最終更新日:2026/7/8

アルフレッサファーマ(株)

業種

  • 薬品
  • 医療用機器・医療関連
  • 受託開発
  • 商社(薬品・化粧品)
  • 商社(医療機器)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

学生時代の学び・経験、どう活かせている?

探究心が拓く医薬の未来。学生時代の学びを武器に、製薬開発の現場で進化を続ける

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研究に没頭した経験をベースに、開発職としてさらなる高みへ

学生時代に培った専門知識や研究に取り組む姿勢、コミュニケーション力を武器に、製剤開発部門で活躍する社員を紹介します。

■M.Yさん
2014年入社
群馬大学大学院 工学研究科 応用化学・生物化学専攻修了
CMC開発部製剤開発課

DNA合成研究で培った経験を武器に、医薬の現場に

小中高と理科・化学が得意で、特に試薬を混ぜて化学反応を起こすような実験が好きでした。大学では実験でいろいろな物質を合成できる有機化学に興味をもち、DNAや核酸の有機合成を扱う研究室に入り、大学院に進んで研究を続けました。

与えられた研究テーマはDNAの合成に関するもの。身体に悪い影響を与えるある物質が発現したとき、デコイ(おとり)となるDNA配列をつくり、そこに誘導して結合させることで悪影響を出さないようにするというもので、新しい病気の予防法にもつながる研究です。

合成のノウハウについては、研究室の先輩たちが培ってきた土台がありましたが、デコイをつくるという部分は新たに取り組んだテーマです。物質を狙い通り標的に結合させることがむずかしく、原因を突き止めるためにDNA配列の構造を大きくしたり、長く組んだりするなど試行錯誤を繰り返しました。

結合がうまく進んでいるかを確認するために、DNAを光らせる物質を導入する段階で大学院を修了することになったのですが、この研究テーマは3学年下の後輩が引き継いでくれ、その彼女は後にアルフレッサファーマに入社して同僚になることになりました。当時の研究の話で盛り上がることもあり、不思議な縁を感じますね。

就職活動では、自分の得意分野である医療・医薬分野を中心に企業を探しました。金融や自動車業界など、他業界も視野に入れていましたが、アルフレッサファーマに入社を決めた一番の理由は、選考の進み具合が早く、最終面接後すぐに内定の電話をいただけたこと。「自分を求めてくれている」という実感を得られたことが決め手となりました。
面接の際、「技術職は現場で粉にまみれるけど大丈夫?」と聞かれましたが、「全然気にしません、いろいろ学ばせてください」と即答したことを、今でも覚えています。

学生時代の研究の日々が開発のベースに!充実した研修制度がキャリアアップを後押し!

大学、大学院を通して研究活動に打ち込んだM.Yさん。失敗を繰り返しながら難しいテーマに挑み続け、解決の糸口を見つけるプロセスは、現在の業務にも通じています。

学生時代の研究経験や身につけた化学的知見が、仕事に生きています

入社後は製剤部に配属され、計量後の原料を機械で混ぜて乾燥、粉砕、混合させるといった工程を担当しました。簡単にいえば錠剤になる前の粉末の状態をつくる仕事ですね。これを3年間経験し、専門的な知識・スキルを身につけたあと、主に開発部門でキャリアを重ねてきました。
業務内容は、医薬品を新たにつくりだすというよりも、既存の製剤の原料を一部変更したり、別の工場でつくっていたものを当社の工場に移管するうえで必要な調整を行ったり、新規の受託開発を受けることがメイン。現在は新規受託開発品の処方設計から治験薬製造、商業生産スケールの検討へ向けた実験などを担当しています。

特に処方設計の部分は、学生時代の研究に近い部分があります。どんな原料をどんな比率で混ぜ合わせれば、狙い通りの製剤ができるのかを考える仕事です。医薬品の世界では、同じ原料であっても銘柄やグレードがさまざまで、挙動も異なるのですが、理屈を知るだけでなく、実際に触りながら経験を重ねることで本質をつかんでいく点が難しくもあり、楽しい部分でもありますね。

また、近年では、医薬品の合成過程で発がん性物質ができるリスクが問題になっているのですが、どんな条件でどんな原料を混ぜ合わせればそうした物質ができるのかを考えていくためには、学生時代に学んだ化学の公式が役立っています。

さらに、処方設計に限らず、検討期間が限られている中で目標を達成することが求められるので、同時に複数パターンの処方設計を組み立てておくのですが、これも学生時代の研究生活で身についたものです。もちろん、採用されるのは1パターンのみなので、無駄に終わることもあるのですが、ある方法がだめになってから別の方法を考えていたのでは、多くの時間を消費してしまいます。結果が出るまで、思いついたアイデアをどんどん実行していくことはとても大事だと思いますね。

学生時代の研究の日々が開発のベースに!充実した研修制度がキャリアアップを後押し!

