面接の基礎知識
面接の種類
個人面接

学生1人に対して面接官1人、あるいは複数人で行われます。1人の学生に対して20~30分程度の面接時間が用意されており、面接官が学生の回答に対して感想を伝えたり、さらに掘り下げた質問をしたりする「会話」形式が一般的です。
集団面接

複数の学生に対して面接官1人、あるいは複数人で行われる面接です。集団面接では、面接官からの反応がないことも多く、学生1人ひとりへの対応時間は5~10分程度です。そのため、与えられた短時間でいかに自己アピールできるかが重要になります。
グループディスカッション・グループワーク

就活生を5~8人程度のグループに分けて、テーマに沿って議論をさせる選考方法です。グループディスカッションでは、テーマに対する結論、グループワークでは、成果物の提出やプレゼンテーションが求められます。
CHECK!
グループディスカッションの役割分担
1. 司会・進行役(リーダー)
ディスカッションの進行役。メンバーが発言しやすい雰囲気を作るのがポイント。メンバーへの心配りが大切な役割です。
2. 時間管理(タイムキーパー)
自らもしっかり発言をしながら、チーム全体に時間経過を知らせ、スムーズな進行、中身の濃い議論をサポートする役割です。
3. 書記
発言の要点をメモして残す係り。最後に発表する内容の善し悪しを左右する重要な役割。論点を整理する能力が求められます。
4. その他のメンバー
メンバーこそチームの主役です。受け身の姿勢はNGです。中身の濃い意見交換ができるように積極的に発言しましょう。
WEB面接・動画選考
スマートフォンやパソコンを使って、オンラインでリアルタイムに行われる面接が「WEB面接」です。また、指定されたテーマ(例えば「自己PR」や「学生時代に力を入れたこと」など)について話す自分の姿をスマートフォンなどで撮影し、その動画を提出して選考が行われるのが「動画選考」です。これらの選考方法は、近年、増加傾向にあります。通信環境やWEB面接ならではの注意点を事前に確認しておくと安心でしょう。
WEB選考についてより詳しく知るなら
面接のプロセス
一次面接
一次面接では、現場で働いている若手社員が面接官を務めるのが一般的です。学生の第一印象、基本的なマナー、人柄などをもとに判断します。
二次面接
二次面接では、部長や課長などの管理職クラスの社員が面接官を務めるのが一般的です。第一印象だけではなく、質問の回答内容から学生の能力、性格、資質を確認します。
役員面接・最終面接
役員面接や最終面接では、志望動機や入社意欲について掘り下げる質問が多くなります。自己分析だけではなく、業務内容や会社の方向性などについても深く理解しておくことが大切です。
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