入選チーム発表!
テーマ提供企業:
株式会社小学館
「あなたたち×小学館」それぞれの得意を生かして
ひとびとの心に彩りを与えるための協力プロジェクトを立案してください
小学館は「ものがたりの力」で誰かの心に寄り添うことができると信じて、さまざまなことに挑戦している総合出版社です。創業100周年をむかえ、伝統と革新を持ち味として、未来にむけて常に新しいビジネスアイデアを模索しています。大学生のみなさんはどんな「想い」と「得意」を持っていますか?みなさんと小学館、それぞれの得意が化学反応を起こしたら……どんなことができるかワクワクしてきませんか。あなたたちと小学館、それぞれの持ち味を生かしたユニークな企画をお待ちしております。
上位5チームの発表&
企画書紹介
【1位】
チーム名:寺ガールズ
所属大学:立教大学
評価コメント
丁寧な需要の分析に基づいて「若者の伝統文化離れとその解決策」について検討できている点を高く評価しました。「興味はあるけど取っつきにくい」という想定ターゲットの気持ちに寄り添ってキャラクターの力を用いようとする姿勢も素晴らしい!自分達は何が得意かもう一歩踏み込んだ分析ができているとそれを紐付けられてよりオリジナリティのある企画になったかと思いますが、面白そうなツアー企画だと思います。
【2位】
チーム名:SAM
所属大学:慶應義塾大学
評価コメント
自分達と小学館の強みをしっかりと分析して一つの企画に結びつけられている点を高く評価しました。また、考えられる課題について、具体的なアイデアで対応策を検討できている点も素晴らしいと思います。 参加者それぞれの意義について検討できておりその点は良いのですが、同様に、収益を得る構造≒仕組みを持続させるための構造についても検討できるとよりブラッシュアップできたかと思います。
【3位】
チーム名:ほほえみ
所属大学:山陽学園大学
評価コメント
ターゲット像が非常に明確である点を高く評価しました。地方には実店舗がなくて困るという悩みにも共感できます。また、プレゼン資料も綺麗にデザインされていて非常に読みやすかったです。費用や工数については、仮定してリストアップできると、ビジネスとしての課題が浮き彫りになってより具体的なプロジェクトになったかと思います。
【4位】
チーム名:ラピスラズリ
所属大学:大阪電気通信大学
評価コメント
商店街のかかえる課題について根拠に基づいて検討できている点と、自分達も能動的に参加できるように考えられている点を評価しました。 ただ、対象となる商店街に「多様な本屋の需要」が無いと成立しない企画なので、その点も実情を分析する必要があったかと思います。また、ビジネスとして成立させるにはどんな課題があるかも要検討ですね。参考資料をしぼらずに、視野を広げられると気づけたかもしれません。"
【5位】
チーム名:赤身
所属大学:中央大学
評価コメント
しっかりとコスト意識を持って、実現するために必要なことをイメージできている点を評価しました。ただ、高校生向けの動画コンテンツは数多くありますが、それらとどうやって差別化を図るのかが読み取れませんでした。考えられているなら、その点もプレゼンに組み込んでほしかったです。また、誤字脱字も気になります…!資料ができあがったら読み返したり人に読んでもらうなどして、積極的に読者視点を取り入れましょう。
佳作チームの発表
※下記の表示順は、チーム名の五十音順・アルファベット順です。評価の上下は関係ありません。
青学館 (青山学院大学) / あゆみちゃん (同志社女子大学) / いちご農家 (立教大学) / イロドリ (山陽学園大学) / ぐりーん (北海学園大学) / すもも (ノートルダム清心女子大学) / チョコビスケット (立教大学) / チームイシツブテ (富山大学) / マヨネーS (同志社女子大学) / まんまる後頭部 (宮城大学) / Altub (中央大学) / faive (ノートルダム清心女子大学) / M.M.Y (千葉商科大学) / THREEEE (中央大学) / what (東北工業大学)
おわりに
改めましてたくさんのご応募、そして素晴らしいご提案をありがとうございました。学生のみなさんの流行や、学生ならではの切り口や視点が感じられ、審査している側も楽しく企画を審査させていただきました。
得点分布については、全企画書の中央値は20点。23点以上の得点チームは全チームの20%を占め、続いて23-21点のチームが全体の20%、20点のチームが全体の20%、19点のチームが全体の20%、それ以下が20%、という結果になりました。
今回のテーマでは、彩りというキーワードから、VR、アニメ、教育、推し活、ファッション、イベント、旅行、ミュージーアム、地方留学、空港のデザインなどなど、非常に多様なアイデアが生まれてきていました。
彩りという抽象度の高い言葉から何を想像すべきか悩まれたチームもあったのではないでしょうか。問題や課題という言葉で表現されるような事物ではなく、その企画が影響を与えたい対象者のエモーションや心情の移り変わり、深層心理なども捉えて、どういった感情にさせたいか、なってもらいたいかを検討できたかがポイントの1つであったと思います。人が持つ感情は一時的なものもそうでないもの、また喜怒哀楽など画一的に分けられないものです。どの感情のシーンをスタートとして、どの感情になることをゴールとするのかの基準を決められれば、オリジナリティのある企画ができたのではないかと思います。
また同様に、自分たちの強みについても、改めて考えてみると何か、悩まれた皆さんもいるのではないでしょうか。デジタルネイティブ、Z世代、α世代などセグメントされた言い方が存在しますが、それらの概念に囚われず、自分たちしか持っていないもの=自分たちの強みとして考えられれば、さらに強い彩りを与える企画を検討できたのではないでしょうか。
企画検討にあたって、人の感情や自分たちの個性に目を向けると、1つとして同じアイデアはないことに気付き、それぞれの発想を大切にしていただくきっかけにもなっていれば、審査員一同嬉しい限りです。
ぜひ次回以降の課題解決プロジェクトにチャレンジしていただけると嬉しいです。 みなさんからの応募お待ちしております。
(企画書は課題解決プロジェクト事務局にて一部編集・加工させていただきました。ご了承下さい。)