松本
お2人とは初対面ですが、モノづくりに関わる工業製品を扱い、取引先が重なる場合もあるため、社名はお互いよく知っていますよね。ところで、特定の分野の商品を強みに持つ専門商社に入社しようと思った動機は何だったのですか?私は説明会で専門商社のもつ「自由でフランクな雰囲気や、営業スタイルが自分にぴったりだ」と直感しました。その中で話を聞くと、もともと好きな車やバイクにも関係がありそうなモーターやチェーンを扱っているということもあり、仕事内容にも俄然興味を持ったんです。
峯井
私は商社を志望して活動を行う中で、当社と出会いました。主に取り扱っているのはメーカーの開発・製造現場で使用される測定器や工具類ですが、正直なところ入社前にはそれが何なのか、どのように使用されるかはよくわかっていませんでした(笑)。もっと単純に、専門的な商品から接着剤やテープなど身近な商品まで幅広く扱い、それらの商品を通じて、企業のモノづくりに深く関われる点に魅力を感じました。人事部の方から会社の雰囲気について話を聞き、若手でも主体的に働けそうだと感じたことも決め手になりましたね。
熊谷
お2人と違って、私は業界を絞らずに活動をしていました。いろんな会社の説明会に行く中で、若手が多く、雰囲気が良さそうだったのが当社。もちろん事業内容も調べましたが、入社前に理解していたのは、「FA機器を扱い、工場の自動化に携われる」といった程度でした。文系でしたので、「機械系の商品に馴染めるだろうか」といった不安もありましたが、研修が充実しており、文系出身の社員が活躍中だと聞いていたので、安心して入社しました。お2人は、その辺はいかがでしたか?
松本
技術的な要素が強い会社ですが、営業の7割が文系と聞いていましたし、機械に興味があったので、不安よりも楽しみの方が大きかったです。
峯井
当社も文系が多いです。大事なのは、商品に興味を持って、お客様にどうすれば貢献できるか考える姿勢ではないでしょうか。当社の取扱商品は100万点ほどにも上るため、私の場合、最初の配属先での配送業務を通じて、商品知識を得てから営業デビューできたのは、ラッキーでした。
熊谷
私も物流センターでの物流業務や、営業の内勤業務を経て、営業職になりました。研修やメーカーによる商品勉強会など知識を吸収する機会がありますが、どんな工場でどんな機器が使われているかといった知識は、仕事をしながら学ぶことが多いですね。
松本
モーターひとつとっても多様な種類・用途があるため、とにかくわからないことがあれば先輩に聞いたり、ネットなどで調べたり、その都度、知識を増やすよう努めています。積み重ねによって知識が増えていくと、お客様に提案できる幅も広がり、やりがいにもつながってきますよ。
熊谷
専門知識以上に、いかにお客様の課題をつかむかといったコミュニケーション力が重要なので、学部は関係ないと言えるでしょうね。
お2人とは初対面ですが、モノづくりに関わる工業製品を扱い、取引先が重なる場合もあるため、社名はお互いよく知っていますよね。ところで、特定の分野の商品を強みに持つ専門商社に入社しようと思った動機は何だったのですか?私は説明会で専門商社のもつ「自由でフランクな雰囲気や、営業スタイルが自分にぴったりだ」と直感しました。その中で話を聞くと、もともと好きな車やバイクにも関係がありそうなモーターやチェーンを扱っているということもあり、仕事内容にも俄然興味を持ったんです。
峯井
私は商社を志望して活動を行う中で、当社と出会いました。主に取り扱っているのはメーカーの開発・製造現場で使用される測定器や工具類ですが、正直なところ入社前にはそれが何なのか、どのように使用されるかはよくわかっていませんでした(笑)。もっと単純に、専門的な商品から接着剤やテープなど身近な商品まで幅広く扱い、それらの商品を通じて、企業のモノづくりに深く関われる点に魅力を感じました。人事部の方から会社の雰囲気について話を聞き、若手でも主体的に働けそうだと感じたことも決め手になりましたね。
熊谷
お2人と違って、私は業界を絞らずに活動をしていました。いろんな会社の説明会に行く中で、若手が多く、雰囲気が良さそうだったのが当社。もちろん事業内容も調べましたが、入社前に理解していたのは、「FA機器を扱い、工場の自動化に携われる」といった程度でした。文系でしたので、「機械系の商品に馴染めるだろうか」といった不安もありましたが、研修が充実しており、文系出身の社員が活躍中だと聞いていたので、安心して入社しました。お2人は、その辺はいかがでしたか?
