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最終更新日:2025/4/16
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部署名技術部
勤務地愛知県
ゴムの配合検討を主業務として、それに関わるゴム配合管理システムの運用に携わっております。ゴムの配合はポリマー・補強材・オイル・加硫剤など数百を超える薬品から選定し、要求物性に見合うようゴム配合の検討を行っています。また、紙のデータから電子のデータへ時代が移ろう中で、ゴム配合を電子データ化、これに伴う薬品・物性データの集積化作業に従事しています。過去のゴム配合では既に一部の配合薬品が廃盤となっていたり、製造メーカーの関係で中身は変わらず薬品名のみが変わっていたりなど、非常に複雑な状況となっていました。その1つ1つ全ての中身を確認・精査し、電子データに落とし込んでいきました。現在は、配合薬品に関するSDS(安全データシート)などの精査作業を進めています。
大学で化学系を専攻していたことから、材料に携わることができる就職先を探していたところ、メーカー機能を有する建設ゴムに行き当たりました。会社説明会で聞いた、設立当初から今に至るまで一度も赤字になったことのない堅実な経営面や、多岐に渡る試作用機材・評価試験機などの技術面に惹かれ入社を決めました。
ゴム材料の開発業務のうち、使用できる薬品に制限があり、且つ非常に厳しい耐熱条件を満たすためのゴム材料開発を行った事です。当初は正直、そのような物性条件を満たすことは現実的ではないなと思いました。まずは使用不可の薬品に抵触しない範囲で試せるものを試そうと、試行錯誤を繰り返しました。これならあと少しで要求条件を満たすことができそうだというところからが長かったです。60種類以上の配合を試し、全て評価を行うことで、どうにか要求物性を満たすことができました。
メーカー機能を有する専門商社という触れ込みの通り、ゴム材料の開発から試作品作成、評価から量産化への落とし込みまで一貫して業務に携わることができる点が強みだと思います。特に材料の開発を行う中で、社内の試験設備で試した上で有用だと判断した事柄が、製品の量産への助けに繋がることもあり、その時はとても達成感を感じられます。
ゴムの配合検討・評価を進めていると、今まで取り扱ってきた配合であっても化学反応に対する理解度の低さや高分子の基礎などができていないなと感じることが多々あります。基本業務となる材料の評価を進めながら化学的な知見を蓄え、材料だけでなく化学反応そのものに対しても相互に理解を深める必要があると感じています。また、各薬品に対して正しい評価をするため、ゴム配合に対する評価ではなく薬品に対する比較評価をより進めていきたいと考えています。