携帯電話・スマートフォンがより便利・快適になる裏側で、私たちのシステムがネットワークの安定稼働を支えています。 座礼 晃一 富士通関西中部ネットテック株式会社 オペレーションシステム事業部サービスシステム部 2010年入社 三重大学大学院 工学研究科 情報工学専攻
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最新の携帯電話を会社訪問時に見せてもらい、その洗練されたデザインに魅せられて入社を決心する。

Interview

ネットワークの安定稼働に寄与

2012年10月現在における携帯電話契約数は1億2,788万8,300件。2000年10月の契約数は5,587万2,900件ですので、12年間の増加率は2.2倍以上です。
しかし、ネットワーク上で行き来するデータ量の増加はこれをはるかに上回っています。
というのは、単に携帯電話で会話をするだけだった時代と違い、今では多くの人々が動画を見たり、オンラインゲームを楽しんだりするようになったからです。
特にスマートフォンの登場以降、データ量が急増しています。何らかの理由により一時的に利用が集中し、データ量が増大すると、ネットワーク設備に大きな負荷がかかります。突然、システムがダウンして携帯電話やスマートフォンが使えなくなるというような事態を防ぐためには、ネットワーク設備の監視・コントロールをしっかりと行うことが必要です。
私が所属している部署では携帯電話事業者に向けて、そのためのシステムを開発・提供しています。

品質に加え、コストも問われる時代に

携帯電話やスマートフォンの電波はまず基地局に送られ、その先にあるネットワーク設備に送られます。当社のお客様である携帯電話事業者は、全国に約1000の設備を持っていますが、当社のシステムはそれらのCPU、メモリ、ハードディスクの稼働率の監視やコントロールに使われています。
携帯電話の通信規格はアナログだった第1世代から進化を遂げ、現在は3.9世代と呼ばれるLTEへの移行が進みつつありますが、こうした進化のたびに携帯電話を支える設備も変わります。また、新規サービスが加わる際にも設備は新しくなります。こうして設備が変化するたびに新しいシステムが導入されます。
お客様の要望は年々シビアになる一方です。
設備の増設には当然コストがかかります。激烈な価格競争が展開されている状況だけに、できるだけコストは抑えなければなりません。設備を増やすことなく、ネットワークの安定性を維持することが重要なテーマになりつつあります。

インフラを支えるやりがい

人々が当たり前のように使っている携帯電話の通話、メール等のインフラを自分が支えているというやりがいは言葉にできないほど大きいものがあります。
もちろん、やりがいの裏にはさまざまな苦労があります。タイトなスケジュールであろうと、絶対に納品を遅らせてはなりませんし、納入したシステムにバグがあることは許されません。つまり、完璧なシステムが求められているのです。
また、私は当社の一員となってから、毎年大晦日を特別な思いで迎えることになりました。理由は「あけましておめでとう」の電話・メールが集中することによるトラブルに備えるため。
IT業界にはたくさんの会社がありますが、当社ならスケールの大きな案件に携われる上、早くから重要な役割を任せてもらえることにとてもやりがいを感じています。

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