公務員をめざす学生のための就活の進め方

公務員に求められる
3つの適性

INDEX

「人の役に立ちたい」という強い気持ちと責任感

公務員は国民や住民の生活をより良くするために働く職業であり、「人の役に立ちたい」と強く思える人に向いています。また、取り組む1つひとつの仕事が国民・住民の生活に直接かかわってくるため、強い責任感も必要といえるでしょう。

柔軟性と
コミュニケーション能力

社会人であれば誰もが必要とされるコミュニケーション能力ですが、公務員としては国民や住民が求めているものを理解し、聞き取り、さらに説明するという働き方が必要になります。

また、国家公務員の場合は、一度採用されるとその官庁の仕事に従事することになりますが、勤務地は日本全国どこにでも配属され、海外に勤務する場合もあります。平均して2~5年で転勤するケースが多いようです。

地方公務員の場合は、基本的には採用地区内での異動ではあるものの(まれに採用地区外の出先機関に異動することがある)、性質の異なる職務への異動が3~5年の頻度であり、そのたびに新しい環境で業務を覚え直す必要があります。数年で新しい環境に飛び込むには、業務を一から覚え直す柔軟性と、円滑なコミュニケーション能力が必須といえます。

堅実に業務を遂行できる力

公務員の業務には、派手な仕事よりも事務作業やデータ収集などの堅実な仕事が多いため、コツコツと着実に仕事をこなせる能力も求められます。

また、公務員の給料は民間企業のように業績によって上がったりボーナスが増えたりということはありません。安定した給与水準ではありますが、歩合制度や出来高制度などでバリバリ働きたいという人には向いていないといえるでしょう。

以上のように、公務員になるには、試験に合格するだけではなく、求められることが多くあります。これは選考の際にも面接官によく見られている点となるので、今一度、自分自身の強みや志望理由と照らし合わせて振り返ってみましょう。

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