就活用のメールアドレスは必要?作り方や活用のポイントを解説

大学3年生の3月以降、就活が本格的に始まると、企業とメールのやりとりをすることが多くなります。そのため、専用のメールアドレスを作成しておくと便利です。
しかし、どのようなメールアドレスを作成すればよいのかわからず迷ってしまう方もいるでしょう。そこでこの記事では、就活に利用するメールアドレスの作り方を具体例を交えて解説。さらに、就活用のメールアドレスを便利に活用する方法も紹介します。
大学1・2年生のみなさんも、就活準備の一環としていまのうちに、就活に適したメールアドレスがどのようなものかを知っておきましょう。
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就活には専用のメールアドレスを利用すると便利
就活本番がはじまると、会社説明会や選考の案内など、多くのメールが届きます。そのため、普段使っているメールアドレスを就職活動に利用すると、重要な情報を見落としてしまう可能性があります。
そこで、就活専用のメールアドレスを用意しておけば、就活関連の情報をまとめて管理・閲覧できるため便利です。
しかし、就職活動を始めてからメールアドレスを変更すると、手続きや連絡に手間がかかってしまいます。そのため、就活を始める前に、専用のメールアドレスを準備しておくのがおすすめです。
大学1・2年生であっても、オープン・カンパニーや仕事体験などの応募に必要になるため、早めに用意しておきましょう。
就活に利用するメールアドレスの作り方

就活に利用するメールアドレスは、どのように作ればよいのでしょうか。メールアドレス作成のポイントを詳しく解説します。
フリーメールを利用するのが便利
就活用メールアドレスを作成する際には、フリーメールを利用するのが便利です。フリーメールであれば、無料でメールアドレスが取得できます。
また、パソコンからもスマートフォンからも利用できる点も、利便性が高いといえるでしょう。就職活動に利用するのであれば、次のようなフリーメールサービスを利用するのがおすすめです。
- Gmail
- Yahoo!メール
- iCloudメール
- Outlook
- AOLメール
大学が発行しているメールアドレスを使用するのもひとつの方法です。しかし大学が発行しているメールアドレスは信頼性が高いものの、卒業後に見られなくなってしまう可能性があります。また、すでに大学が発行しているメールアドレスを別の用途に使用している場合、就活専用のメールアドレスを作成するのは難しいでしょう。
一方で、フリーメールであれば、学校を卒業しても引き続き閲覧が可能です。
ただし、フリーメールを利用した場合、重要なメールが迷惑メールフォルダに入ってしまう可能性があります。就活用のメールアドレスを作成したら、受信フォルダだけでなく迷惑メールフォルダもこまめに確認しましょう。
また、普段通信会社が発行しているキャリアメールを利用している方もいるかもしれません。キャリアメールとは「@docomo.ne.jp」や「@au.com」のように、メールアドレスの「@」以降に通信会社名が含まれたメールアドレスのことです。
キャリアメールは添付ファイルを受け取れない可能性があるため、就活用のメールアドレスとして使用するのは避けた方がよいでしょう。
名前に関連するメールアドレスを作成するのが無難
メールアドレスが企業担当者の目に留まる可能性もあります。そのため、就活に利用するメールアドレスは、名前に関連するシンプルなものを取得しておくのが無難です。
ただし、名前に関連するアドレスは、すでに取得されていて利用できない場合も少なくありません。名前だけでメールアドレスを取得できない場合には、誕生日などの数字を追加しましょう。
就活の際に使用を避けた方がよいメールアドレスの特徴
就職の際には、使用しない方がよいメールアドレスもあります。使用を避けた方がよいメールアドレスの例についても知っておきましょう。
入力しにくいメールアドレス
ランダムな文字列や長すぎるメールアドレスは、入力しにくくミスが発生する可能性が高まるため、避けた方がよいでしょう。
入力しにくいメールアドレスを使用していると、手続きやメール送信を行う際に誤入力が発生する可能性が高まります。必要なメールが届かなくなるリスクもあるため、入力しやすいメールアドレスを使用してください。
また、ランダムな文字列のメールアドレスは、届いた時に誰からのメールなのかわかりにくい点もデメリットです。迷惑メールと勘違いされた場合には、メールを見落とされてしまうリスクもあります。
プライベートに関連する情報が入ったメールアドレス
就職活動では、場に適した行動をとることができる人物かどうかも見られています。
ペットや恋人の名前など、プライベートに関連する情報が入ったメールアドレスは、就職活動の場に適したものとはいえません。
それだけで選考外となるほど大きな要素ではありませんが、就活用のメールアドレスは、できるだけシンプルなものを作成しておくのが無難です。
電話番号や暗証番号が含まれたメールアドレス
電話番号や暗証番号が含まれたメールアドレスはセキュリティ的に問題があります。最悪の場合には、悪用されてしまう可能性もあるでしょう。
また、悪用を避けられた場合でも、セキュリティや個人情報に対する意識が低いという印象を与えてしまう可能性もあります。
メールアドレスに数字を使うこと自体に問題はありませんが、重要な数字の使用は避けてください。
就活用メールアドレスの良い例・悪い例

