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最終更新日:2024/6/3
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部署名技術部工学技術グループ
ガラス固化体を密封する金属製の容器であるオーバーパックに関する技術開発を行っています。最近では特に、オーバーパックの材料や寸法などの仕様の合理化にむけて、国内の協力企業をはじめ、スイスやカナダなどの機関とともに技術開発を行っています。技術開発では、設計検討だけでなく実規模での容器の試作や溶接試験、材料の腐食試験なども行っています。NUMOはまだ現場を持っていないため、日々の業務において実際の地層処分を体感する機会はなかなか少ないのですが、2016年に試作した人の高さほどある実規模のオーバーパックは、将来の地層処分について明確なイメージを湧かせるとともに、自分の手で一つのものを作り上げる喜びを感じさせてくれました。オーバーパックは将来40,000個以上製作する予定です。それらに自分の技術開発成果が取り込まれることに誇りを持って、日々モチベーション高く仕事をしています。
大学で原子力工学を専攻したのは、日本の安定的・継続的なエネルギー確保が必要だと思ったからです。学ぶ中で、原子力エネルギーは多大な可能性を秘めていることを理解した反面、発生する放射性廃棄物を適切に処分する重要性も認識しました。今後の原子力エネルギーの継続・発展には、放射性廃棄物処分の確実な実施が必要だと強く感じ、その事業に携わりたいと思ったのが入構のきっかけです。
当機構は、放射性廃棄物の地層処分を実施する国内唯一の組織。地層処分事業は、調査から建設・操業・閉鎖まで100年以上に渡るビッグプロジェクトです。その一員として働けること、また処分事業の国際協力を通して国際的にも活躍できる場面があることが魅力だと感じています。
風通しの良い職場です。気負わずに周りと話ができるので、自分の案件で困ったことがあれば、ひとりで抱え込まず、早めに上司や先輩に相談しています。また、終業後に上司や同僚と食事に行くこともありますが、リラックスしたムードで気軽にコミュニケーションをとることができます。上司は、業務時間外も私の世話役をしなければならず大変だと思いますが(笑)。日常の挨拶や何気ない会話を基本として、コミュニケーションを大切にして、共に考え、話しあい、協力していく・・・これからも、この気持ちを忘れずにいたいですね。