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最終更新日:2024/9/21
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部署名第一事業部 胴摺り
勤務地福島県
第一事業部 胴摺りでは、主にお位牌に鏡面磨きを施す仕事をしています。成型から研磨・塗装と、いくつもの工程が重なったお位牌の姿はそれだけでも十分美しいですが、そこからさらに、表面に付着したわずかなごみやキズを取り除き、機械と手摺りを用いながら一本いっぽん丁寧に磨き上げ、お位牌の姿を鏡のように艶やかに仕上げています。小さなごみやキズは写真や機械では認識できないため、人間の目だけが頼りとなります。お客様が初めて目にする姿、すなわち製品そのものの品質に直接影響する工程なので、表面に光を反射させながら目視で隅々まで確認する作業を複数回行い、わずかなものも見逃さないよう注意を払っています。目視検品だけでなく、機械がけや手摺りの力加減など、胴摺りの技術はほとんどが五感を使った感覚が必要不可欠となるため、最初はなかなか慣れずに苦戦しました。しかし、ベテランの方や先輩社員の方々からのご指導で徐々にコツをつかんでいくことが出来ました。
一本磨くだけでも時間を要し、ものの状態やわずかな温湿度の変化によって、作業のやりやすさが大きく変わります。また、些細な擦れや力加減の見誤りが、簡単にキズや不良を招いてしまいます。それほど繊細な肌なので、完璧に磨き上げるにはなかなか根気が必要となります。しかし、それだけ目の前のお位牌に黙々と向き合う仕事なので、一本にかける思いは強く、うまく美しく仕上げられたときは喜びとやりがいを感じます。お位牌には、誰かにとって大切な方の命が入る場所です。この仕事は、そんな居場所が心地よく安らかであるよう、綺麗に仕上げることが使命であると考えています。また、故人を送る方々にとっても、まっすぐ祈りが届くようなものであってほしいと思っており、そのような製品を作ることが、この仕事を担う責任だと感じています。
私の就職活動の中での軸として、「何気ない日常に寄り添う仕事がしたい」というものがありました。そのため、サービス業や卸売業のほか、長い間美術を学んでいたこともあり、デザイン系などを中心に就活を進めていました。そんな中、偶然この企業を知った時、幼少期から祖父母の家に出向くたびにご先祖様に手を合わせていたことを思い出し、「何気ない日常、人の心に寄り添う仕事はこれだ」と感じました。その後、企業説明会や面接を重ねていく中で、一から製造を行っていることや、生活様式の変化に合わせて新しい祈りのかたちを探求し続けている姿勢など、この会社ならではの魅力を知ることができました。また、面接から一貫して、人事の方が常に就活生に対して気配りや思いやりのある対応をしていただけたことも、決め手の一つとなりました。
私が就活の中で大切にしたことは、「自己分析」と「直感」です。就活を始めるにあたり、自己分析はとても重要な指標となります。いざ向き合ってみると、自分の事なのにうまく言葉に表せない、なんてこともあるかもしれません。そんな時は、難しいことはいったん置いといて、好きなもの、苦手なもの、心に残っている思い出など、自分の経験したことや明確なものから書き出してみて下さい。そうすれば、「こうありたい」のか「こうあるべき」なのか、ありのままの自分がだんだんと見えてくると思います。あとは自分の軸を大切にしながら、直感で「気になる!」と感じた企業にどんどんアタックしていけば、きっと心惹かれる企業が見つかるはずです。根を詰めすぎず、肩の力を抜くことも忘れずに過ごして下さい。皆様に、良い出会いがあることを願っています。