福祉・介護職をめざす全ての学生のための就職情報サイト

ふくしのたまご
検索
  1. トップ
  2. 就活準備
  3. 国家試験攻略法

福祉業界をめざす
受験生に贈る!
国家試験攻略法

福祉業界は無資格・未経験で飛び込むこともできますが、介護福祉士*などの専門職としてキャリアを歩みたいなら、多くの場合で国家試験合格が求められます。国家試験に対しては、どのような勉強方法や心構えで臨むことが望ましいのでしょうか。そのエッセンスをご紹介します!

*介護福祉士になるルートはさまざま存在するが、養成施設を卒業するか(2027年3月までに卒業の場合)、養成施設に行かなくとも「実務経験3年以上かつ実務者研修」、または「実務経験3年以上かつ介護職員基礎研修・喀痰吸引等研修」を修了することで介護福祉士国家試験の受験資格が得られ、合格すると介護福祉士になることができる。

過去問題集の使い方はどうする?

1.自分に合った過去問題集を選ぼう

国試対策に過去問題集は必要不可欠です。まずは数年分の過去問を解いて国試の傾向をつかみ、問題形式に慣れることから始めます。そのためには過去問題集を入手する必要がありますが、複数の問題集が出版されていて選択に困るかもしれません。そのときは、自分が十分に理解して自信のある内容の問題を1つ選び、その問題の解説文を読み比べてみましょう。最も分かりやすく、すっと納得できた解説文が載っている問題集を選んでください。

2.過去問題集は「3周」すれば万全

過去問を解いて自己採点し、解説文を読み込む……。このサイクルを繰り返しながら1冊を最後までやり切りましょう。この「1周目」が終わったら、同じように最初から取り組んで「2周目」に入ります。より解説文を理解できるようになり、成長を感じるはずです。そして「3周目」は、1~2周目で誤答した問題を中心に解いていきます。このように、過去問題集は「これだ!」と思うものを1冊用意し、繰り返し取り組むことをお勧めします。

3.誤答肢にも注目しよう

過去問題集は良質な教材であり、国試対策の基盤ともいえる存在です。単に正解/不正解に一喜一憂するだけでは、十分に使いこなせているとはいえません。例えば、正答である選択肢(正答肢)だけに注目するのではなく、それ以外の選択肢(誤答肢)についても「どこが」「なぜ」間違っているのか指摘できるようになるまで学びを深めていけば、国試対策はかなりの段階まで進んだと胸を張ってもよいでしょう。

知識のインプットとアウトプット

1.暗記を避けては通れないと心得よう

暗記がどんなに苦手でも、国試の勉強をする上で完全に避けては通れません。しかし、ある程度の必要事項を覚えると、全体の理解力が急激に上がっていきます。しっかりとした土台があって初めて建物ができるようなものです。もちろん、暗記だけですべてを乗り切れるわけではありませんが、暗記から目を背けて得点力アップのチャンスを逃さないようにしましょう。ただし、膨大な専門用語を手当たり次第バラバラに詰め込んでも、国試ではあまり役に立ちません。複数の用語間の関連性を意識して、同じグループのものはまとめて覚えるようにすると効率的です。

2.インプットしたら次はアウトプット

頭にインプットした知識は、他人に伝えるなどアウトプットすることでしっかりと定着します。実際に目の前に人がいなくても、紙に書き出したり、声に出して読んだりするだけでも効果を実感できるでしょう。覚えたい内容を自分の言葉で録音し、移動中などのすき間時間に聴いてみることもお勧めです。

模擬試験を活用しよう

試験本番では、場の雰囲気に飲まれてしまい、本来の実力が発揮できないという可能性も十分に考えられます。学習の到達度を確認するだけでなく、本番さながらの緊張感や時間配分などに慣れるためにも、模擬試験を受けてみるとよいでしょう。もちろん、模擬試験を受けた後は、誤答した問題を中心に復習を抜かりなく。

国試で満点を取る必要はない

国試に合格するためには満点を取る必要はなく、少なくとも合格基準点に達していればよいのです。もちろん、最初から「ギリギリ」をめざすと下振れする可能性がありますが、完璧主義が正解とも限りません。過去問題集を解き進めているときも、国試本番のときも、どうしても理解できない問題にいつまでもとらわれず、先に進む決断が必要になることもあります。「苦手分野に立ち向かうこと」と「得意分野で点数を稼ぐこと」のバランスを考えながら取り組んでいきましょう。

寝不足なんてもってのほか!体調管理を徹底しよう

国試本番を無事に乗り切るためには、当日までの体調管理も重要です。長時間の試験で集中力を持続させるためには、かなりのエネルギー量が必要となります。長丁場に耐えられる体力や、自分の精神状態をコントロールする力も身に付けておきたいところです。冬場に実施される国試の場合は特に、感染症対策にも気が抜けません。勝負所で実力を発揮できるように、万全の態勢を整えて本番に臨んでください。

LineTwitter

Copyright ©︎ Mynavi Corporation