最終更新日:2026/6/23

(株)デンソー三共【デンソーグループ】

業種

  • 自動車・自動車部品
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 精密機器
  • 機械
  • 機械設計

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

大きな部品づくりには、大きな成長のチャンスがある

  • 機械系 専攻の先輩

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中堅エンジニアの成長ストーリー

◆廣田 健太さん
技術部 技術2室/2017年入社
工学部 機械工学科卒

トラック・農建機・発電機など、さまざまな大型車両・機械の熱交換器を開発するデンソー三共。同社で活躍中の中堅エンジニアが入社から現在までのキャリアを振り返り、仕事の魅力や成長のきっかけについて語りました。

トラックや農機の大型部品をつくり、社会に大きく貢献する仕事

学生時代は工学部で材料系の研究をしていました。例えば、歯車のかみ合わせが摩耗して壊れてしまう現象に関して、材料ごとの耐久時間や表面処理加工によって、その耐久性をどのように高められるかなどを探究。そのほかにも、授業では熱や流体の分野にも触れていたことや、個人的に自動車が好きだったこともあり、企業研究では熱交換器の分野に関心を持ったのです。なかでも惹かれたのが、当社が手がける商用車向けの大型ラジエータ。普通車の倍以上のサイズにもなる大型部品を開発し、日本の物流や農商業を支えるというスケールの大きな仕事に魅力を感じました。三重県出身の私にとって関東で働くことは新しいチャレンジでしたが、当社には社宅制度をはじめ日々の暮らしをサポートしてくれる福利厚生制度が充実していたので、思い切って飛び込むことに。また、関東で暮らせば仕事だけでなく、趣味の野球観戦などの時間をより充実させられそうだと感じたことも、私の背中を押した理由の一つでした。

入社から3年間は、農建機向けラジエータの開発に取り組み、4年目からはトラックメーカーに常駐し、EGRクーラの開発支援にも携わりました。8年目に本社へ戻った現在は、農建機のラジエータとEGRクーラの両方の開発に携わりつつ、お客様の要望に応じた設計・提案・試作・調整・生産準備など、幅広い工程に関わっています。さらに最近は、オイルクーラという新たな製品の立ち上げも行っており、新たな技術を学びながら、理解を深めている最中です。設計担当として性能計算からサイズ提案、生産部門をはじめとする社内の関係部署との連携まで、幅広い仕事に関わるなかで、ものづくりのおもしろさを日々感じています。

廣田さんのお仕事風景

農建機のラジエータやEGRクーラの開発に携わる廣田さん。熱交換器と一口に言ってもいろいろな種類があり、担当する部品によって新たな知識を身につけられるという。

お客様先に常駐することで、より知識を深め、貴重な経験を積むことができた

これまでのキャリアを振り返ると、やはりお客様先で仕事をした4年間は大きなターニングポイントになったと感じています。特に思い出深い仕事といえば、海外工場の立ち上げプロジェクトに携わったことです。それまで国内の工場で生産していたトラックの部品を、新しい海外工場で生産するためには、EGRクーラの性能を日本と同等のレベルに保ったまま海外で生産できる体制を整える必要がありました。私は、工場稼働まで残りわずかなタイミングでプロジェクトに参加。限られた時間で現地スタッフやサプライヤーと密に連携しながら、製品のばらつきを改善し、性能の検証を進めていきました。さまざまな課題がありましたが、一つひとつクリアしていき、無事に期日どおり工場の立ち上げに成功。上司から「本当に間に合ったんだね。正直、間に合うとは思っていなかったよ」と声をかけられるほど難しい仕事でしたが、だからこそ達成感と喜びはとても大きかったです。苦労の多いプロジェクトでしたが、この経験が私を大きく成長させてくれたと実感しています。

EGRクーラはエンジン性能に大きく関わる重要部品なので、その性能を日本国内と同じ水準で海外でも再現するには細やかな配慮と調整が求められます。図面や数式だけではなく、人との対話や信頼関係がものづくりには不可欠であることを学びました。

また、これはすべての仕事で言えることですが、学生時代に学んだ基礎知識が実際の設計や現場とのやりとりのなかで役立つことも多く、あの時勉強しておいて良かったと感じる瞬間もありました。自分の提案が形になり、社会に貢献できていると実感できたことで、学生時代から学んできた知識が身を結んだことをうれしく思います。

