりたいと思っていたからです。様々なメーカーを調べたのですが、当社のように設計・開発から製造、販売までの全てを自社で行っている企業は少ないというところに魅力を感じました。また、最初に当社を見学したときに、社屋がキレイで好印象を抱いたことも入社を決めた理由の一つです。

専門知識ゼロで入社したため不安はありましたが、実際に仕事を始めてみると全てが新鮮で、不安よりも今まで知らなかったことを覚えていける喜びを感じました。私は入社以来、開発部に在籍し、新規製品の基板に書き込むプログラムの作成や、既存製品のプログラムの更新を担当しています。心掛けているのは同じミスを繰り返さないこと。また、指示された作業をただこなすのではなく、その作業の目的をしっかりと把握するようにしています。目的がわかっていると、非効率な作業を行っていることに気づけたり、ミスを減らしたりすることができるからです。

やりがいを特に感じるのは新規製品に携わっているときですね。私は3年目ぐらいから新規製品も担当させてもらえるようになったのですが、プログラムの作成と同時進行でつくっている基板が完成し、初めてプログラムを動かすときは本当に緊張します。失敗したら基板自体が壊れてしまう可能性もありますから。もちろん、事前に何度も確認をしますがそれでも心配で、無事に大きな問題がなく動いたときはうれしいです。これまでの頑張りが報われたと思える瞬間ですね。

入社して10年近くの経験を積んできた今は、一連の仕事がある程度わかるようになり、新規プロジェクトを自分で考えて進めていけるようになってきました。今後の目標として、従来のバランス測定器とは異なる新規製品を開発していきたいです。そのためにまずは新しいコンセプトやアイデアを提案できるようになりたいです。
(竹正 亮さん)

シグマ電子工業のココに注目!

「本社の建物がキレイです。2025年3月にはこれまで別々だった開発部門と製造部門の部屋が一つにまとめられて新しくなり、より快適な職場環境になりました」(竹正さん)

企業研究のポイント

学生の皆さんには、自分が本当にやりたいことができる企業を選んで頂きたいです。そしてやりたいことができる企業かどうかを見極めるために、足を運べる機会があれば参加し、仕事の内容や職場の雰囲気などを自分の目で確かめることをお勧めします。当社では会社のことを理解して頂くために、事業内容や仕事内容などの説明を行うだけでなく、CADでの設計や電子部品を基板へ実装するはんだづけなどの体験もあります。また、長く働き続けられる企業を選ぶために、福利厚生などについても調べると良いと思います。ぜひ、自分の働きやすい環境を探してみてください。
(中藤社長)

学生の皆さんは、興味を持った企業についてホームページなどで調べると思います。その際に、企業がどこを目指しているのか、何を大切にしているのか、経営ビジョンをチェックすることが大切です。経営ビジョンに共感できる企業を選べば、入社後に会社の方針に疑問を感じることなく、同じ方向を向いてモチベーションを高く維持しながら働くことができると思います。なので様々な企業のことを調べてみてください。
(堀田さん)

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コミュニケーションが取りやすい社風がシグマ電子工業(株)の特長の一つ。部署の垣根を越えて話がしやすいだけでなく、社長とも距離が近く、直接進言することができる。

マイナビ編集部から

「バランス測定器」はモノづくりの現場で使われるため、学生の皆さんは馴染みがないかもしれない。しかし、今回インタビューをした中藤社長の話にもあるように、あらゆる回転する部品の振動を抑制するために必要不可欠な機器で、実は自動車や家電製品など学生の皆さんにとっても身近な製品をつくるためにも使用されている。そんなモノづくり業界を縁の下で支えているのがシグマ電子工業(株)だ。

一般的にメーカーでは、設計担当や製造担当など一人の社員が受け持つ業務は明確に分けられているが、同社の技術職の社員は設計から製造、組立までのすべての業務を行うことができる。それが同社で働く魅力であり、大きなやりがいを感じられることが、技術職の堀田さんと竹正さんの話から伝わってきた。また、二人が主力として早くから活躍してきたことからバランス測定器のことやそれと深い関わりのある振動について全く知らない専門知識ゼロからのスタートでも同社ではやっていけることがわかる取材であった。

モノづくりに興味がある人は、自分が知っている製品をつくっている企業だけでなく、視野を広げてニッチな業界で活躍している企業にもぜひ着目してほしい。その一つが同社であり、モノづくりの醍醐味を存分に味わえる魅力的な企業であると取材を通して感じられた。

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岡山県浅口市に本社を構える。社員十数名の少数精鋭体制の同社が手掛けるフィールドバランサなどの製品は、国内のみならず、世界中のモノづくり現場で使用されている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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