最終更新日:2024/7/5

(株)いなげや【イオングループ】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • スーパーマーケット
  • 専門店(食品・日用品)
  • 専門店(その他小売)
  • 食品

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

惣菜担当として活躍中の若手社員。その挑戦と成長の軌跡

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充実の教育・研修制度も大きな魅力

一都三県で約130店舗の食品スーパーマーケットを展開している「いなげや」。惣菜担当の若手社員に、入社理由や仕事内容、やりがい、若手ならではの苦労、今後の目標などについてざっくばらんに伺いました。

惣菜担当 Iさん(2021年入社/文学部卒)

社員は語る

「入社前は店長は遠い存在なんだろうと思っていましたが、想像以上に近い距離感で話し掛けてくれます。困ったことがあれば気軽に相談できる環境です」(Iさん)
「失敗談としては、お弁当を入れる包材の発注を忘れたことがありました。自分でカバーしようと思い、ほかの店舗に連絡し、借りに行きました」(Iさん)
「残業は少ないですし、有給休暇も希望通りに取らせてもらっているので働きやすいですね。プライベートで美味しいものを食べるのも勉強の一環です」(Iさん)

スーパーは「人が生きていくうえで、なくてはならない仕事」

学生時代は社会科の教員を目指し、歴史の勉強に力を入れていたのですが、コロナ禍をきっかけに状況は一変。生き方や就職に対する考え方もガラッと変わりました。このまま教職の道に進もうか、企業に就職しようか、いろいろと迷ったのですが、「人が生きていくうえで、なくてはならない仕事に携わりたい」という思いから、スーパー業界を中心に会社選びを進めることにしました。数あるスーパーのなかでも当社を選んだ理由は、“人”に魅力を感じたところが大きかったですね。ほかの企業ではオンラインでの面接が中心で、採用担当者と一度も会ったことがないまま内定をいただいたケースもあったのですが、当社の選考は基本的にすべて対面。おかげで採用担当者の人となりに触れるとともに、会社の空気感をつかむことができました。グループディスカッションが終わった後に、採用担当者から「こういう意見を言えたらよかったね」というアドバイスをいただけたことが印象的で、「一就活生にここまで親身になって対応してくれるのか」と感銘を受けたことも入社の決め手となりました。

2021年に入社すると、まずは約1ヶ月間の本社研修がありました。本社研修では会社の歴史や基本的なビジネスマナー、各部署の業務内容について学んだほか、グループワークも経験。7人ずつのグループに分かれ、「お客さまから、こうしたご意見が寄せられたら、どのように対応するか」といったテーマで議論を行いました。ちなみに、グループが一緒だったメンバーとは今も交流があり、休みを合わせて食事に出掛けたりしています。仕事の悩みを相談したり、理解してくれる存在がいるのは心強いですよね。

本社研修が終わると約1ヶ月間の部門研修が続きます。いなげやグループの研修センターは小金井にあるのですが、私が配属された惣菜部門の技術研修は、武蔵村山にあるデリカの研修センターで実施。店舗における惣菜の役割や、当社の惣菜部門の特徴などについて学んだうえで、揚げ物よりも難しいとされる巻物の製造に取り組みました。学生時代から自炊していたので、簡単な料理ならある程度はつくれますが、売り物となると話が違います。形のいい太巻きを安定的につくるのには結構苦労しましたが、インストラクターの指導のおかげもあってコツをつかむことができました。店舗配属後に「よくできてるね」と褒めてもらえたのはうれしかったですね。

入社1年目から計画・発注の仕事も。若手ならではの苦労とやりがい

技術研修終了後の2021年6月には「いなげや 川崎中野島店」に配属。はじめのうちは値付けや品出しといった作業を覚えながら、月に一度の技術研修に参加し、フライや天ぷらなど、担当できる商品ジャンルを一つずつ増やしていきました。技術研修を経験するたびに、惣菜の製造に携わる機会もだんだん増えていったのですが、苦労したのは、いかにして複数の仕事を同時並行で進めるかということです。フライヤーで揚げ物をつくっている間に、ほかの作業をするというのが基本なのですが、最初のうちは、ほかの作業で手が離せないときにフライヤーのタイマーが鳴ってしまい、あたふたするということも少なくありませんでした。入社1年目は自分のポジションの仕事を確実にこなせるように努力を重ねる日々でしたが、経験豊富なパートナー(パート・アルバイト)さんのサポートのおかげもあって、年が明ける頃にはマルチタスクにも慣れることができました。

1年目の後半からは、販売計画や展開計画の作成、発注の仕事にも取り組みました。最初のうちは上司のやり方を真似しながら覚えていったのですが、慣れてきてからは「もっとこうしたほうが売れるかな」と自分のアイデアを活かした計画を立てられるように。「最近、あのお惣菜はないんですか?」といったお客さまの声を汲み取って展開計画に反映したり、売れ筋の商品に絞り込んだ展開計画を作成したりと創意工夫を重ねています。

