最終更新日:2026/8/28

(株)トランヴィア【東証プライム市場上場】

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経営者の視点

二社の技術を結集し、新しい価値を未来につなぐ―

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統合により生まれるシナジーと新たな成長のダイナミズムとは

■代表取締役社長 福島 嘉章

IT業界でそれぞれ55年以上の歴史を持つ株式会社東邦システムサイエンスと株式会社ランドコンピュータの統合により、2026年4月1日に誕生した株式会社トランヴィア。統合に至った経緯や今後のビジョン、社員に期待することなどについて、福島社長と人財開発部の山村さん、綱川さんの3名による対談を通じて伺いました。

トランヴィア誕生のストーリーと、未来への挑戦

【山村】まずは、統合することになった経緯について教えてください。

【福島】統合を決めた背景には、ここ数年のIT業界を取り巻く環境の変化が挙げられます。生成AIの台頭、クラウド・データ活用技術の進化などによって顧客のニーズは数年前と比べてもかなり変化し、高度化してきています。数カ月単位の環境変化のなかで、多くのIT企業がより顧客から強く求められるポジションを確保するため、シナジーを生み出せるパートナーを探している状況にあります。私は昨年度までランドコンピュータの代表取締役社長を務めていましたが、実際にいろいろな業務提携、統合、合併のお話をいただきました。検討を重ね、向かうべき方向性が同じで、最もシナジーを生み出せると両者の意見が合致した企業が、東邦システムサイエンスだったのです。

【綱川】なぜ、シナジーを生み出せると判断されたのでしょうか?

【福島】業務に強い堅実な社員が多く、歴史や社風にも共通点があり、得意とする業界やサービスがあまり重ならない二社だったからです。どちらも55年以上にわたり「顧客の業務を深く理解したうえで、最適なソリューションを提供すること」を大切にしてきた一方で、顧客基盤はさほど重なっていません。東邦システムサイエンスは全体の約7割を金融系が占め、特に生損保業界や証券などに強く、基幹システムの開発実績に長けた豊富な業務知識を持つ会社です。一方、ランドコンピュータは銀行、クレジット、官公庁、ヘルスケアなど幅広い業種との取引があり、ディファクトスタンダードであるパッケージシステムの導入実績も多くありました。二社が力を併せれば取引先や提供できるソリューションが大きく広がり、これまで以上に多様な案件へ対応できると考え、両者の意見が合致したのです。

【山村】そうした背景があったのですね。実際には、統合はどのように進めたのでしょうか?

【福島】2024年9月からの一年間は、業務提携期間としました。お互いに営業協力を行い、技術や人材の交流を進め、統合によるシナジーを本当に生めるかを確認した形です。その結果「営業はもちろん、採用や教育、品質管理などについても統一し、二社の良いところ取りができれば、より大きな価値を生み出せるだろう」という判断に至りました。2025年11月に対等な精神での経営統合を決定し、2026年4月から新たにトランヴィアとしてスタートした次第です。

学生の方にひと言!

両社の業務知識とAI駆動技術を融合し、人材育成の基盤が強化されました。社員が自身のなりたい姿に近づけるよう、弊社はマザーシップとして伴走して参ります(福島社長)

統合で社風はどう変わったのか

【山村】トランヴィアとして歩み出して4カ月ほどですが、社長から見た現在の社内はどのような状況ですか?

【福島】トランヴィアとして初めての中期経営計画書を2026年11月に発表しますので、現在はその詳細を詰めているところです。まずは手始めに二社が強みとする金融業界への提案活動を中心に強化すべく、営業部門はすでに一緒に動いており、具体的なアプローチも始めています。コーポレート部門については完全統合に向けた準備段階で、採用手法や教育制度、人事制度などについて、お互いのやり方を学び合っているところです。今後は双方の良いところをミックスしながら、最適解を確立していくことになると思います。

【綱川】そうした取り組みは、社員にも少なからず影響を与えていると思います。社長から見て、社内の雰囲気は変化していると感じますか?

【福島】人の雰囲気や会社として大切にしている価値観は、もともと近しいものがあり、スムーズに馴染んでいる印象です。お互いクローズドな状況から別会社のいい所を学べるわけです。完全に一つの会社になるには少し時間を要しますが、役職や部署などのレイヤーごとに交流を重ねており、お互いの全社会議への参加や事業部間の懇親会も何度も行われ、両社合同でゴルフコンペなども実施しています。社是「こころできまる」を社員が意識し、全社的な行動指針としてChange(変化を恐れず)、Challenge(挑戦を厭わず)、Communication(対話を重ね)、Collaboration(協調・共創する)、Agility(機敏に行動し)、Flexibility(柔軟に課題を解決していく)、Fun(全てを楽しみながら)という「7’Credo」を掲げています。

【山村】学生さんに向けてこれからのビジョンをお話しください。

【福島】トランヴィアのミッションは「お客様と一緒に未来をつくる」です。それを実現するにはパートナー会社様や社員も含め、弊社に関わる人全員が「一緒に仕事ができてよかった」と思える組織をつくっていくことです。株式会社としては「株主に利益を還元する」という大命題がありますが、それだけが会社の存在意義ではありません。当社で働くなかで、社員たちが多くの人に出会い、成長し、人生設計に広がりを感じられることが大切だと考えています。一人ひとりに「入社してよかった」「会社が大きくなってよかった」と感じてもらえる組織をつくっていきたいですね。

学生の方にひと言!