廣田さんのお仕事風景

お客様にあたるメーカーや仕入れ先のサプライヤーなど、さまざまな立場の人と協力して一つの製品をつくり上げる仕事。その過程ではコミュニケーションが何より大切だ。

まずは動く。そして学び続ける。人とのつながりで広がる成長の輪

これまでの経験からたどり着いた仕事のモットーは「まずは動く」ということです。迷って立ち止まるよりもまずは動いてみて、わからないことは周囲に相談することが大切だと考えています。はじめの頃はなんとか自分だけで解決しようとしがちでしたが、一人で抱え込んでいてもなかなか前に進まないことが多いものです。それならば思い切って相談すること。とはいえ、そのなかで自分なりに最大限の工夫は必要です。例えば、相談するにしても理解してもらいやすいように資料をつくってから打ち合わせに臨むなど、具体的な行動を起こすことが、課題解決への第一歩だと感じています。

社内は設計から製造までワンフロアに集約されており、気軽に他部署に相談できる風通しの良さが魅力です。チームメンバー同士はもちろん、グループを超えた人たちともフランクに話せる雰囲気があり、仕事の合間に雑談したり、時には一緒に食事に行ったりと、仕事をしやすい環境が整っています。また、ワークライフバランスの面も充実しており、在宅勤務制度をうまく活用して効率的に働くことができます。有給を取りやすく、私自身、1年間で19日の有給を取得したこともありました。社員の育休取得も進んでおり、プライベートの時間も大切にできる職場です。

今後の目標は、自分一人でも案件を完遂できるようになること。そのためには、さらに知識を広げ、設計から生産まで一貫して対応できる力を磨いていきたいです。具体的には、ラジエータやEGRクーラ以外の製品知識や材料に関する知識を増やし、上司や部下とも円滑に連携できる存在を目指しています。仕事を通じて成長できる当社の環境を活かして自分のポテンシャルを最大限に引き出し、今後も地道に努力を重ねていきたいと思います。

廣田さんのお仕事風景

高品質なものづくりを目指す廣田さん。新しい製品の立ち上げにも携わり、さまざまな経験を糧にしてこれからも一歩ずつ成長を目指していくと語ってくれた。

企業研究のポイント

企業研究を行う際には、まず自分自身が熱意を持てる事業であるかどうかをしっかり調べると良いのではないでしょうか。その上で、働き続けていくための待遇や福利厚生も見逃せないポイントです。どちらか一方を重視するというよりかは、どちらもバランス良く重視するべきだと私は考えています。というのも、大学時代の友人のなかには事業や製品の魅力だけで会社を選び、苦労した人がいたり、反対に条件面だけで会社を選んでうまくいかなかったという話を聞いたからです。自分の譲れない軸をしっかりと持ち、企業を幅広く調べてみてください。

ちなみに、当社は高品質なラジエータ・インタークーラ・EGRクーラなどの熱交換器を開発してトラックや農建産機を支える会社です。仕事を通じて社会インフラを守り、SDGsへの貢献も目指せる魅力的な事業を行っています。また、新しく快適なオフィス環境をはじめ、自分で選んだ物件に住みながら家賃補助を受けられる社宅制度や、毎日手ごろな価格でしっかりとした食事が取れる社員食堂など、充実した福利厚生があります。このように、やりがいを感じながらも安心して働き続けられる環境があることも私が当社を選んだ理由の一つなので、皆さんにもぜひ、事業内容や福利厚生などをバランスよく見てみてほしいですね。
(廣田さん)

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同社では、発熱量が少なく冷却水温と外気の温度差が小さい電動車においても冷却性能を発揮できるラジエータを開発。複雑化する車両の熱ニーズにも対応している。

マイナビ編集部から

デンソー三共は商用車や農業機械向けのラジエータやEGRクーラなどの熱交換器の分野で、高い専門性と技術力を誇るメーカーである。特に大型の熱交換器に特化している点が強みであり、物流や農業といった社会インフラを支える重要な製品を提供している。

そんな同社の社風について、今回お話を伺った廣田さんは「風通しが良い」と笑顔で答えてくれた。設計開発から製造までの全工程がワンフロアに集約されているため、部門を越えた連携がしやすく、技術者同士のコミュニケーションが活発。この文化が高品質なものづくりにもつながっているという。

また、同社は2022年に狭山工場を新設し、本社もここへ移転。グループの「デンソーエコビジョン」に基づいて設計されたこの施設は、環境負荷の低減に配慮しながらも、社員同士の交流を促す設計や、働きやすさを追求した設備も整えられている。新たな生産ラインにより製品の品質と安定性もさらに向上しており、高いグローバル競争力を備えた製造体制が構築されている。さらに、若手社員にも積極的にチャンスが与えられる風土があり、早期から成長の機会を得られる点も魅力の一つだ。安定した経営基盤と挑戦を後押しする社風のなかで、エンジニアとして着実に成長できる土壌があることを感じられる取材だった。

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2022年に新設された狭山工場は、エネルギーの地産地消を掲げ環境に配慮したサステナブルな施設。オフィス内はフリーアドレスで働きやすい環境だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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