
入選チーム発表!
テーマ提供企業:
株式会社TBSホールディングス

東京・赤坂を世界の人が集う「エンタメの発信拠点AKASAKA」にするために、サステナビリティ・SDGsの視点をどのように盛り込んでいけばいいか、自由な発想で提案して下さい。
TBSグループは「Shake The World.AKASAKA」をキャッチフレーズに、本社がある東京・赤坂を、日本中・世界中から人が集まる「エンタメの発信拠点」にすることを目指しています。2028年には新劇場やホテル、配信スタジオなどで構成される「赤坂エンタテインメントシティ」も誕生します。このチャレンジに欠かせないのがSDGsの視点です。未来のAKASKAをサステナブル=持続可能な街にするために、何ができるのでしょうか?皆様の自由な発想、ご提案をお待ちしています。
上位5チームの発表&
企画書紹介

【1位】
チーム名:水曜四弦
所属大学:中央大学
評価コメント
オーバーツーリズムによる近隣住民への影響、そしてスマホの存在を忘れてしまうような体験をという、学生らしい問題意識を「お祭りコンセプトのビアガーデン」というアイデアに見事に昇華させました。何らかのハンディキャップがあっても楽しめる施策、つまり誰一人取り残さない考え方も盛り込まれ、また赤坂地域が持つ資源を有機的に繋ぎ合わせて価値を創出されています。心揺さぶられる提案をありがとうございました!

【2位】
チーム名:おもに6チャン
所属大学:中央大学
評価コメント
リアルとバーチャルを掛け合わせ、ドラマ等のコンテンツに“没入”できる素敵なアイデアでした。ラジオの音の世界にこだわったアイデア等、オールTBSのコンテンツを活かしたバリエーション豊かでワクワクする提案で実現の可能性を感じました。過去のセット活用法はSDGsの観点からも大切ですね。赤坂を訪れた人が、きっと誰かに伝えたくなるような心動く体験をできる施策、ありがとうございました!

【3位】
チーム名:夜空に輝くチョコレートスイミー
所属大学:創価大学
評価コメント
ピークエンドの法則を生かす発想、また写真・動画編集はスマホ1つで簡単にできてしまう今、映像コンテンツのクオリティにとことんこだわり事業化に向け徹底的に分析・予測を立てている点が大変素晴らしいと思いました。TBSのコンテンツ力を活用できる点も魅力的です。地域活性化の取り組みやTBSの施策についても細かいところまでリサーチし、企画に盛り込んでくださいました。ワクワクするご提案、ありがとうございました。

【4位】
チーム名:あひる
所属大学:奈良学園大学
評価コメント
「オープンワールド」というスケール感と開放感あふれるアイデアで素晴らしかったです。ゲームを通じて初めて赤坂という街を知り実際に訪れる可能性、またその逆もありうると思います。TBSアニメとのコラボ、現実でのエコアクションによって街がきれいになり、さらに理想のバーチャル空間を創造できるというポイントにも心を掴まれ、ゲームのイメージビジョンを見てみたい!という気持ちになりました。ありがとうございました!

【5位】
チーム名:cku52
所属大学:千葉経済大学
評価コメント
赤坂の歴史や伝統産業に焦点を当て、「茜草」や「勝海舟」のことをしっかり調べ、現代にうまく活かすアイデアでした。グローバルな視点も持ち合わせ、また水素中継車のキッチンカーなど、TBSのリソースも発想豊かに取り入れてくださり、実現イメージが湧きやすかったです。ありがとうございました。
佳作チームの発表
※下記の表示順は、チーム名の五十音順・アルファベット順です。評価の上下は関係ありません。
あっぷる(中京大学) / オレジョージ(東北学院大学) / ぐるーぷめいじゅうろく(東京理科大学) / ころりん(立正大学) / たけのこ(千葉経済大学) / チームT(千葉経済大学) / チームインパクト(駒澤大学) / チームりき(千葉経済大学) / ツナマヨちゃんズ(中央大学) / ビジョンラボ(千葉経済大学) / フードロスにもほどがある!(東京理科大学) / フジ朝日(東京理科大学) / プロテイン(奈良学園大学) / まっちゃ(武蔵大学) / わくてぃクラブ(武蔵大学) / 申と酉(大和大学) / AKANE(東京理科大学) / twenty(大和大学)
おわりに
このたびは、たくさんのご応募、そして思わずワクワクしてしまうような街づくりのご提案をありがとうございました。
みなさんのエンターテインメントに対するエネルギッシュで熱い思いを感じながら、審査をさせていただきました。
得点分布については、全企画書の中央値は9点。15点以上のチームは全体の20%を占め、続いて14点~11点のチームが全体の20%、10点~8点のチームが全体の20%、7点~6点のチームが20%、それ以下が20%、という結果となりました。
ぜひ、自分のチームの位置づけについて、振り返る基準にしてみていただければと思います。
アイデアとしては、キッチンカーやフードフェスなど食に関するもの、TBSで放送中/放送されていた番組との関連性のあるものを多くいただいた印象です。
また、最近の流行である「推し活」と結びつくアイデアもいただき、エンターテインメントはみなさんの生活と切り離せない身近なものだと改めて実感しました。
今回、【東京・赤坂を世界の人が集う「エンタメの発信拠点AKASAKA」にするために、サステナビリティ・SDGsの視点をどのように盛り込んでいけばいいか、自由な発想で提案して下さい。】というテーマが、少し難しく感じられたチームも多かったのではないでしょうか。
サスティナビリティ・SDGsに関連する問題意識をどのように設定するか、そのうえで未来志向の提案を考えることができているかということが、今回の提案のポイントだったと思います。さらには、赤坂地域やTBSの歴史、これまでの取り組みをエンタメの発信拠点として提案にどのように関連付けていくか、世界中のあらゆる人たちに受け入れてもらえるような視点をどのように盛り込むかなど、審査項目の要素を様々な観点から調査・検討することも大切なポイントでした。
サステナビリティ・SDGsについて調査・検討する中で、皆さんの知らなかったことや考えたこともなかったことなど、新たな知識や発見を得られた方もいらっしゃったのではないでしょうか。自分以外の多くの人の立場になって、課題を設定し、解決方法を考えていくことは、容易ではありませんが、そんな時はチームでの議論と平行して、一人ひとりが生活の中で一度立ち止まり、周囲を観察する機会を持つと、新たな観点が生まれる助けになったかもしれません。
チームメンバーの知恵を持ち寄り、一つの企画書を作り上げる過程で、学ぶことも沢山あったかと思います。是非改めて、議論の進め方やまとめ方、役割分担、進行スケジュールなど、チームメンバーで振り返りの時間を持っていただければと思います。その中で一つでも、今後の糧となることがありましたら審査員一同嬉しく思います。そしてまた、次回以降の課題解決プロジェクトにもチャレンジしていただけると嬉しいです。ご応募お待ちしております。
(企画書は課題解決プロジェクト事務局にて一部編集・加工させていただきました。ご了承下さい。)