計画の仕事はそれほど一筋縄にはいきません。難しいのは天候によって大きく左右されることです。季節の変わり目で、気温が急に上がったり下がったりすると、売れ筋の商品は大きく変わります。暑くなると寿司が売れなくなる、寒くなると天ぷらが売れなくなるといった具合ですね。ただ、難しい分、やりがいも大きく、計画がピタリとはまったときには達成感を感じられる仕事です。

入社1年目には忘れられない成功体験もありました。「チャレンジ企画」という、入社1年目の社員が自分の売り込みたいアイテムや売り場づくりを自分で考え、売上を競う機会があったのですが、大きなPOPを手作りするなど、さまざまな努力を重ねた結果、川崎中野島店よりも大きな店舗に配属されている同期と同じくらいの売上を記録できたんです。一生懸命、頑張れば結果は必ず付いてくるという実感を得られたことは、今でも大きな糧になっています。

入社2年目以降も着実に成長。カギはパートナーとの信頼関係

入社2年目には「いなげや府中浅間町店」に異動。基本的な仕事内容に関しては、1年目とそれほど変わりませんが、自らの成長を実感するのは、自分からパートナーさんとコミュニケーションを取れるようになったことですね。入社1年目は、経験豊富なパートナーさんに自分の立てた計画に基づいて、惣菜を製造してもらうことに正直ためらいを感じていたんです。経験の少なさゆえに「この商品をこんなにつくっても、この店では売れないよ」と思われても仕方がない側面があったからです。ただ、こちらからコミュニケーションを取って、パートナーさんとの信頼関係を築き上げることができれば、パートナーさんにお願いをしやすくなりますし、「これやっておくよ」といった具合に率先して動いてもらえます。私たちが自分の仕事に集中できるのも、パートナーさんの協力があってこそなんです。だからこそ、パートナーさんと力を合わせて、クリスマスなどのイベントでの売上目標を達成できたときには大きなやりがいを感じます。

2023年1月からは「いなげや川崎登戸店」で仕事をしていますが、異動のたびに規模の大きな店舗を担当させてもらっていることもあり、さまざまな規模の店舗に対応できるだけのノウハウを習得することができています。こうした経験を活かしながら、今後はチーフに昇格して、競合店に負けない惣菜部門をつくりあげていきたい。また、中長期的には、店舗全体の売り場づくりにも携わってみたいと思っています。

以上、私の就職活動から入社3年目までの仕事についてお話してきましたが、学生の皆さんにお伝えしたいのは、企業研究に当たっては、自分の強みをしっかりと活かすことができる会社を選んでいただきたいということ。それから、自分に合った会社を選ぶ際には、家族や友人など第三者の視点も参考にしていただきたいということです。就職活動では迷ったり、悩んだりすることも少なくないと思いますが、後悔のない選択をしていただきたいと思います。

学生の方へのメッセージ

当社には、人財を大切にする社風が根付いています。当社の社是「いなげやグループは販売を通じ広く世の中に奉仕し会社の発展と従業員の幸せを常に一致せしむる事」のもと、明るく楽しく仕事に取り組みながら成長できる会社です。

当社でご活躍いただきたいのは、明るくて元気、笑顔で、自分からコミュニケーションを取ることができる方。「食への興味」を発揮してお客さまに旬の食材をお届けしたいという思いをお持ちの方。そして、自分で考え、自分で行動する力、失敗を恐れることなくチャレンジする姿勢をお持ちの方です。当社には社員のチャレンジを活かす風土が浸透していますし、退社から翌日の出社までの間隔を最低11時間空ける勤務形態「インターバル制度」など、社員一人ひとりが健康で、長く働き続けられる環境づくりにも力を入れています。1900年の創業以来、120年超の歴史を持つ当社のこれからを、皆さんが中心となって創り上げていっていただきたいと思います。皆さんとお会いできる日を楽しみにしています!
(採用担当 高橋さん)

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「食べるのが好き、料理が好き、野菜が好き、お肉、お魚が好きなど、どんな方も大歓迎です。『食への興味』を発揮していただきたいと思います」(高橋さん)

マイナビ編集部から

一都三県で約130店舗の食品スーパーマーケットを展開している「いなげや」。今回、惣菜担当として活躍中の若手社員にお話を伺って感銘を受けたのは、何よりもコミュニケーション力の高さだった。仕事内容はもちろん、仕事にかける思いやエピソード、今後の目標など、筆者が抽象的な質問を投げかけても、柔和な表情を崩すことなく、実にわかりやすく応えてくれる。筆者の意図を汲み取りながら、自分の言葉で語ってくれる。こうした力を持った若手が育ち、のびのび活躍できるのは、会社全体に「育てるカルチャー」「挑戦を尊ぶカルチャー」が浸透しているからこそで、1900年の創業以来、120年以上にわたって発展を続ける同社の強さを垣間見た。

食品スーパー業界に興味関心をお持ちの方のなかでも、働きやすい環境で“食”に関わる仕事に取り組みながら成長していきたい方。地域密着型の会社で人々の暮らしを支え、豊かにしていきたいという志をお持ちの方におすすめしたい会社である。

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本社は立川市栄町。同社は創業の地・東京多摩地区を中心に地域に密着したドミナント戦略を展開。「地域のお役立ち業として社会に貢献する」をビジョンに掲げる。

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