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最終更新日:2025/4/21
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部署名新製品開発部 製品開発室
勤務地愛知県
仕事内容音の発生源、伝達をメカニズムから解明し、快適性向上の製品開発
私は自動車のタイヤから発生する車外騒音の低減アイテムを開発しています。近年、環境規制の強化に伴い、自動車メーカーは排ガスだけでなく、騒音規制にも対応する必要に迫られています。一般的に車外騒音といえばエンジン音や排気音が問題視されますが、実はタイヤ音の寄与度も大きく、今後急増が予想される電気自動車では、タイヤ音が主な騒音源になると考えられています。タイヤメーカー各社も対策を進めていますが、タイヤ単体では限界があり、ラリーカーなど特定の場面では低騒音タイヤの使用が難しい場合もあります。そこで私たちは、音に関わる部品メーカーならではの視点から、タイヤ周りの音の発生メカニズムを解析し、より効果的な騒音低減対策を検討しています。具体的には、タイヤから発生する音の大きさ分布や伝播特性を詳細に分析し、「音がどこから出て、どのように伝わり、最終的に騒音となるのか」といったメカニズムを検証しながら、最適な対策製品の開発を進めています。さらに、社内には車外騒音を屋内でシミュレーションできる装置も備えており、開発製品の効果検証に活用しています。
私は楽器演奏、音楽鑑賞を趣味にしており、「何か音にかかわる仕事がしたい」と考えていました。また、大学、大学院時代に学んだ、工学や繊維材料に携わりたいとも考えていました。音×繊維の組み合わせということで、主に吸音材メーカーを視野に入れておりました。そんな中、「もっとよい音色の車を創りたい」「車内外の人をお客様と捉え、音の発生源・種類・伝達経路を把握し素材も含めシステム開発し、カーメーカーに提案し具現化する」という会社を見つけ、その姿勢や考え方をいいなと感じました。それがセキソーでした。入社した当初は、実は自動車自体に関する興味は薄かったです。しかし、実際に車の下に潜って車両の形状をよく観察したり、様々な部品に触れていく中で、音響だけでなく自動車についてもどんどん興味を持ちはじめてきました。
良いところ・魅力は、「音現象に対するメカニズムをしっかり解析し、原理原則に従った対策アイテムを提案する」「部品メーカーではあるが、自動車の音づくりを全体的に考え、車内外の人への聴こえ方(音色)まで評価する」という姿勢です。
より高い音性能(音が小さくなる、音色が良くなる)製品を開発し、車に乗っている人にも車外の人にも、より快適な生活への一助となれば幸いです。そのためにも日々研鑽し、知識や経験を増やしていきたいと思っています。
最初から全てうまくできる人はいないと思います。ほとんどの学生にとって就職活動は初めてのことですし、いざ入社してみたら「失敗したな」と感じることもあると思います。ただどこに就職したとしても、良い点も悪い点もあると思うので、ちょっと思い通りにならないからと投げ出さないことは大事かと思います。もちろん心身に無理のない範囲で。働くうちに分かってくること、気づける魅力があると思います。また私は自分の興味を優先し、おそらく周りより軽い気持ちで就職した結果、幸運にも師匠と呼べるような人に恵まれ、日々充実しております。そういうこともあるので、就活は人生における一大イベントでもありますが、それで人生の全てが決まるわけでもないですし、学生生活を存分に楽しみつつ、興味のある分野で仕事を探してみてはいかがでしょうか。