就活用メールアドレスの良い例・悪い例をそれぞれ具体的に紹介します。メールアドレスを作成する前に確認しておきましょう。
就活用メールアドレスの良い例
就活用メールアドレスは、名前をベースに作るのが無難です。例えば、次のようなメールアドレスを作成するとよいでしょう。
【名前を入れたメールアドレスの例】
hanako.yamada@〜
y.hanako@〜
【名前と生年月日や学籍番号を入れたメールアドレスの例】
hanako-yamada1231@〜
hanako3697@〜
名前をベースに、凝りすぎないシンプルなメールアドレスを利用するのがおすすめです。数字を利用する場合には、生年月日や学籍番号など、他者に知られても問題ない数字を使用しましょう。
就活用メールアドレスで避けた方がよい例
ペットや恋人の名前などプライベートな情報が含まれたメールアドレスや、入力しにくい・意味がない文字の羅列は就活用のメールアドレスには適していません。
次のようなメールアドレスは、就活での使用を避けた方がよいでしょう。
【ペットや恋人の名前を入れたメールアドレスの例】
love-hanako@〜
tama.mycat@〜
【入力しにくい・意味がない文字の羅列の例】
tiugaekga_dwet@〜
【何個アンダーバーがあるのか不明な状態で作成したメールアドレスの例】
h____yamada@〜
こうしたメールアドレスをプライベートで使用している場合には、就活用のメールアドレス作成の作成を強くおすすめします。
就活用のメールアドレスを便利に活用するためのポイント

就活用のメールアドレスには、知っておくと便利な活用法があります。就活準備の一環として、ぜひ確認しておきましょう。
差出人名を設定しておく
メールには、差出人名を指定できる機能があります。差出人名を設定しておくと、相手が見た時に誰からメールが届いたのかすぐにわかるため、見落とされるリスクを減らせるでしょう。
フリーメールサービスの場合、アカウント名が差出人名として自動で設定される場合も多くあります。差出人名に本名が表示されているか、一度友人にメールを送るなどして確認しておくと安心です。
署名を設定しておく
ビジネスシーンでは、メールに署名を記載するのがマナーです。しかし、署名を毎回入力するのは手間がかかります。
フリーメールを含む多くのメールサービスには、署名を設定できる機能があります。署名を設定しておくと自動で署名が記載されるため、手間の削減とともに入力忘れも避けられて便利です。

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メールの振り分け設定をしておく
就活を始めると、毎日大量にメールが届きます。探しているメールがなかなか見つけられず、時間を取られてしまうこともあるでしょう。
多くのメールサービスには、自動での振り分け設定機能があります。自分でわかりやすいように振り分け設定をしておくと、自動でフォルダ分けされるため整理しやすく、重要なメールの見落としを避けられます。
志望度が高い企業からのメールには、スターやフラグも併せて活用しましょう。振り分けと同様にルールを定めておくことで、届いたメールに自動でスターやフラグを設定できます。振り分けだけでなくスターやフラグを併用することで、見落としの可能性をさらに減らせます。
就活用のメールアドレスを便利に活用しよう
就活用には、専用のメールアドレスを作成しておくと情報が埋もれず便利です。
メールアドレスを就活用に作成する場合には、名前をベースにしたシンプルなものにするのがおすすめです。プライベートな情報が含まれるものや、無意味な文字列のメールアドレスは避けたほうがよいでしょう。
また、振り分け設定やスターなどの機能を併用すると、重要なメールの見落としを減らせます。就活用のメールアドレスを作成する際には、併せて活用しましょう。
就活準備の一環として、大学1・2年生のうちに、ぜひ就活用メールアドレスを作成してみてください。