松本
技術的な要素が強い会社ですが、営業の7割が文系と聞いていましたし、機械に興味があったので、不安よりも楽しみの方が大きかったです。
峯井
当社も文系が多いです。大事なのは、商品に興味を持って、お客様にどうすれば貢献できるか考える姿勢ではないでしょうか。当社の取扱商品は100万点ほどにも上るため、私の場合、最初の配属先での配送業務を通じて、商品知識を得てから営業デビューできたのは、ラッキーでした。
熊谷
私も物流センターでの物流業務や、営業の内勤業務を経て、営業職になりました。研修やメーカーによる商品勉強会など知識を吸収する機会がありますが、どんな工場でどんな機器が使われているかといった知識は、仕事をしながら学ぶことが多いですね。
松本
モーターひとつとっても多様な種類・用途があるため、とにかくわからないことがあれば先輩に聞いたり、ネットなどで調べたり、その都度、知識を増やすよう努めています。積み重ねによって知識が増えていくと、お客様に提案できる幅も広がり、やりがいにもつながってきますよ。
熊谷
専門知識以上に、いかにお客様の課題をつかむかといったコミュニケーション力が重要なので、学部は関係ないと言えるでしょうね。




松本
仕事のやりがいはそれぞれだと思いますが、私の場合、取引先の商社から得たお客様のニーズをもとに、プラスアルファの提案をして、部品の導入につながったときがうれしいですね。我々の扱う商品が使用される工場という場所は、設備に水がかかる、周囲の温度が高いなど、シビアな環境も多く、その環境で耐えうる最適な部品を提案できるよう心がけています。
熊谷
私は、食品、薬品、自動車部品など、様々な業界のお客様に提案活動をしていますが、常に心がけているのは、お客様の立場に立って考えること。お客様が抱える課題をどういう商材なら解決できるか、時にはメーカーの担当者も同行して提案しています。たとえば、あるお客様の要望はなかなか難しいものでしたが、複数の電気部品を組み合わせ「ひとつのシステム」として導入していただくことで無事に応えることができました。お客様に喜んでいただけて大きな達成感とやりがいを感じましたね。
松本
当社も社内にさまざまな部門があります。ある製鉄会社向けの特殊なコンベアの提案に即しては搬送設備を得意とする部署の協力を仰ぎ、メーカーの選定や仕様決めから関わり、1年半がかりで実現させました。自信につながる仕事ができたと自負しています。私たち専門商社は単に商品を仕入れて流すだけではなく、お客様の課題をメーカーにフィードバックして、オーダーメイド商品を提供することもあり、そういう意味ではモノづくりにも関われる醍醐味がありますよね。
峯井
当社の場合、測る、量る、計ると「はかる」に関してはあらゆる商品を扱っていますので、経験を積むほど、数万点にも上る商品の知識が増え、お客に提案できる幅が広がっていくのが、面白いと感じています。しかし、時には既製品ではお客様の要望に応えられない場合もあり、そんなときこそ、営業の腕の見せどころ。お客様の想いを汲み取り、メーカーと粘り強く交渉し、お客様に合わせてカスタマイズした商品を納品したときなどは感無量です。信頼を得て、長く頼っていただけるお客様が増えていくのは、自分の財産でもあると思っています。
仕事のやりがいはそれぞれだと思いますが、私の場合、取引先の商社から得たお客様のニーズをもとに、プラスアルファの提案をして、部品の導入につながったときがうれしいですね。我々の扱う商品が使用される工場という場所は、設備に水がかかる、周囲の温度が高いなど、シビアな環境も多く、その環境で耐えうる最適な部品を提案できるよう心がけています。
