うっかりしやすい!
実習中の超重要ポイント
1.自己判断せずに相談する
実習に至るまでの勉強では、「利用者さん本人の意思を尊重すること」「利用者さんの残存機能の維持・向上を意識すること」といった介護の基本姿勢を学んでいると思います。そのため、実習の本番中も理想の介護を求めて必死になることでしょう。もちろん、それは基本的には素晴らしいことですが、時に危険を伴うこともあります。
例えば、車椅子介助の利用者さんが「今日はトイレまで歩いてみたい!」と言った場合を考えてみましょう。「できる範囲で歩いていただくのは悪いことじゃない」と判断した実習生が、本人の意思を尊重してトイレまでの歩行に付き添ったとします。この場合、事故なく歩行できたとしても、「車椅子介助」という実習先の取り決めを逸脱したことになってしまいます。そうした取り決めの背景には必ず何かしらの理由があり、それを実習生が無断で変更することはNGです。こうしたケースでは、必ず実習担当の先生や実習先の職員に相談しましょう。
2.個人情報の取り扱いに注意する
ただの実習では終わらせない!
学びを深める実践法
1.「1日1課題」を掲げる
2.実習記録を一生モノの学びにする
「実習は好きだけど、記録が苦手」という声はよく聞かれます。「実習記録=提出物」という認識でいると、実習で疲れて帰宅した後のしんどい作業にしかなりません。しかし、実習中のエピソードを振り返り、気付きや感じたことを次のアクションに展開するためのツールととらえてみたらどうでしょうか。
例えば、職員が利用者さんに目線を合わせながら「今日のお洋服、素敵ですね」と声をかけたら、ベッド上の利用者さんが笑顔になったという場面があったとします。このエピソードから、次のような気付きやアクションに展開できます。
気付き
- 声かけ一つで利用者さんの表情が変わる
- 職員は利用者さんの全体をよく見ている
- 目線を合わせると心地良い雰囲気
自分のアクション
- 目の前の素敵に感じたことを伝えよう
- 相手のことをよく観察しよう
- 相手の目線に合わせよう
例えば、職員が利用者さんに目線を合わせながら「今日のお洋服、素敵ですね」と声をかけたら、ベッド上の利用者さんが笑顔になったという場面があったとします。このエピソードから、次のような気付きやアクションに展開できます。