最終更新日:2026/6/5

NSKワーナー(株)

業種

  • 自動車・自動車部品
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 機械設計
  • 化学
  • 機械

基本情報

本社
静岡県

取材情報

記事で読む社会科見学

研究・開発から生産まで自社一貫体制で取り組む「クラッチ専門メーカー」です。

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新しいアイデアでEV化に伴う高電圧化ニーズに対応!

日本精工(株)と米国ボルグワーナー社の共同出資で誕生して以来、自動車業界を支え続ける「NSKワーナー(株)」。100年に一度の変革期においても、摩擦制御技術の先駆者として新たなスタンダードを創出しています。

今回は、技術本部で活躍する先輩社員3名にインタビュー。同社が誇る基盤技術と製品の特徴、EV化における挑戦と新製品の開発について、たっぷり語っていただきました。(※掲載内容は2026年3月時点の情報にもとづいております。)

■中嶋さん(写真右)/2017年入社
■古谷さん(写真中央)/2019年入社
■太田さん(写真左)/2025年入社

クルマ好きの情熱で、ゼロから次世代のスタンダードを創り出す!

当社は1964年の創業以来、クラッチ製品の技術を磨き続けてきました。クラッチは、クルマが発進・停止・変速する際の動きを調整する、走行の快適性に欠かせない部品です。とくにオートマチックトランスミッション(AT)内部では、ギアのつながりを制御してスピードを変えるという重要な役割を担っています。

クルマの駆動力を必要に応じてつなぎ、切り離す――この“摩擦をコントロールする技術”は、電動化が進むモビリティ領域でも求められています。たとえばEV(電気自動車)が惰性で走行する際、モーターとの連結を適切に切り離すことでエネルギー損失を抑え、効率的な走行に寄与します。

現在当社では、この“摩擦をコントロールする技術”をもとに、新しい価値の創出に挑戦しています。その代表例が、2026年の市場投入をめざして開発している「導電バイパスプレート」です。EV(電気自動車)の高電圧モーターには、漏れ出た電流がベアリング(軸受)を損傷させる「電食」という課題があります。EVが普及するほど、この問題は避けては通れません。そこで私たちは、長年培ってきた摩擦材(紙)の技術を応用し、新たな材料開発に取り組んできました。その結果、

・わずか0.3mmの薄さ
・従来の10倍以上という高い導電性

この2点を満たす素材の開発に成功し、現在は製品化に向けた量産トライアルの最終段階に入っています。まさにゼロからの挑戦で、苦労も多いものでしたが、実用化に向けた準備が着実に進んでいます。

こうした開発を支えているのが、年次や部門を越えた協力体制です。社内では、若手がふとした疑問や改善案を発信し、周囲が意見を取り入れながらカタチにすることも珍しくありません。「新しいことに挑戦して失敗するのは当たり前。失敗を受け止め、どう乗り越えるかを楽しむ」。そんな姿勢が根づいています。そして、私たちの開発が進むことで、EVをより安心して長く使えるようになり、日常の移動がもっと身近で快適なものになる――その一端を担えることに、やりがいを感じています。

今後は、クルマに対する情熱を原動力に、パワートレイン領域で運転をより楽しくする新しいシステムの創出に取り組みたいと考えています。そして、自分が携わった製品を通じて、会社と社会の未来を支えていくことが目標です。
(中嶋さん)

「NSKワーナー(株)」の魅力

「当社は新たな技術に挑戦し続けていますが、周囲へ相談しやすく、若手が一人で悩みを抱える心配はありません。映画補助などの福利厚生も充実していますよ!」(中嶋さん)

若手から開発に携わり、世界のモビリティを支えるエンジニアへ!

私は2023年4月から、次世代EVの課題を解決する「導電バイパスプレート」の開発プロジェクトに、設計・評価担当として参画しています。この開発のミッションは、高電圧モーターから発生する「電食」への対策です。電食を放置すると異音や振動が起き、最悪の場合は走行に支障をきたします。また、モーターから発生するノイズは車載ラジオや運転支援システムへ影響を与えるため、EV化が進む社会では避けて通れない重要な課題でした。

プロジェクトが始まった当時、社内には同分野の知見がほとんどなく、まさに"実績ゼロ"からの挑戦でした。設計した形状が適切に機能するか、電気を逃がす性能が十分か――その答えを確かめるために、試作と評価を何度も繰り返す毎日でした。特に苦労したのが評価設備の準備です。電気回路を組み込んだ特殊な設備を一から立ち上げ、厳しい条件のもとでデータを取得する必要がありました。狙いどおりの性能が出ず、設計方針を見直したことも数え切れません。

それでも前に進めたのは、チームで情報を逐一共有し、「どうすれば壁を越えられるか」を全員で議論する文化があったからです。行き詰まった時に一人で抱え込まないで済むことが、大きな支えになりました。

当社の魅力は、こうした開発に若手のうちから主体的に関われる点だと感じています。社内では役職や年次に関係なく意見を交わせる環境があり、最近では経営層と技術者が直接対話する機会も増えています。会社全体が同じ方向を向き、一つのチームとして動いていることを実感します。

また、「導電バイパスプレート」は装着性にもこだわっています。私たちのこだわり一つひとつがカタチとなり、実用化されることで、EVがより静かに、より安心して長く乗れる存在になると考えています。普段は目に触れない部品ですが、そうした"ユーザーの日常"を支える技術に携われることは、大きなやりがいです。

今後は、当社で生まれた技術を国内外へ広げていきたいと考えています。そして将来的には海外拠点の立ち上げにも携わり、グローバルに活躍できるエンジニアへ成長することが目標です。
(古谷さん)

「NSKワーナー(株)」の魅力

「日本を含め世界4か国に展開する生産拠点、世界シェアを誇る技術力が自慢。この環境のもと、次世代モビリティの発展に貢献できるエンジニアをめざします」(古谷さん)

入社1年目から新製品の開発に参画し、技術の最前線を体感!

