ロボットに興味があり、機械工学科に進学。就職活動の際には、漠然と設計の仕事がしたいと考えていましたが、どんなものを設計したいか明確に決まっていなかったため、幅広い分野に携われるタマディックを選びました。入社後は、社内の研修センターでの約2ヵ月間の基礎研修を経て、車両開発部に配属になりました。現在は、これから初めて世の中に出るという大手自動車メーカーの最新車種の開発に携わっているチームに所属しています。
私がこれまでに担当したパーツは、車内のメーター回りやヘッドライト周辺、フロントバンパーとその周辺部分といった外装樹脂部品です。ユーザーとして自動車に乗っているとなかなか気づかないことかもしれませんが、運転席の周辺には、人間工学的に使いやすい手触りや見やすい配置といったアイデアがたっぷり詰まっています。また、フロントバンパーの裏側には、自動車の安全性を担うさまざまな仕組みがあります。アイデアを考えながら、最先端の自動開発に関わっていることを日々実感しています。
このような最先端のプロジェクトに関われたことは、うれしい誤算でした。仕事をする上で周りには豊富な経験を持つベテラン技術者の方がたくさんいます。刺激的な環境の中で、「いつか自分もあんな技術者になりたい」と身近な目標を見つけることもできます。プロジェクトの内容については、詳しくお話しすることはできませんが、そのクルマが発売された時にはどんな誇らしい気持ちになるのだろうと、毎回楽しみです。