タカラベルモント(株)

入社以降、滋賀機器工場の調達管理グループという部署で働いています。調達管理とは、簡単にいうと自社製品を組み立て生産するための部品を購入する仕事です。その中でもより安く、品質の良い部品を調達できるよう約３００社の協力企業の中でベストな企業を選定し製作を依頼します。私は滋賀機器工場で扱っている全ての製品の電気部品調達を担当しています。基板やスイッチ、ＬＥＤなど多種にわたる電気部品を国内のみならず海外からも調達しており、幅広い知識が必要になります。
この仕事の面白さはバイヤーとして協力企業から部品を購入する際の価格や品質の交渉、かけひきです。数多くの協力企業から購入が可能ですが、色々な情報を用いて、いかに安く品質の良いモノを購入することがミッションだと思っています。今後は電気部品以外の調達や、生産管理の仕事にも挑戦してみたいと思っています。

やりがいを感じる瞬間は、新製品を発売するときです。全ての製品に関わる部署なので、新製品が発売されたときは嬉しいですし、美容室やＳＮＳなどで見かけたときは誇らしい気持ちになります。
最も苦労したことは、世界的に半導体が不足し、注文通りに半導体が入手できなかった時です。タカラベルモント製品にも数多く半導体を使用していますが、注文してから１年以上納品されない状況でした。競合他社も半導体不足で生産ラインが停止している中、国内・海外合わせて約２０社と交渉しなんとか調達することが出来ました。「正直渡す余裕はないがタカラさんになら」という言葉もいただき、普段から協力企業さんと関係性を築く事の大切さを感じました。

私が入社を決めた理由は行きつけの美容室で聞いた美容師の方の言葉です。
就職活動中、美容室で話をしていると、そのサロンは全てタカラベルモントの製品を使用しておられました。美容師の方が「機器の全てにおいて高品質でタカラベルモント一択だった。営業の方も大好きです」という言葉を聞いたことで、タカラベルモントの凄さを感じました。お客様にこれほど喜んでもらえる製品や人柄に惹かれ、「人に感謝される仕事をしたい」ということを就職活動の軸としていた私は「ここで働きたい」と入社を決めました。

職場で魅力的に感じているのは「部署間の壁が低い」ことです。まだまだ私自身、知識も少ないので各部署の先輩方に相談する機会も多いです。その際に親身になって聞いてくれる人がとても多く、このような環境は特に若手にとってはありがたいことだと思います。コロナ前では年齢問わず色々な人と飲みに行ったり、ＢＢＱをしたりと仕事、プライベート共に楽しい職場です。

会社の中にも色々な業種、職種があります。私自身も色々調べたつもりでも入社してから知った職種が数多くありました。就職活動を通して、固定概念を捨て、どんな企業でも一度調べ、現場を見ることをお勧めします。その会社がどのような雰囲気なのか、どのような人が働いているのかを入社前に見ることは、自分が働く会社を決める上でとても大切だと思います。コロナ禍で行動が制限されることも多いかと思いますが、ぜひ様々な方法で自分の目で確認し、後悔の無いよう目標に向けて最後まで諦めずに頑張ってください。