公益財団法人日本道路交通情報センター

大学でアナウンスや朗読を学んでいたこともあり、声を使うお仕事をしてみたいと思っていました。運転免許は持っておらず、道に詳しいわけでもありませんでしたが、ラジオで聞く交通情報の声に憧れ、応募しました。ドライバーの方への情報提供はもちろんですが、道路に詳しくなくても聞いていて心地よい放送はとても魅力的で、ラジオを聴いている中で交通情報のパートが楽しみになっていました。ラジオ局のパーソナリティーの方やアナウンサーの方ともちょっと違う不思議な魅力を持った交通情報の放送をしてみたいと思い、入社しました。

ラジオで交通情報の放送をしたり電話でお客様からのお問い合わせへの応対などをしています。放送は、放送局やその時の状況に応じて必要な情報を自分で端末から抜き出し、編集してラジオで放送します。刻一刻と変わる渋滞や事故などの情報を持ち時間に合わせて編集し、放送するのは難しいですが、日々優しい先輩や上司の方にご指導頂きながら経験を積んでいます。また電話応対業務では、お客様がこれから通る道の混雑状況や所要時間のお問い合わせなど様々なことをお応えします。お客様が求めている情報を的確に素早くお伝えする必要があるため、放送とは違った難しさがあります。

刻一刻と変わる情報を正確に届ける必要があるため、放送がたくさんある朝の時間帯には少しピリッとする時もありますが、基本的には和やかな雰囲気です。通行止めや事故情報など新しい事象が入った時にはみんなで協力し合いながらラジオのリスナーの方に正確な情報を届けようという思いを持ちながら業務にあたっています。職場の皆様は優しい方ばかりで、放送がない時間帯には冗談を言い合ったりできる関係性です。

～ある私の一日～　朝4時に起床し、午前6時20分に職場に出勤します。途中お昼休憩をはさみ、４本の放送と２本の原稿送り、１回の電話取材を行います。午後2時50分に退勤した後、翌日が休みだったので、大学時代の友人とご飯を食べ、午後10時に帰宅しました。朝早い出勤の日は、午後の時間を有効的に使えるのが良い点です◎