インタビュー1 自社ブランドを世界に広めたい。そんな夢の実現に確かな手応えを感じています。 フジデノロ株式会社代表取締役社長 渡邉 樹志 1963年生まれ。1995年富士プラスチック株式会社入社。2002年現職就任。子どもの頃、通っていた学習塾に掲げられた「玉磨かざれば光なし 人学ばざれば智なし」という言葉が、現在も座右の銘に。休日には陶芸に取り組む一方、体調管理のために筋力トレーニングにも取り組んでいる。

マイナビ掲載ページ

創業以来のオンリーワンのものづくり技術を糧に安定成長を実現

代表取締役社長 渡邉 樹志当社は「富士プラスチック株式会社」として1970年6月に設立しました。創業当時から、戦後初の国産旅客機であるYS-11のアクリル窓の製造を手がけ、樹脂加工の中でも高度な加工技術が要求される分野を得意としてきました。航空機分野のほか、半導体製造装置や電気・電子機器、医療機器といった、いずれも技術革新が激しい分野で当社の独自技術が生かせる製品を対象としてものづくりを進めてきました。

当社が一貫して追求してきたのは、他社ではできない「オンリーワン」の技術を発揮することです。同業他社に簡単に置き換えられる大量生産品ではなく、少量多品種・オーダーメイドでのものづくりを手がけてきたことに大きな特長があります。特にここ約10年間は、プラスチック部品を扱うメーカーから自社製品を世に送り出すメーカーへの転換をビジョンに掲げ、おもいきった事業変革を推進してきました。2008年にはプラスチック部品メーカーから自社製品を提供するメーカーへと転換をはかるため、社名を「フジデノロ株式会社」に変更。2010年には、当社のオリジナル技術を生かしたヘルスケア製品の発売を開始、翌11年には自社製品の開発拠点として新社屋を竣工しました。そして現在、グローバル市場への展開を目指した積極的な企業活動を進めています。

こうした事業変革を積極的に推進してきたことは、経営基盤の安定化という面での効果も発揮しています。多角的に事業を展開し、他では真似のできないオンリーワンの技術を確立することで、安定した収益を重ねることができました。 こうした強固な経営基盤を背景に、新しい分野の開拓を目指した研究開発の推進など、未来を見据えたおもいきった投資を続けています。

社員一人一人の事故変革を目指す力が、グローバル展開への夢を育む

代表取締役社長 渡邉 樹志2020年を目標とした経営ビジョンとして、次の三つを掲げてきました。
それは、
1.グローバル市場において、ヘルスケア分野における自社製品を提供するメーカーとなる。
2.2020年、売上高100億円、経常利益20億円を達成する。
3.人が輝き、会社が輝き、プロフェッショナルな人財が多数輩出される企業となる。
というものです。2012年に発売したコンシューマー向けの新スタイル炭酸浴「B-da(ビーダ)」は、グッドデザイン賞を受賞し、高い性能と優れたデザイン性を評価していただきました。また、2014年に発売されたMRI用磁性体検知器「MAGGUARD(マグガード)」は、ドイツで開催された世界最大規模の医療機器展示会に出展しました。そのほかにも、大学や各種研究機関との共同開発も進めており、製品開発された医療用センサや放射線治療用消耗品など多くのフジデノロ製品が徐々に世に認められ、ヘルスケア分野を中心に貢献し始めています。 これまでは、主に国内の企業を対象にした独自技術を生かした部品加工のものづくりで、お得意先様から高い評価をいただき、企業伸長を進めてきました。しかし今後は、「フジデノロ」ブランドを冠した独自の製品づくりを進めることで、国内はもとより、グローバル市場での企業成長を実現していきたいと考えています。

その実現のために必要となることは、社員一人一人がつねに「今より少しでも一歩前に進む」という自己成長を目指すことです。当社が掲げる経営理念は、「人間の素晴らしい可能性を最大限に生かし、新しい価値を創造することで社会に貢献する」というものです。自分の可能性を広げるためには、今の自分を見つめ直し、自分自身を変えていくためのおもいきったチャレンジを続けることが重要です。 夢の実現を目指して、今の自分をおもいきって変えたい!チャレンジをしたい!という気持ちを持った人と出会えることを期待しています。

学生へのメッセージ

就職での面接は、いわば会社と学生さんたちとのお見合いの場だと思っています。いったん入社すれば、それから先の長い人生を会社と共有することになるわけですから、後で悔いが残らないように、お互いが本質を伝えあい、理解することが大切です。そのため、面接ではマニュアルに沿った言葉ではなく、ご自身の言葉で率直に将来の夢やこの会社への思いなどを語っていただければと思います。当社は皆様と向き合い、できるだけ率直に自社の良い点、足りない点も含めて語っていきたいと考えています。 若い人たちには無限の可能性があると思います。自分自身の幸せを実現するために、自分を積極的に変えていきたいと思う人も増えていると思います。そうした未来への夢を描く人にとって、当社が魅力ある場であり続けられるよう努力していきたいですね。

一覧へ戻る

次のインタビューを読む