活用NOTE

すぐ実践できる! ナビ画面の文章作成ポイント5つ

更新日2024/2/21

作成者Chiaki Tanazawa

学生がなかなかエントリーしてくれない……というお悩みは、毎年多くの企業が抱えている課題です。近年のインターンシップ活性化によって、学生がエントリーする企業を絞り込む傾向が年々強くなっているので、ますますそう感じられる方も多いでしょう。今回は、そんなお悩みを持つ皆さまに、ナビ画面上でできる工夫をご紹介します。

まずは、ナビ画面の役割を正しく理解

マーケティング理論「AIDAの法則」をご存知ですか? 消費者がモノやサービスを買うまでの過程を「発見・興味・欲求・行動(購入)」の4つのプロセスで説明しているものです。これをナビ上で学生がエントリーするまでの体験に置き換えてみると『学生は企業の「発見」してから「行動(エントリー)」までに「興味・欲求」の過程がある』ということが見えてきます。そしてナビ画面の役割がまさにこの過程の部分。せっかく発見性を高めるために検索キーを設定したり、オプションでプッシュ型の流入施策を行ったりしても、興味を失ってしまうような画面だったり、エントリーのメリットが伝わらない画面ではもったいない! 発見からエントリーへ、しっかりバトンをつなぐナビ画面づくりが重要なのです。

マーケティングモデル「AIDAの法則」

エントリーにつながりやすい原稿とは?

では、どのようにエントリーにつなげていくのが良いのでしょうか? そのヒントを探るべく、同じ業種・業界・企業規模などでも、比較的エントリーが多く集まる企業はどんな原稿なのかを分析した結果、5つの傾向が見えてきたのでご紹介します。

1. 学生が企業選択のポイントで重視している項目をもりこんでいる

エントリーにつながりやすい原稿とは1

マイナビでは毎年、学生が企業を選ぶ際に見ているポイントを調査していますが、このポイントをきちんとおさえた原稿づくりができているとエントリーにつながりやすい傾向があったようです。中でも、例えば「働きがいのある会社」などは、自社に当てはまることを探してアピールしやすい項目です。書ける内容があればぜひ記載をお願いします。

2. 学生が人事に聞きづらい情報を記載している

エントリーにつながりやすい原稿とは2

例えば福利厚生などの待遇面については、じつは学生にとって聞きづらい内容です。そのため、ナビ原稿に情報が盛り込んであると、安心感からかエントリーにつながりやすかったようです。また、制度の紹介だけでなく具体的にどのくらいの補助が受けられるのかなど、数字で記載されているとより良いようです。

3. 知名度の高いものがある場合は原稿にいれている

エントリーにつながりやすい原稿とは3

就業経験のない学生にとって、そもそも仕事とはイメージがつきづらいものです。そのため、仕事のイメージがつきやすい原稿のほうがエントリーにつながりやすい傾向があったようです。知名度のある商品やサービスがない場合も、できるだけ学生の日常生活や身近なものに関連付けて紹介することで、イメージがつきやすくなるのでおすすめです。

4. 企業キャッチで記事の内容をイメージさせている

エントリーにつながりやすい原稿とは4

「企業キャッチ」は、検索結果一覧に表示される80文字のテキストです。目立つ位置にあることから、抽象的でカッコいい雰囲気の企業キャッチを設定している原稿を見かけることも多いのですが、中身のない文章はNG。記事本体に何が書いてあるのかが具体的にイメージでき、興味喚起につながるようなキーワードを盛り込んだほうがその後のエントリーにつながりやすかったようです。

5. 業界イメージ調査を活用して原稿に反映させている

エントリーにつながりやすい原稿とは5

各業界に対して、学生は「プラスイメージ」と「マイナスイメージ」を持っています。このイメージに対して、プラスイメージをアピールする内容を盛り込んでいることと、マイナスイメージを払拭する内容を記載していることで、エントリーにつながりやすかったようです。

以上、5つの原稿作成のポイントをご紹介しました。皆さんのナビ原稿は、5つのポイントのうち、いくつクリアできていたでしょうか? 今からでも十分間に合いますので、ぜひマイナビ本サイトのオープンに向けて、原稿のご用意をお願いいたします。