
時代の流れを先読みする「情報」の収集・分析、新商品の調達、物流の効率化…。「川中」の物流機能だけで終わらず、メーカーとの経営統合やプライベートブランドの開発・販売、小売店への販売支援の強化など、ビジネスプロセスの川上(ものづくり)から川下(小売)までを一貫して手がけることで、さまざまな付加価値を生み出す重要な役割を果たし、存在感を増している。
トレーディングの川上から川下をつなぐ「つなぎ役」から、顧客企業・商品の付加価値の創造と高度化を担う「パートナー」へ―。今後、さらに日本メーカーの海外進出が進むなかで、専門商社も海外展開や、専門分野の垣根を越えた再編・連携が活発化していくなかで、自社のコア事業を見極めつつ、業界全体を見渡した顧客の競争力強化と企業価値向上のサポートが、これからの専門商社に求められている。
