西垣林業(株)

「木を伐り、集め、造材し、運び、売る。ときどき植える。」
2018年に稼動した愛知県豊田市の中核製材工場立ち上げの経験を活かして、同じ豊田市で林業作業班の立ち上げと軌道に乗せる事に尽力しています。具体的には、地元の森林組合様から請け負った森林で、チェーンソーと高性能林業機械3台を使って間伐と小規模皆伐を請け負い、皆伐した森林では植林をしたり下刈りを行います。事務作業の無い時は週5日で現場に入り、身体を動かしています。事務作業の忙しい時は事務所で行政や営業先等との事務処理、ＦＳＣ(R)認証材の管理業務、現場作業班の生産管理や必要な備品の購入など現場のサポートも行っています。また原木の営業では国有林の入札や落札した森林の手続き、林業事業者やトラックとの打ち合わせを行い、製材所への営業や山土場で重機を使って選木作業をしています。業務と並行して、みえ森林林業アカデミーに通い林業のトップランナーや狩猟・キャンプ場・森林療法・生態系保全など森林に広く関わる事業や最新の研究について経営者や学者から講義を受けています。

「目の前の山（森林）が良くなっていくのが実感できる」
間伐する前の森林は林内が暗く鬱そうとしていて、いかにも不健全で木の一本一本が苦しそうに見えるのですが、間伐をしていくと林内に光が差し込んで森林がよみがえっていくように感じます。長い年月を生きた木は自分よりもはるかに重く、これらを扱うことは大変な作業です。しかし作業の進捗に併せて林内が明るくなり、目の前の森林を良くしていることを実感できる事には大変なやりがいを感じます。とても広い範囲の光景を自分たちで変えていける・創造していける林業トップレベルに面白くてカッコいい仕事だと思います。それに伐倒した後の現場はすごく気持ちが良く、そんな空間で口にする昼メシはサイコーに旨いです。仕事仲間は冬場バーナーを使って熱々にしたカップラーメンをすすってます。林業は気候条件・地質・周囲の生態系・木と機械の力学・機械操作・修理メンテナンス体力・チームワーク・原木市況の動向などなど多岐にわたる知識と技能・経験が必要になります。現在は本社からベテランの社員が指導にいらしてくれており、愛知の仲間と共に日々作業しながら、少しずつレベルアップしています。

「満員電車に乗りたくなかった」
大阪のベッドタウンで育ち、通勤ラッシュの満員電車に乗る度に「将来こんなしんどい思いして仕事に行きたくない」と思っていたので、就活ではまず満員電車で通勤しなくていい企業を絶対的な基準にしました。
そしてもともと環境問題に関心があって大学で生態系を専攻していたこともあり「どうせ働くなら自分の興味が強くて次世代に胸を張れる仕事がしたい」と思い、また自分が将来やりたい事と合致していると思ったので西垣林業に決めました。西垣林業は地域の人や企業と協力してオープンに事業展開していること、財務面がしっかりしていること、社内の人たちがめっちゃ関西弁だったところも決め手になりました。

「どうせ就活するなら前のめりになって楽しんでください」
よっぽどのことが無い限り、これからご飯を食べていくなら就活はやらないといけません。どうせやるなら前のめりになって思いきり楽しむつもりで取り組んでみてください。
自分も就活したての頃は面接が怖くて震えましたが、前のめりにやっていると段々面接も面白くなってきました。一個上手くいくと楽しくなるし、楽しんでると他の就活生とか企業の人と仲良くなれてめっちゃ良い事もあります。めんどくさがらずに楽しむつもりで、やれる事をやっていけばいいと思います。同じ業界の企業をたくさん受けていると、社会人になった後で見え方が違ってくるので面白いですよ。森林・林業に関わる企業はこれからの時代、気候変動対策やネイチャーポジティブにとても必要とされるベースを持っています。業界研究で迷っているならば、これから可能性の拡がる分野なのでオススメですよ。一緒に仕事しましょう。