私は「自動車に関わる仕事」と「地元で働くこと」を軸に企業研究を進める中で、当社と出会いました。多くの自動車メーカーに向けて製品を提供している点に惹かれ、街中を走るクルマの中に当社の技術が息づいていることに大きな魅力を感じました。また、社員同士が話しやすい雰囲気があり、働く姿をイメージできたことも入社の決め手になりました。

入社1年目から「導電バイパスプレート」の開発プロジェクトに参画し、試作と解析を担当。設計図面をもとに試作品を製作し、お客さまに届けられる可能性のある部品として、一つひとつの加工を丁寧に行っています。試作後は、VRを用いた設備などを活用し、導電性や接着力といった性能を確認します。万が一想定と異なる結果が出た際は、すぐに先輩へ報告し、改善へつなげる重要な役割です。自分の仕事が次世代のクルマの品質に関わるという責任感が、日々の大きなモチベーションになっています。

大学では機械工学について学びましたが、それでも最初は分からないことだらけ。入社後、試作品の製作や解析のスキルを一から学ぶ中、忙しい先輩に質問しても大丈夫だろうかと不安もありました。しかし当社の先輩は、質問をすれば必ず手を止めて丁寧に教えてくれる人ばかり。新人の拙い質問に対しても、納得できるまで真摯に向き合ってくれる優しさに安心したのを覚えています。だからこそ、新製品の開発という大きなプレッシャーの中でも、一歩ずつ着実に成長できたと感じています。

やりがいは、自分の仕事がダイレクトに社会へつながっているという実感です。現在取り組んでいる「導電バイパスプレート」は、2026年中にリリースされる予定です。自分が携わった技術がカタチとなり、世界中の道を走り始める日を想像するだけでも、ワクワクします!
(太田さん)

「NSKワーナー(株)」の魅力

「カフェ風の社員食堂は日替りメニューに小鉢やデザートを組み合わせられ、どれにしようか迷ってしまいます。リーズナブルなのもうれしいポイントです!」(太田さん)

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 中嶋さんが感じる職場の雰囲気
  • 古谷さんが感じる職場の雰囲気
  • 太田さんが感じる職場の雰囲気

企業研究のポイント

企業研究を進めるうえで大切なのは、まず自分の中に「軸」を持つことだと思います。私の場合は「自動車業界で働きたい」という明確な軸があったことで、迷わず深く調べることができました。また、資料や数字だけで判断するのではなく、実際に企業を訪れて「社員の人柄」に触れることも大きな気づきになります。話しやすさや職場の雰囲気は、働くうえでの安心感につながるからです。当社には、若手が主体的に挑戦できる環境があり、その挑戦を周囲の先輩たちが丁寧にサポートする風土が根づいています。インターンシップなどを通じて、ぜひ現場の空気感を肌で感じてみてください。
(太田さん)

企業研究を進める中で、不安や焦りを感じることもあるかもしれませんが、進め方やペースは人それぞれです。多くの企業に触れる中で、「自分がどんな点に惹かれるのか」「どのような環境で働きたいと感じるのか」を少しずつ整理していくという進め方もあります。企業との出会いにはタイミングやご縁の要素もあり、自身のペースで企業研究を続ける中で、当社と出会った学生もいました。仕事内容に加えて、社風や働く人の雰囲気についても、インターンシップなどの機会を通じて感じていただけたらと思います。
(人事グループ/鈴木さん)

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有給が取得しやすいのはもちろん、フレックス制度の導入、育休の取得実績が豊富など、ライフステージが変わっても安心して働き続けられる環境が整っています。

マイナビ編集部から

「NSKワーナー(株)」は、1964年の設立以来、世界でも高いシェアを誇るワンウェイクラッチなど、自動車の駆動を支える摩擦制御技術のスペシャリストとして業界を牽引。同社は現在、その高い技術力を糧に、EV(電気自動車)シフトという100年に一度の変革期を大きなチャンスとしている。

今回インタビューに応えてくれた3名が開発に携わる「導電バイパスプレート」は、EV特有の課題である「電食」への対策として期待されている画期的な新製品であり、2026年の量産開始に向けて世界のスタンダードを塗り替えるもの。同社の特徴は、こうした最先端の挑戦に若手が参画している点。年次を問わず意欲ある社員にチャンスを与える風土が根付いており、その背景には、インタビューの中で全員が口をそろえた「周囲の支え」がある。さらに取締役と社員が直接対話する風通しの良さなどが、各自の挑戦をバックアップしている。

世界レベルの技術者をめざせるグローバルな舞台でありながら、家族的な温かさと安心感の中で伸び伸びと成長できる。同社は、技術への情熱と働きやすさが共存する貴重な企業であると感じた。

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自動変速機(AT)向けクラッチで世界で高いシェアを誇る同社。ワンウェイクラッチや摩擦材関連製品は国内外の自動車メーカーに納められ、信頼を獲得している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2027に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2028年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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