(株)東光コンサルタンツ

●港湾や漁港関係の設計・調査●
私が最近行った津波対策施設（防潮堤）の設計を例にお話しします。設計にあたり、「近隣の住民から反対が無いか」「防潮堤ラインが私有地に侵入していないか（場合によってはその用地を買収することになる）」「防潮堤を設置したことによって、普段利用していた海側に出る車道がなくなる」…など、様々な問題がありました。こうした問題点に対する対処案をお客様に提案・協議していくのが私たちコンサルタントの仕事のひとつです。ひとくちに「設計」といっても、その地域の地盤条件、波浪条件、利用条件…などによって、完成形が変わってきます。これが設計の難しいところであり、面白いところでもあります。

●自分が設計した構造物の施工が実際に開始された●
私が初めて携わった設計の仕事は、民家と空き地が点在する地域に津波対策施設（防潮堤）を新しく設置する仕事でした。実際に現場に足を運んでみても、「こんなところにどうやって防潮堤なんか作るのか」と思い戸惑いました。しかし、お客様の要望や方針をきちんと整理し、それに答えるための提案や協議を繰り返していくにつれて完成形が見えてきました。やがて、設計図面や報告書をお客様に収めた後、現地でその工事が始まったと聞いたときに非常にやりがいを感じました。完成したら一度見に行ってみたいものです。
この仕事で最もやりがいを感じる時は、自分の設計したものが、実際に施工された時だと思います（私たちが設計報告書を納めても、さまざまな諸事情により施工にまで至らないこともあります）。

●総合建設コンサルタントであり、社内の風通しが良い●
当社は決して、大手建設コンサルタントのような大きな会社ではありません。しかし、当社は会社の規模が大きくないものの総合建設コンサルタントであるがゆえに、社内の風通しが良いと思います。自分の所属部署内にとどまらず、他部署（時には他支店）にも仕事の相談や助言をもらったりしています。また、社長をはじめ、当社の役員もかつては技術者として活躍されていた人が多いため、飲み会の場などで直接会話し、自分の直上の上司や先輩とは違った知識や見聞を得ることもできます。これは、当社の魅力だと思います。

一日も早く管理技術者になれる資格を取得すること。