熊谷
私は、食品、薬品、自動車部品など、様々な業界のお客様に提案活動をしていますが、常に心がけているのは、お客様の立場に立って考えること。お客様が抱える課題をどういう商材なら解決できるか、時にはメーカーの担当者も同行して提案しています。たとえば、あるお客様の要望はなかなか難しいものでしたが、複数の電気部品を組み合わせ「ひとつのシステム」として導入していただくことで無事に応えることができました。お客様に喜んでいただけて大きな達成感とやりがいを感じましたね。
松本
当社も社内にさまざまな部門があります。ある製鉄会社向けの特殊なコンベアの提案に即しては搬送設備を得意とする部署の協力を仰ぎ、メーカーの選定や仕様決めから関わり、1年半がかりで実現させました。自信につながる仕事ができたと自負しています。私たち専門商社は単に商品を仕入れて流すだけではなく、お客様の課題をメーカーにフィードバックして、オーダーメイド商品を提供することもあり、そういう意味ではモノづくりにも関われる醍醐味がありますよね。
峯井
当社の場合、測る、量る、計ると「はかる」に関してはあらゆる商品を扱っていますので、経験を積むほど、数万点にも上る商品の知識が増え、お客に提案できる幅が広がっていくのが、面白いと感じています。しかし、時には既製品ではお客様の要望に応えられない場合もあり、そんなときこそ、営業の腕の見せどころ。お客様の想いを汲み取り、メーカーと粘り強く交渉し、お客様に合わせてカスタマイズした商品を納品したときなどは感無量です。信頼を得て、長く頼っていただけるお客様が増えていくのは、自分の財産でもあると思っています。




熊谷
私はお客様の要望に応えたいという想いが強いあまり、時々、周囲が見えなくなりがち。ですので、先輩・上司に報連相(報告・連絡・相談)をして、客観的なアドバイスをもらうように努めています。社内の風通しがいいので何でも聞きやすく、同じような道を歩んできた先輩・上司の存在は心強いですね。
峯井
確かに社内の雰囲気はモチベーションにも関わる部分ですよね。当社は若くても責任のある仕事を任せてもらえるのですが、雰囲気が明るいので、妙なプレッシャーなく、伸び伸び働ける。所長が30代なので、若手もそれをモデルにしたキャリア形成をするという夢を持って働いています。
松本
私も会社自慢をさせてください。当社は部品だけでなく、装置や素材などを扱う専門部門もあり、例えば、工場の生産ラインを全部自社だけで提案することも可能なんですよ。あと専門分野を持っている人が多い。例えば、半導体業界であればこの人、食品業界ではこの人、製薬では、といったふうに…。業界ではなく一つの商品に対して、大変な知識や拘りを持っている人もいます。私はまだまだ及びませんが、先輩たちのように専門分野を極め、もっとお客様の細かいニーズに応えていきたい。精密機械の集合体である工場の設備改善を通じ、「メイド・イン・ジャパンのモノづくり」に専門知識で貢献できるのは、間違いなくカッコイイ。学生さんに知ってほしい専門商社の魅力の部分です。
熊谷
確かにお客様自体がその分野で世界トップレベルの技術を保有している企業が多いので、その企業の課題をクリアすることは、世界トップの技術を作っていくこと。それができるのは専門商社ならでは。大げさではなく、「日本の産業は、我々専門商社が支えている」と胸を張っていいと思いますよ。
峯井
仕事を通じて感じるのは、日本製品の精度の高さ。そういう高品質なモノを生む環境整備に貢献しているという自負はありますね。ところで、グローバル化が進む中、専門商社の役割はどう変わっていくと思いますか?
