近年皆さんの情報収集力や分析力の高さには驚かされることが多く、企業の事業内容を精緻に読み解く姿勢は、私たちから見ても非常に頼もしいと感じます。一方で、膨大な情報に容易に触れられるからこそ、一つ、気を付けてほしいことがあります。それは、集めた情報を「選択肢を絞り込み、自分を型にはめるためだけ」に使わないでほしいということです。企業研究や自己分析を突き詰めるあまり、「自分にはこれしかない」「この仕事以外は向いていない」と思った経験は無いでしょうか。実際に仕事を始めてみると、自分自身でも気づいていない強みや仕事の面白さに数多く出会うことができます。
私自身のシンガポール、チェコでの海外駐在経験を振り返っても、人生の幅が最も広がったのは、「自分が知らなかった価値観」に触れ、新たな挑戦をした時でした。もし、最初から「これしかやらない」と決めつけてしまっていたら、今の自分はなかったと思います。
企業研究とは、一つの正解にたどり着くための消去法ではなく、自分の可能性を広げるきっかけを探す一つの手段だと思います。分析したデータだけに頼りすぎず、ぜひ柔軟な心で多くの企業や仕事に触れてみてください。そこには、今はまだ想像もできないような、ワクワクする未来が待っているはずです。
(HRマネジメント室 人事責任者 Mさん)