三木プーリ(株)

海外の仕入先（サプライヤー）から製品を輸入調達しています。”調達”＝仕入先からのモノの購入というイメージが強いですが、その仕事内容は多岐に渡ります。発注から納品まで納期に遅れが生じないよう責任を持って管理するのはもちろん、値下げ交渉や情報収集なども仕事の一つです。また、どうすれば今よりも安く、早く、安定した品質でモノを仕入れられるかを考え、輸送方法や購買方法の検討・提案をすることも重要な仕事です。海外サプライヤーにとっては輸入担当が当社との窓口となるため、誤解やミスのないよう意識しながら日々業務に当たっています。

難しい案件の納期調整や交渉が上手くいったときにやりがいを感じます。日本と海外では仕事に対する考え方や文化が全く異なります。そのため、連絡もなしに納期が遅れることや急な仕様変更など、日本では考えられないようなことが起こるのも日常茶飯事です。こうしたリスク・トラブルに対して、社内外と何度も調整し、何とかお客様に満足いただける納期に間に合わせることができた時に大きなやりがいを感じます。調達購買の仕事は一人では決して完結しません。仕入れの先にはそれを加工・販売する製造や営業、そしてお客様がいます。仕入れが遅れればこれらすべての関係者に影響を及ぼしてしまうため、納期を順守するということは非常に重要かつ責任のある仕事だと思っています。

やる気次第で様々な仕事にチャレンジできる環境があると思いました。機械部品メーカーと聞くと、どうしても理系の職場というイメージがありますが、文系の力が必要とされる部署もたくさんあります。総務や人事などのスタッフ系部門に加え、現在私が所属している調達購買部や販売促進に関わるマーケティング部、製造、営業といったメーカーの醍醐味である”作って売る”という部分に大きく関われる職種もあります。自分の興味に応じて活躍できるフィールドも幅広く広がっていることが私にはとても魅力的でした。

困難に直面した時、すぐに相談でき、力になってくれる上司や先輩がいることです。輸入業務では世界情勢やサプライヤーの都合により、都度柔軟な対応を求められます。業務経験が浅く、自分の力だけでは対応しきれない時、上司や先輩に相談すればいつでもアドバイスやサポートをしていただけることがとても心強いです。時には自分のキャリアやスキルアップについて相談することもあります。もちろん頼りっぱなしではなく、自分で考え、思いついたことについても提案・実行するチャンスをいただけるので、自分自身の成長にも繋がっていると感じます。信頼・尊敬できる上司・先輩と一緒に働けることは自分が社会人として成長して行くうえで、とても重要なことだと考えています。

よく”会社は人だ”と言われるように、”どんな人と一緒に働くか”は”どんな仕事をするか”と同じくらい大切だと思います。気になる会社があるのなら、ぜひその会社で働く人と出来るだけたくさん会って話をしてみてください。私自身も自分が就活生だった頃は人事部の方にお願いをして、部署も年齢も様々な社員の方とよくお話しをさせていただきました。その中で、”この人みたいになりたい”、”この人達となら面白い仕事が出来そう”と思える方がたくさんいる会社に出会えたらラッキーです。皆さんがそういう会社に一つでも多く出会えることをお祈りしています。