プロのベリーダンサーになるなんて思ってもいなかった。
髙橋さんがベリーダンスと出会ったのは、大学1年生の時。同じ学科の同級生に誘われてベリーダンス部に体験入部したのがきっかけ。「もちろん、その時はプロになることなんて考えてもいませんでした。ダンスとしての面白さとアラビアの異国情緒ある世界観に惹かれ、始めてみようと思った程度でしたね」と髙橋さん。その後、ベリーダンス部の部長になった頃から練習により熱が入り、セミプロとしてのイベント出演やインストラクターのアルバイトなどを始めます。さらに、大学4年生の時のアメリカ留学中にフュージョンベリーダンスというジャンルと出会い、帰国後には現在の師匠となる方のもとに師事することに。それでも「あくまで習い事の延長線上でした」と教えてくれました。
「就職先を探す際もベリーダンスのことは一切考えていませんでした。大学時代の販売員のアルバイト経験から自然とアパレル業界を見て回るようになり、取り扱っているブランドの多さに魅力を感じてオンワードを受けました。最後は採用担当の方々の親身な対応などに惹かれて入社を決めたんです」
入社後、1年間の研修期間を経てオンワードホールディングスの秘書・広報室への配属が決定。プレスリリース作成やメディアの取材対応、各ブランドの展示会にマスコミをアテンドするなど、新米広報として走り回ります。さらに、入社5年目からはサステナブル経営推進室の業務を兼務。投資家やマスコミ、就職活動生向けに会社のSDGsの取り組みなどをわかりやすく伝えるサイトの制作や改修も担当するように。そんな髙橋さんの二刀流生活が本格的に始まったのは、入社4年目の時。オンワードでも入社4年目以降の社員の副業が解禁になった年でした。

人財Div.の寺中さんにも当時のことを尋ねると「当社では、2019年より業務効率化とワーク・ライフバランスの実現により生産性をあげることを目的に、社員が自発的に取り組み、働き方を変化させていくという当社の働き方改革プロジェクト“働き方デザイン”の実施をスタートしました。2023年の副業解禁もその一環でした」と教えてくれました。なんでも、この改革に取り組む前は会社は会議や資料作成等に追われ、部署によっては長時間残業が慢性化することも。様々な対策を講じるものの、根本的な業務改善には至らなかったんだとか。そこで、仕事の効率化だけを目的にするのではなく、それによって出来た時間を、新たな発想を形にするチャンス創りやイノベーションの創出につなげていきたいという思いで“働き方デザイン”と名づけてスタート。その結果、社内の意識改革もかなり進んだと言います。






