+1就活準備
マイナビ2026
+1就活準備
新商品の数が
ハンパない企業
“好き”の輪が広がる商品を!

[株式会社フェリシモ]

社員一人ひとりの“好き”や興味が、
社会を変えるきっかけに。

暮らしを豊かにする生活雑貨やファッション小物から、ほっこり癒される動物雑貨まで。年間3,000点の新商品と20,000点ものアイテムを、“通販”を中心に販売しているのが株式会社フェリシモです。今回お話を伺うのは、SNSでバズることも多いフェリシモの雑貨ブランド「YOU+MORE!」の立案者でもある豊川さん。くすっと笑えて心が和む、そんなユーモアあふれる商品は、どのように生まれているのでしょうか。商品企画の裏側や大切にしていることを教えてもらいました。

お話を聞いた人

雑貨事業部 豊川 紗代
雑貨事業部
豊川 紗代

“ともにしあわせになるしあわせ”というコアバリューに惹かれ、2007年に第二新卒で入社。2年間カタログ制作に携わったのち、2009年に家事雑貨企画チームへ。以降は、2度の育児休暇も取得しながら、ずっと商品企画を担当。さまざまなプロジェクトの立案・推進に挑戦している。

INDEX

“面白い商品が多い” そんな声から新ブランドを立案!

1992年から看板商品の『500色の色えんぴつ』や、ニッチなニーズを拾った家事雑貨など、さまざまな商品を企画・販売するフェリシモ。なんと年間の新商品数は、3,000点以上に及ぶのだとか! なぜそんなに多くの商品を企画しているのでしょうか。15年以上、商品企画に携わる豊川さんはこう話します。
「当社の特長は、毎月商品をお届けする『定期便システム』をとっていること。これは、商品を買って終わりではなく、カタログを見ながら商品を選ぶひとときを楽しんでもらいたいと考えているからです。その結果、自ずと商品数も増えていったのだと思います」
そんな中、2014年に豊川さんが立ち上げたのが、「YOU+MORE!」という雑貨ブランドです。このブランドが生まれたのは、お客様の声がきっかけだったのだとか。
「商品企画に携わる中で、お客様から『フェリシモは面白い商品が多い!』という声を多くいただいていて。これをもっと掘り下げていけば、フェリシモの独自性になるんじゃないかと思ったんです」
そこで、“ユーモア”に特化したブランドを企画。上司に相談したところ、二つ返事で背中を押してくれたそう。新しいことに前向きに挑戦させてもらえるのは心強いですね。

企画会議ではなく、アイデア出し。それが、フェリシモの風土!

“心豊かで、ごきげんな日常をつくる”をコンセプトにスタートした「YOU+MORE!」。飼育員さんの気持ちになれる『赤ちゃんパンダのよじよじポーチ』や、喫茶店の定番メニューをモチーフにした『ナポリタンきんちゃく』など、SNSでバズる商品も少なくありません。
そんなアイデアがどのように生まれているのか聞いてみると、「じつは、そんなに難しいことじゃないんです。大切なのは、身近なことに興味を持ってみたり、興味を持ったことについてちょっと調べてみたりしながら、自分のアンテナを広げていくこと。それが、アイデアの芽になっていくんです」と豊川さん。チームには、海洋生物や旅行、さらには魔法使い(!)まで、いろんな興味を持っているメンバーがいるのだとか! みなさん、興味を持ったものについて調べていくうちに、自然と詳しくなっているそうです。
とはいえ、商品化するとなると、好きな気持ちだけとはいかないのでは…? すると、豊川さんは続けます。
「いわゆる企画会議のことを、私たちは“アイデア出し”と呼んでいます。みんなで最近気になっていることを共有して、わいわい話しているうちに、商品企画が出来上がっていくようなイメージ。もちろん、『これを作りたいです!』と具体的なアイデアを持ってきてもいいですし、『なぜかこれが気になるんですよね』くらいでもOK。アイデアも、出る時と出ない時がありますからね…(笑)」
一人で考えるんじゃなく、ラフにアイデアを出し合いながらみんなで練り上げていく。それができる風土だからこそ、ユニークな商品が生まれるんでしょうね。

世の中にない、驚きあふれる商品に!

そんな「YOU+MORE!」の商品開発の中でも、とくに大変だったのが『オウサマペンギン3変化ぬいぐるみ』だと豊川さん。なんでも、海遊館からの「卵からペンギンに変化するぬいぐるみをつくれないか」という相談に対して、「それなら、卵・ヒナ・ペンギンの3変化にしてもいいですか!?」と逆提案したのだとか。
「その方が、ペンギンの成長段階を楽しめるのではないかと思ったんです。当時、リバーシブルのぬいぐるみはすでにあったため、どうせならもっと驚きがあって、学びにもなるぬいぐるみにできないかとプランナーが考えてくれました 」
「ただ、これが相当大変でした…。3変化するということは、3つのぬいぐるみを1つで表現するということ。複雑な構造を保ちながらも、リアルさの追求にもこだわりました。たとえば「卵」は実物とほぼ同じ大きさで再現したり、「ヒナ」は羽の厚みやカーブにもこだわったり。飼育員さんにもオウサマペンギンの生態や特徴を教わりながら何度も試行錯誤しました」
こうしたこだわりが世の中にも伝わり、発売後には多くの反響があったのだとか。「『すごい!』『ペンギンの成長過程が見れる!』『このぬいぐるみをきっかけにペンギンの特徴を知れました』という声をいただきうれしかったですね。これだけ多くの人に受け入れられたのも、海遊館さんと一緒に細部までこだわり抜いてつくりあげたから。商品企画は大変なことも多いけれど、大変なほど、実現した時にお客様に喜んでいただける。それがいちばんのやりがいですね」。
ただ面白い商品やバズる商品を目指すのではなく、こだわりを詰め込んだ愛がある商品で、世の中に新たな驚きと価値を提供する。それが、フェリシモの商品づくりなんですね。

たくさんの人をしあわせにする商品を。

“好き!”という気持ちからはじまる「YOU+MORE!」の商品企画。ですが、それ以上に企業として大切にしていることがあるそうです。
「何よりも大事なのは、“ともにしあわせになるしあわせ”という、私たちのビジネスの根幹にある価値観です。たとえば、新商品を企画する際は、多くの人に愛されたり、誰かの思い出になったりと、商品を手に取った本人だけが楽しむのではなく、その周りの人もしあわせになれるような商品を目指しています。これからも、その価値観を大切に、より多くの人をしあわせにする商品をつくっていきたいですね」
最後に、学生へのメッセージをお願いすると、「今好きなものが見つかっていなくてもいいんです」と笑顔で話しはじめます。
「“好きなものがない”という人もいるかもしれませんが、もしかしたら、気づいていないだけかも。食べることが好きとか、SNSで気になるお店を見つけたとか、そういう身近なことでいいんです。好きなものが見つかると人生はもっと広がるし、それが、好きなことを仕事にすることにもつながるかもしれません。ぜひ、いろんなものに興味を持ってみることからはじめてみてほしいですね」

マイナビ編集部の声

楽しげでラフな雰囲気から新しいアイデアが生まれ、それをみんなでつくりあげていく。そんな社風だからこそ、どこでも見たことがないワクワクする商品が誕生するんでしょうね。フェリシモならではの商品開発を垣間見ることができた取材でした!

もう少し詳しく知りたい!

会社概要

+1社の候補に入れよう!

検討リスト