入選チーム発表!
テーマ提供企業:
株式会社ファンケル
世の中の「不」を解消するために、ファンケルがこれから取り組むべき、新しい商品・サービスを考えてください。
*既存の事業領域にとらわれなくても構いません
ファンケルは創業以来『正義感をもって世の中の「不」を解消しよう』という理念のもと、お客様に喜んでいただける商品やサービスを提供してきました。目まぐるしく世の中が変化する現代社会において、次々と生まれてくる新しい「不」を解決するため、ファンケルでは既存事業にとらわれず挑戦を続けています。 人々はどのような「不」を抱えていると思いますか? みなさんは誰のどんな「不」を解消したいですか? みなさんならではの視点で、未来のお客様のために「ファンケルが今後取り組むべきこと」を考えてみてください。 世の中に新しい価値を生み出すような、ユニークなアイディアを期待しています!
上位5チームの発表&
企画書紹介
【1位】
チーム名:チーム(仮)
所属大学:同志社大学
評価コメント
美と健康の2大事業を活かした取り組みを考えようという特徴の捉え方や、スキンケアをする場所を変えることでイメージを変えようとする発想力が感じられました。皆様で実際にアンケートを行い、女子大学生のインサイトに迫った具体的な解決策をお考えいただけていたので、個別のインタビュー等をしながら何に一番困っているのかを深掘りできるとより良いと感じました。わくわくする解決策をありがとうございました。
【2位】
チーム名:ココロン
所属大学:静岡大学
評価コメント
理念を丁寧に紐解いて課題設定をしていて、身近で困っている人を放っておけないという正義感が伝わってきました。身近な人が何に一番困り、周囲の人にどうしてほしかったのか丁寧なヒアリングができるとより良い解決策になると感じました。「ウツカツ」という言葉を創り出してイメージをポジティブに変えるマーケティング手法や、誰でもなり得るため早めのケアが大事だというイメージの醸成がお上手でした。ありがとうございました。
【3位】
チーム名:HAT
所属大学:中央大学
評価コメント
薬を飲むともっと楽しく、家族のコミュニケーション手段にしようという素敵な発想で、イラストの多いプレゼン資料も作成いただけてイメージしやすかったです。どうやったらファンケルと接点のない人がファンケルが販売している商品を買ったり、アプリをインストールしてくれるのか具体的に検討できるとより良いと感じました。ありがとうございました。
【4位】
チーム名:おいしいごはん
所属大学:愛知学院大学
評価コメント
近年、高齢化が深刻化する日本の市場を理解した解決策になっていて、鋭い着眼点でした。既存の介護食で満たせない「不」をどのように解決できるのか考えていただけるとより良い解決策になると感じます。ファンケルの発芽米や、管理栄養士の資格保有者の活躍を推進し、企業としても成長ができる素晴らしいアイディアをありがとうございました。
【5位】
チーム名:ちーむたこやき
所属大学:四天王寺大学
評価コメント
小中学生のスマホ利用を活かし、ポイントを貯められるクイズアプリという斬新なアイディアで、楽しみながらスキンケアや健康の知識をつけられるという発想力が素晴らしいと感じました。どのようにアプリを継続利用し、将来のお客様になっていただけるのかのアイディアもぜひお聞きしたいと思いました。ありがとうございました。
佳作チームの発表
※下記の表示順は、チーム名の五十音順・アルファベット順です。評価の上下は関係ありません。
ウチらが一番可愛い(東洋大学)/ 運動家と提唱者のユートピア(中京大学)/ 黄金のくつべら(桃山学院大学)/ カフェオレ(金沢学院大学)/ 食いしん坊(中央大学)/ 正直桃大。(桃山学院大学)/ てんどんちゃん(宮城大学)/ 飛び出せ企画部(宮城大学)/ ねっとも(中央大学)/ パヤネル(中央大学)/ びYO(宮城大学)/ 未来のママパパ応援隊(東京理科大学)/ ラーメン二郎(東京経済大学)/ ANTI ELECTROSTATIC(宮城大学)/ HRH(東洋大学)
おわりに
このたびは、たくさんのご応募、いろいろな誰かの不に着目した素晴らしい企画のご提案をありがとうございました。学生のみなさんならではの切り口や視点が感じられ、審査している側も思わず笑顔になりながら、審査をさせていただきました。
得点分布については、全企画書の中央値は23点。27点以上の得点チームは全チームの20%を占め、続いて26-24点のチームが全体の20%、23-22点のチームが全体の20%、21-20点のチームが全体の20%、それ以下が20%、という結果になりました。ぜひ自分のチームが全チームのどれくらいの位置にいるのかの基準にしてもらえればと思います。
アイデアとしては、高齢者へ向けたもの(サプリや薬の飲み忘れをなくす)、フィットネスジムや美容サロ・ホテルの展開(ジム内サロン内でサプリメント販売)、健康アプリ導入(健康管理+サプリの提案)、新サプリの提案などのアイデアが多かった印象です。やはりファンケルは無添加や不健康の解消というイメージを持っていただいていると改めて感じました。
今回、「世の中の「不」を解消するために、ファンケルがこれから取り組むべき、新しい商品・サービスを考えてください。(*既存の事業領域にとらわれなくても構いません)」というテーマでしたが、みなさんは、このテーマ難しかったでしょうか。
世の中の「不」とは何か、誰の視点か、いつ起こることかなど様々な視点で様々な答えが存在するということに気づくことがまずは、今回の課題解決のポイントだったのではないかと思います。そしてさらに、特定した不を持つターゲットがどうしたら笑顔になるのかという、単純に解決するだけではなく、そこに感情やエモーショナルなアプローチを検討できるかが、2つ目のポイントだったのではないかと思います。そのためには、チームで議論を進めるだけではなく、自分を含めた生活者についてしずかに考えを巡らしたり、何かを観察したりするようなことを企画検討の過程で入れてみるとユニークな観点がでてきたかもしれません。
また、企画検討において、みなさんはチームのメンバーと意見交換したり、また個人で調査を行ったりしたと思います。1つの企画書が出来上がって提出をし、結果が出てきた現在。ぜひ同じチームで何が難しかったか、どこを改善できればより良い企画を導けたか(よりよいチーム運営や議論ができたか)など、何でも良いので振り返りをしてみてください。みなさん1人1人の体験が、みなさんの力にもなることはもちろん、振り返ってどこが改善点なのかと特定していくこと、他の人の観点を知ることも、みなさんの成長の糧になると思います。
今回のテーマを通して、課題解決だけではなく、チームの運営や人を笑顔にするための鍵を少しでも掴んでいただけたら、審査員一同うれしい限りです。ぜひまた次回以降の課題解決プロジェクトにチャレンジしていただけると嬉しいです。 みなさんからの応募お待ちしております。
(企画書は課題解決プロジェクト事務局にて一部編集・加工させていただきました。ご了承下さい。)