新規受託品の処方設計から治験薬製造、商業生産スケール検討などを担当。「どうすれば工場での商業生産が可能になるかを考え、安定したものづくりを実現させる仕事です」。

研究で培った計画力と実践力を生かして、常に学び、成長したい

他にも、計画書の作成から実験の実施、報告書の作成といった一連の流れや、分析機器の取り扱いなど、学生時代に学んだ知識が活かせる場面はいくつかあります。特に研究室の古い機器を自分でメンテナンスしてきた経験は役立っていますね。

また、私たちの最終的な目的はラボでの開発を終わらせることではなく、決められた数量の製品を期日通りに納めることにあるので、製造部門との連携が欠かせません。機械や人員の都合などを共有しながら、前倒しで仕事を進めていく点についても、学生時代に他研究室に分析を依頼してきた経験が活かされていると感じています。
他にも、製造現場だけでなく多様な立場、役割の人たちと円滑な関係を築いていく上では、研究室の教授や先輩・後輩、あるいはバスケットボールサークルやアルバイトでさまざまな人と接してきた経験が役立っています。

こうした学生時代の学びや経験は非常に重要なものですが、もちろんそれだけで仕事ができるわけではありません。例えば開発においては、ラボレベルではなく、実際の工場の製造プロセスでどのような課題が生じるかを想定しながら、原料の選別や条件出しを行うことも大切ですし、また部署によらず社会人としてのマナーや礼儀、あるいはプレゼンやファシリテーションといったコミュニケーションスキルも必要です。他にも社会人になった後で覚えることが多いため、いかに学び続けるかが重要だと思います。

さらに、結婚や子育てなど、ライフステージが変化していく点も、社会人と学生の違いです。今は小さな子どもが3人おり、少しでも子育てに時間が割けるように、ちょっとしたすき間時間でも無駄にせず、業務の効率化に徹底して取り組んでおり、今後徐々に専門性を高めるフェーズに入っていきたいと思います。

学生時代の研究の日々が開発のベースに!充実した研修制度がキャリアアップを後押し!

「学生時代の学びも重要ですが、当社では通信教育や外部研修、資格取得支援などのサポートが充実しており、入社後にキャリアアップしやすい環境が整っています」とM.Yさん

企業研究のポイント

多くの人が、学生時代の学部学科、研究内容に近い企業を探すと思います。しかし、希望通りの企業に入社できたとしても、働く環境や条件が合わずすぐに退職してしまう人もいます。
ですから企業を選ぶ際は、「自分が何を優先したいのか」を明確にしておくことが重要だと思います。私の場合であれば自宅から通えること、また苦手な満員電車に乗らずに通勤できることが重要なポイントでした。移動時間はなるべく短く、通勤で余計なストレスをためず、仕事や余暇を充実させたいというのがその理由です。みなさんも、自分の中で譲れない条件があれば妥協することなく、長く働き続けられる企業を探してください。

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通勤時間は短く、その分仕事やプライベートを充実させることを重視するM.Yさん。会社としても働き方改革などの施策を通して、社員の効率的な働き方を後押ししています

マイナビ編集部から

今回の取材では、大学や大学院での研究生活に没頭し、全力を尽くしてきたことが伝わってきた。その姿勢は入社後の業務にも発揮されており、こうした社員の力こそが、国内有数の医薬品メーカーであり、「Unmet Medical Needs(いまだ満たされない医療ニーズ)」にチャレンジする同社の原動力となっていることは間違いない。
また、現在は子育てにも力を入れるM.Yさん。業務効率化に率先して取り組むとともに、1年間の男性育児休暇取得を上司から奨励されるなど、社員のワークライフバランスを後押しする充実した制度も印象に残った。それぞれのライフステージを歩む社員がのびのびと仕事に打ち込めることも、同社の強みになっている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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