最終更新日:2026/8/7

東リ(株)

  • 上場企業

業種

  • 化学
  • 繊維
  • プラスチック
  • インテリア・住宅関連
  • 空間デザイン

基本情報

本社
兵庫県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

意匠性と機能性の優れた製品の開発を通して、人々のライフスタイルを豊かに!

  • 化学系 専攻の先輩

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発売というゴールに向けて製品開発に取り組む醍醐味

日本のインテリア業界をリードする一社である東リ。技術者としてチームでプロジェクトに挑むおもしろさやサンプルをつくる意義、最終製品の開発を手がけるやりがい、今後の目標などを2015年入社の松本さんに伺った。

■松本 龍樹さん
壁装部
2015年入社/岡山大学大学院 自然科学研究科修了

▼入社後は技術開発グループ(現・研究開発グループ)に配属。
既存製品ではなく、将来の製品開発につながる床材の性能向上を目的とした基礎研究に注力。大学の研究室との共同研究も行っていた。

▼2023年4月に床材開発グループに異動。
既存の塩ビシートの改廃(リニューアル)を担当。

▼2025年4月に壁装部に異動。
機能性を中心とした壁装の技術開発や品質管理に取り組んでいる。

※これまでさまざまな部署で経験を積んできましたが、今回は「床材開発グループ」でのエピソードをご紹介します。

商品企画部やデザイナーなど他部署のメンバーとタッグを組み、製品開発にチームワークで挑む!

東リの床材は大きく分類すると「塩ビシート」と「塩ビタイル」がありますが、それぞれのリニューアルを3年に1度実施し、同時にカタログの更新も行っています。2024年が、塩ビシートをリニューアルするタイミング。当時、私は床材開発グループに異動してきたばかりでしたが、技術者として塩ビシートのリニューアルプロジェクトに取り組んでいるところです。

製品のリニューアルにおける技術者の役割は、商品企画部門からの耐久性や防汚性などの機能面の向上・コストダウンといった要望や、デザイナーからの色・柄といった意匠性に関するラインナップの提案に技術面からできる限り応えていくこと。それぞれの専門分野は違いますが、対等な立場でお互いの考えをきちんと共有して、ゴールの設定や目標の達成に向けて意見を交換しながら開発を進めています。

コストを下げつつ、意匠性をアップさせることが今回のリニューアルの一番の課題。とはいえ、他部署の要望に100%応えられるわけではありません。技術面の理解を得るために心がけているのは、プロジェクト会議ではできる限りわかりやすく状況を説明すること。デザイナーから求められている意匠の開発が技術的に困難な場合は「ここまではできるけど、ここからは難しい」と丁寧に説明し、しっかり話し合いながら妥協点を探っていきます。また、コストダウンにつながるよう、素材構成を変更して対応を検討していますが、そのためには製造ライン上の製造方法を変更する必要も出てくるので、それが可能かどうかを慎重に検証。進捗状況を商品企画メンバーに報告しながら、要望に応えられるよう試行錯誤を重ね、スケジュール内に落とし込めるよう日々開発に取り組んでいます。

プロジェクトメンバーの横顔

「商品企画やデザイナーの要望に極力応えたいという想いでリニューアルプロジェクトに取り組んでいます。できる限りレベルアップした製品を開発したいですね」と松本さん。

試験工場で自分の手を動かして試作や検証実験を行うことで、製品開発を成功に導く!

私たち技術者は試作や検証実験を行う機会が多く、試験工場で実際に手を動かしています。例えば、デザイナーが「今回はこんなデザインにしたい」と新しい意匠の要望があったときは、そのデザインの印刷物づくりを協力会社に依頼。それを床材の構成に組み込んでサンプルをつくり、デザイナーに確認・評価してもらって色の修正などを行います。また、商品企画の要望で素材の構成を変更する場合、旧製品と新製品のサンプルをそれぞれつくって、耐久性や防汚性といったさまざまな角度から比較・検証を実施。このように、まずは製造ラインより小規模な設備の試験工場で、実際にサンプルをつくって物性評価を行っています。

実際に自分の手でサンプルをつくることで、得られる気づきもあります。新しい材料を混ぜて樹脂に熱を与えてロールをかけてみると、材料によって混ざりにくいものがあることや、加工の難しさが見えてくることも。机上で考えるだけでは気づけなかった課題を発見することもあり、開発をする上で試作はとても重要です。納得のいく結果を出すためにはさまざまな苦労を伴いますが、それ以上におもしろさを感じています。

もちろん、一人だけで試作をするのではなく、試験工場には一緒に試作に協力してくれる試験係が在籍。ときには製造ラインでの試作を行うこともありますが、その際は製造ラインの技術者に協力してもらえます。スムーズに試作を行うためにも、サポートしてくれるメンバーとの目的共有を重視。試験の内容や目的をしっかりと伝えるよう心がけています。このように、試作や評価に協力してくれる人たちがいるのでとても心強いですね。

プロジェクトメンバーの横顔

部署間の垣根を越えて横断的にチームワークによって製品をつくり上げていくため、完成したときの達成感や喜びをメンバー全員で分かち合うことができる。

自分が携わった仕事の成果が、製品として目に見えるカタチで残るからやりがいは絶大!