熊谷
お客様は海外企業との競争にさらされています。海外品も含め幅広い商品の情報を収集し、お客様のニーズに最適なものをいつでも提供できる環境を作っていくことも私たちの今後の使命ではないでしょうか。
松本
日系企業による製造拠点の海外シフトはますます拡がっており、それは社内の装置部門を見ていても肌で感じるんですよね。そういった海外進出をした工場が、現地で「日本のモノづくり」を実践できるよう、どこにあっても同等の商品が供給できる体制づくりも私達の役割と言えますよね。
峯井
専門商社の情報力がますます求められるということですよね。
熊谷
ところで、最初に文系で大丈夫かという話がありました。私たち自身が専門知識を高めていく必要はありますが、大事なのは、社内の技術部隊やメーカーと、お客様との良い仲介役になること。知識は入社後に身に付けられますし、改めて学部は関係ないといいたいですね!モノを売っていますが、本当に売っているのは信頼という目に見えないもの。そういう意味で、お客様からはもちろん、仕入先からも、「あの人なら、きっとうまくPRしてくれる」と頼られるようになるのが、私の目標です。
峯井
私も同じくです。さらに、社内からも「あいつに任せれば安心」と言われるようになれたら理想です。これからも、お互い精進して、あるときはライバル、あるときは協力企業として、日本のモノづくりを支えていきましょう!
私はお客様の要望に応えたいという想いが強いあまり、時々、周囲が見えなくなりがち。ですので、先輩・上司に報連相(報告・連絡・相談)をして、客観的なアドバイスをもらうように努めています。社内の風通しがいいので何でも聞きやすく、同じような道を歩んできた先輩・上司の存在は心強いですね。
峯井
確かに社内の雰囲気はモチベーションにも関わる部分ですよね。当社は若くても責任のある仕事を任せてもらえるのですが、雰囲気が明るいので、妙なプレッシャーなく、伸び伸び働ける。所長が30代なので、若手もそれをモデルにしたキャリア形成をするという夢を持って働いています。
松本
私も会社自慢をさせてください。当社は部品だけでなく、装置や素材などを扱う専門部門もあり、例えば、工場の生産ラインを全部自社だけで提案することも可能なんですよ。あと専門分野を持っている人が多い。例えば、半導体業界であればこの人、食品業界ではこの人、製薬では、といったふうに…。業界ではなく一つの商品に対して、大変な知識や拘りを持っている人もいます。私はまだまだ及びませんが、先輩たちのように専門分野を極め、もっとお客様の細かいニーズに応えていきたい。精密機械の集合体である工場の設備改善を通じ、「メイド・イン・ジャパンのモノづくり」に専門知識で貢献できるのは、間違いなくカッコイイ。学生さんに知ってほしい専門商社の魅力の部分です。
熊谷
確かにお客様自体がその分野で世界トップレベルの技術を保有している企業が多いので、その企業の課題をクリアすることは、世界トップの技術を作っていくこと。それができるのは専門商社ならでは。大げさではなく、「日本の産業は、我々専門商社が支えている」と胸を張っていいと思いますよ。
峯井
仕事を通じて感じるのは、日本製品の精度の高さ。そういう高品質なモノを生む環境整備に貢献しているという自負はありますね。ところで、グローバル化が進む中、専門商社の役割はどう変わっていくと思いますか?
熊谷
お客様は海外企業との競争にさらされています。海外品も含め幅広い商品の情報を収集し、お客様のニーズに最適なものをいつでも提供できる環境を作っていくことも私たちの今後の使命ではないでしょうか。
松本
日系企業による製造拠点の海外シフトはますます拡がっており、それは社内の装置部門を見ていても肌で感じるんですよね。そういった海外進出をした工場が、現地で「日本のモノづくり」を実践できるよう、どこにあっても同等の商品が供給できる体制づくりも私達の役割と言えますよね。
峯井
専門商社の情報力がますます求められるということですよね。
熊谷
ところで、最初に文系で大丈夫かという話がありました。私たち自身が専門知識を高めていく必要はありますが、大事なのは、社内の技術部隊やメーカーと、お客様との良い仲介役になること。知識は入社後に身に付けられますし、改めて学部は関係ないといいたいですね!モノを売っていますが、本当に売っているのは信頼という目に見えないもの。そういう意味で、お客様からはもちろん、仕入先からも、「あの人なら、きっとうまくPRしてくれる」と頼られるようになるのが、私の目標です。
峯井
私も同じくです。さらに、社内からも「あいつに任せれば安心」と言われるようになれたら理想です。これからも、お互い精進して、あるときはライバル、あるときは協力企業として、日本のモノづくりを支えていきましょう!