異なる強みを持つメンバーと一緒に働けることや、顧客層や技術の幅を広げられることなど、統合をポジティブに受け止める若手社員の声が人事部にも届いています(山村さん)

人材育成への想いと、これからの社員に期待すること

【綱川】今後、どのような社員が活躍する会社になると思いますか?

【福島】どんな人でも適したポジションで活躍できる会社になると思います。統合によって人材の多様性はさらに広がりました。実際に各タスクフォースのなかで、十人十色の強みを発揮し、補い合って業務を遂行しています。また、成長スピードも人それぞれで構わないと考えています。学生の方も、企業研究に取り組んでいる今のうちから、ご自身の強みや苦手なことを把握し、「どんな風に活躍したいか、どんな仕事なら自分の強みを発揮できそうか」について考えてみると良いかもしれません。

【山村】今後はより一人ひとりの強みが重要になりますね。教育制度は、どのようになる予定でしょうか?

【福島】二社とも以前から教育に非常に力を入れている会社なので、引き続き、「基本的な技術を一歩一歩、身につけていける環境が整っている」と認識いただいて問題ありません。例えば、ランドコンピュータの源流は学校法人の傘下にあったIT技術の専門学校で、半世紀以上、未経験からのIT人材の育成に取り組んできた実績があります。
現在、当社では生成AIで利益を上げる会社への進化を図っていることもあり、レイヤー別の教育なども進めています。お客様との協業にAIを活用しながら、その技術を駆使できる人材へ成長できるよう、各自の手を動かしながら取り組めるハンズオンセミナーや勉強会などを随時開催しています。

【綱川】教育に対するスタンスは今まで通りですね。では、これからのトランヴィアで活躍していくためには、どのような姿勢が大切だとお考えですか?

【福島】技術が進歩する時代においては、度量や耐性を含めた「人間力」がより重要な要素になっていると感じます。「失敗からどんどん学ぼう」という意識で、いろいろな壁を乗り越える過程で精神的にタフな人材に成長してほしいですね。人と協働する場面が多くあるため、チームワークの意識がある方であれば、きっと当社の環境に馴染んでいけると思います。
変化の激しい社会においては、知識や技術の習得に加え、変化に柔軟に対応しながら学び続ける姿勢も重要です。当社では、一人ひとりが主体的に学び、自ら考え行動できる人材として成長していけるよう、継続的な支援を行っています。

学生の方にひと言!

教育制度のさらなる充実が予定されており、案件の幅も広がっています。社員にこれまで以上の成長機会を提供できる環境が整いつつあります(綱川さん)

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 福島さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

企業研究に取り組む際には、その業界の基本知識を押さえたうえで、自分なりの基準を持っておくと良いと思います。特にIT業界は膨大な会社の数があるので、基準を持たず手当たり次第に調べていたら、時間がいくらあっても足りません。まずは「SIerとSESの働き方の違い」「ユーザー系と独立系との違い」「どんなものを作ってみたいか」などの観点である程度絞ってから、企業研究に取り組むと良いと思います。
その観点で言うと、当社は独立系のSIer(システムインテグレーター)です。金融の基幹システムを中心に、通信や公共、産業向けのシステムなども手がけています。社会を支える基盤系システムを多く手がけているため、社会インフラを支えるやりがいを感じられる案件に携わる機会があります。一方で、クラウドツールの導入やカスタマイズに携わっている部署もあり、最新のITツールに触れるフィールドもある会社です。統合により、関われる案件の幅は大きく広がっています。
働き方については、お客様先に常駐して仕事をしている社員が多く、数年ごとに環境が変わるのが一般的です。フルリモート、フル出社、出社とリモートのハイブリッドなども案件によって変わりますので、環境の変化に対応しながら働く機会が多い職場と言えるかと思います。
(人財開発部 山村さん/綱川さん)

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同じ開発の仕事でも、基幹系のシステムとWeb系のアプリでは、目的も技術も働き方も大きく異なります。自分が興味を持って取り組める分野をぜひ考えてみてください。

マイナビ編集部から

社員数500~700名規模の二社が一つになり、1300名を超えるグループとして誕生したトランヴィア。今回は新社長から、統合の経緯を詳しく伺うことができた。変化のスピードが加速するIT業界で将来を見据えて事業を発展させていくために、未来志向で決断を下したことが理解できたのではないだろうか。福島社長の言葉の節々からは、「価値を創り、道を拓く。」という経営理念の通り、二社の強みを結集させることで新たな価値を生み出し、ともに未来への道を切り拓いていこう、という前向きな気概が伝わってきた。
学生の方から見れば、「東証プライム市場上場企業として事業を展開する会社」として企業規模や事業基盤に注目する方もいるかもしれない。一方で、統合後の新たな組織づくりを進める過程では、自らの考えや経験を生かしながら業務に取り組む機会もあるだろう。
社員の出身学部は一切不問とのこと。さまざまな経歴を持った仲間と切磋琢磨し合いながら、一緒に成長していける環境も特徴の一つだ。就業規則や福利厚生制度などはこれから決まっていくものが多いものの、両社の制度や運用を踏まえながら整備を進める予定で、資格取得支援制度などには今後も力を入れていくとのこと。「伝統」と「革新」の両方の側面を感じられる同社の環境で成長したいと感じた人は、ぜひさらなる企業研究に取り組んでみてほしい。

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新社名はTO(東邦システムサイエンス)RAN(ランドコンピュータ)Via(道)という言葉から生まれた。両社の強みを結集して道を拓こうという思いが込められている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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