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進化し続けるフードサービス業界

市場規模は?

1964年の東京オリンピック以降に本格的にスタートしたといわれる日本のフードサービス業界。高度経済成長による所得水準の上昇や、女性の社会進出や核家族化といったライフスタイルの変化を背景に、食の外部化は急激に進み、1986年には市場規模約20兆円の巨大産業に成長。平成24年の外食産業市場の規模は世帯1人あたりの外食支出額が増えたこともあり、前年比1.5%増の23兆2,386億円にまでのぼる。料理を店で購入して家庭で食べる「中食」の市場も含めるとフードビジネス全体の市場規模は約29兆円にものぼる。

どんな業態があるの?

ハンバーガーチェーンやファミリーレストラン、居酒屋、イタリアン・中華・和食などの専門レストラン、牛丼、回転寿司、カフェチェーンなど、多種多様な業態がひしめいているのがフードサービス業界の大きな特徴だ。今日も年代、性別、ライフスタイルなどターゲットに応じて、新たな業態がどんどん生み出されている。多様化する消費者ニーズをとらえながら、新たなビジネススタイルを模索し続ける業界、それがフードサービス業界なのだ。

将来性は?

市場規模は縮小しつつあるが、一人世帯、共働き世帯、高齢者世帯の増加に伴い、食の外部化のニーズは今後高まっていくと考えらえる。また、高齢化と人口減少に伴う国内市場の縮小を見込み、大手チェーン企業では、今後も経済発展が見込める海外への進出を強化している。また健康志向や国内の産地と大都市の大きなマーケットをつなぐ「産直」などで差別化を図る店もあり、まだまだ限りない可能性を秘め、アイデア次第で業績の伸びが期待できる業界といえる。

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消費者のニーズに応えて楽しい時間を演出

やりがいは?

お客さまのニーズが多様化し、さまざまな形態の外食店が登場。お客さまのニーズをしっかりと掴めば大きく成長する可能性を秘めた業界だけに、実際に店舗を運営するスタッフにとっても、仕事の成果がはっきりと数字となって表れるのは大きな魅力。特に、店舗の運営全体を任される店長の手腕が全体の業績を大きく左右するだけに、責任も重大だが、それだけ、やり甲斐も大きい。

具体的な仕事内容は?

店長の仕事の中心は次の3つ。まず、お客さまのニーズを先取りしながら、常にお客さまに満足してもらえる商品&サービスを提供すること。2つ目は、より良いサービスを提供するために、店舗スタッフに仕事のやり方と、仕事の楽しさを教えること。3つ目は、会社から与えられた数値目標をクリアして任された店舗の業績をあげることだ。 もちろん、アルバイト、パート、正社員など数多くのスタッフの労務管理や、事故やクレームに対する対応と処理なども重要な仕事だ。

求められるスキルは?

店舗のマネージメントを全面的に任されるポジションだけに、店長には幅広いスキルが求められる。店舗スタッフの力を最大限に引き出し、ひとつにまとめあげる人材管理能力。コストと売上のバランスを適正にコントロールする数値管理能力。お客さまのニーズとウォンツをつかみより良いサービスの提案につなげる情報収集能力等々。すべてのスキルを一朝一夕に身につけることは不可能だが、店舗は、自分を磨き、自分を成長させる最適なフィールドともいえる。 1970年が外食産業の元年とされ、誕生してすでに40年以上の長い歴史をもつ業界。とはいえ、まだまだ優秀な人材が不足しているのも事実。だからこそ、実力さえあれば20代でも店長になれるチャンスが大いにある。結果がストレートに実績に跳ね返る仕事だけに、やる気がある人にとってはとても手応えのある仕事に違いない。

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