理系学生のための研究概要書の書き方

02
研究概要書を作成する際の
注意点

INDEX

STEP1
指定の提出形式に
合わせて書こう

研究概要書は企業から指定された提出形式に沿って作成します。文字数が指定されている場合にはそれを守りましょう。

文字数の指定がある場合

  • 「研究について○字以内で説明してください」などの記載があれば、それを守る。
  • 文字数の指定は企業によって異なるが、「400字以内」「600字以内」などが多い。
  • 簡潔にまとめることで、企業側は面接時に質問がしやすくなる。

用紙の指定(A4用紙1枚)がある場合

  • 文字数は1000~1400字が目安。
  • ポスターで研究内容を発表するイメージで構成するとよい。

用紙の指定(A4用紙2枚)がある場合

  • 構成はA4用紙1枚の場合と変わらない。
  • 内容を掘り下げて記載する。

STEP2
作成のポイントを押さえよう

研究概要書は企業側に「自分はこのような研究をしました」と伝えるためのツールです。どんなに素晴らしい研究をしていても、読み手に伝わらなければ意味がありません。読む人の側に立ち、分かりやすさを意識してまとめましょう。

POINT1 専門用語を控える

  • 誰が読んでも「分かりやすく書く」ことを心掛ける。
  • 専門用語はなるべく控え、分かりやすい言葉に言い換える。

POINT2
研究を通して学んだことを書く

  • 研究によって得た学びや気づきを伝える。
  • 志望企業でどう生かせるのかまで考えるとよい。

POINT3 関係者に確認する

  • 入力する研究概要書が提供してよい内容かを、大学や指導教官、共同研究者などに確認する。

POINT4 文末を揃える

  • 研究概要書の文体は「である」が基本。「である」「ですます」が混在する文章になっていないか注意する。

My CareerBox(マイキャリアボックス)で
研究概要書を作成しよう

My CareerBox(マイキャリアボックス)は、ES、研究概要書、その他提出書類をWEB上で作成・管理するツールです。あらかじめ用意された各社共通の記入フォームに必要項目を入力すれば、My CareerBox(マイキャリアボックス)利用企業にそのまま提出ができます。そのため、提出のたびに書類を書き直す手間が省けます。また、一度My CareerBox(マイキャリアボックス)で書類を作成しておけば、利用企業以外に提出する際にもベースとして活用ができて便利です。

STEP3 面接を意識して作成しよう

研究概要書は、あくまでも研究の「概要」をまとめたものであるため、面接時には研究の詳細について質問されることがあります。読み手である企業側の立場で考え、どのような質問をされるのかを想定しておきましょう。

質問を想定する

企業からの「なぜ」「もう少し詳しく」といった質問を想定しておく。研究概要書をいったん書き上げたら何度も読み直し、どのような質問をされるかを考える。

詳細を伝える準備をする

研究の詳細について分かりやすく伝える準備をする。企業は質問に対する受け答えを通じて、学生のコミュニケーション能力や論理的思考力、プレゼンテーション能力などを確認している。

企業から学生への質問例

「同じような研究と差別化できるポイントは何ですか?」
「この研究をどのようなものに転用したり、応用したりできますか?」
「研究で学んだことを当社でどのように生かせると思いますか?」

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