特定非営利活動法人ウイング路をはこぶ【NPO法人W・I・N・G－路をはこぶ】

　一番の理由は見学に来た時の雰囲気が決め手です。JICAの青年海外協力隊を経て、以前働いていた障がい者福祉の現場でもう一度働きたいと考えていました。この職場は、海外出身のスタッフもいて、海外との繋がりもあります。福祉の現場では珍しいチャレンジを様々に行なっていることもあり、興味を持ちました。見学に来た時に感じた、色んな人が混ざり合っている雰囲気やそこで流れる時間は、海外経験で得た自身の描く働き方とマッチしていました。第一印象からこの職場で働く自分自身を想像していました。

　これまで経験したことのない「医療的ケア」をはじめとする、様々な取り組みにこの職場では出会っています。まだまだよくわからないまま参加している場面もありますが、少しずつ意図も理解できるようになってきています。そんな中でこれからやってみたいことは、入職した時に考えていたことと重なりますが、障がいのある人たちが安心して過ごせる「場を」作ることです。一歩ずつですが、関係を築けているような実感も得られています。毎日の積み重ねを通じて、障がいのある方の安心を増やしていきたいです。

　新卒の頃の自分は、このような職場で働くことは無理と感じていました。ただ、様々な経験を積んでいく中で、自分には適応できないと思えていたことも、順応出来るようになっています。私自身は転職を重ねながらも、その時その時はベストを尽くしてきたことが今に繋がっていると感じています。個人的には、どんな職場でも「自分自身を出す」ことができれば、そこを「天職」に出来ると考えています。就活は悩みも多いですが、知らない世界でも思い切って飛び込んでみる気持ち、何とでもなるやという気持ちでチャレンジしてみてください。

2023年入職／生活支援員