自分が開発に携わった製品や、その他の東リ製品を日常生活中で目にするシーンが、想像していた以上に多いんです。野球観戦に行くと、ドーム球場の通路に自分が携わった製品が貼られていたり、病院に行くと以前開発した床材が使われていたりすることも。そういうことがある度に達成感や充実感を覚えます。学生時代は最終製品に使われる無機材料の研究をしていたので、このようなやりがいを感じることはありませんでした。最終製品のメーカーである東リに入ったおかげで、家族にも胸を張って「この製品の開発に携わったんだよ」と自慢できるのがとてもうれしいですね。

製品開発の仕事は、自分の成果が製品というカタチで残る喜びがありますが、もちろん苦労もあります。最も印象に残っているのは、以前所属していた部署で新製品の「タフテックタイル」という硬い塩ビタイルを開発したときのこと。試験工場では満足のいくサンプルができていたのですが、実際に新規の製造ラインでつくってみると、全く違うカタチの製品になってしまったんです。床材への熱の加わり方に大きな違いがあり、それが主な原因で結果が出せないことが判明しました。しかし、その解決方法をなかなか見出せず、発売自体が延期になってしまったことも。複数の工場をまたぐような大きなプロジェクトだったので、それぞれの関係者と知恵を出しながら解決し、なんとか2022年の春に発売まで漕ぎつけることができました。ゴールまでの道のりが厳しかっただけに、完成したときの喜びは絶大。社長賞までいただき、忘れられない思い出になりました。

今後の目標は「自分がつくった!」と誇れるような製品をどんどん増やしていくこと。そして入社9年目を迎え、先輩として後輩たちを育てていく役割も担っていきたいと考えています。たくさんの成功体験を通じて、後輩たちにも技術者として大きく成長してほしいですね。

プロジェクトメンバーの横顔

技術者と商品企画、デザイナーが常に進捗状況や方向性、情報などを共有し、意見やアイデア、要望を出し合いながらプロジェクトを進めていくのが東リの開発スタイル。

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 松本 龍樹さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

企業研究においては、会社の全体像を把握することが大切です。例えば当社の立ち位置は化学・インテリア業界ですが、開発から製造までを一貫して手がけるモノづくりメーカーでもあり、製品開発では、化学系以外にも繊維や生命科学、物理工学を専攻していた社員も活躍しています。業界のイメージだけでなく、会社の全体像を知ることでやりたいことが明確に見えてくるのではないでしょうか。

「人」を大事にする会社かどうかも大きなポイントです。当社は創業以来、社内外問わず「相手を思いやること」を大切にしてきました。社員数900名ほどの会社ですから、距離感もちょうどよく、社長自らが若手と意見交換会を行うなど、社員の声が経営に届きやすい環境です。こうした会社の全体像を知るためには、ネットやホームページの情報だけでは不十分。会社見学やインターンシップを活用し、会社の見えない部分にまで企業研究を進めることが大切だと思っています。やりたいことを見つけるためにも、さまざまな機会を活用して有意義な企業研究を進めてください。

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謙虚、素直、真面目を基本に、自分の個性をのびのびと発揮できる人が多い同社。東リのカラーパレットで美しい色を放ってくれるような社員が活躍している。

マイナビ編集部から

創業から100年以上の歴史を持つ建築資材のインテリアメーカー東リ(株)。ビニル系床材・カーペットの分野で多くの国内シェアを誇り、高度な技術力と製品力で業界をリードするうちの一社だ。大学や大型商業施設、病院、有名ホテルなどに多数採用されているため、きっと皆さんも同社の製品に触れているはずだ。

今回取材してみて強く印象に残ったのは、社内制度の充実ぶりと社風の良さだ。社内制度ではコアタイムなしの「フレックスタイム制度」や、有休を最大100日までプールできる「ストック休暇制度」「時間有給制度」「在宅勤務制度」などさまざまな制度を用意し、社員一人ひとりが最大限のパフォーマンスを発揮できるようバックアップしている。今回インタビューした松本さんも、社内制度を大いに活用している一人だ。「共働きで子どもが2人いるので、急遽保育園のお迎えに行くときは『時間有給』、子どもが熱を出したときには『在宅勤務』といろいろな制度が使えるので、本当に助かっています」と働きやすさを笑顔で語ってくれた。また、松本さんをはじめ、社員の入社理由の多くが「人の魅力に惹かれて」というだけあって、社員の人柄の良さや社風の素晴らしさはお墨付きだ。社員同士相談しやすい雰囲気があるからこそ、チームでのモノづくりがスムーズに進む。こうした好環境が数々の日本初・世界初の製品を生み出しているのだろう。

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育児休暇に力を入れており、毎年女性の取得・復帰率は100%。男性は対象者の20%で推移していたが、2024年度は「産後育休」の取得率が100%と大幅に上昇した。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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