(株)トランスネット【JRシステムグループ】

　お客様先で業務システムの開発を行っています。帳票のデータを綺麗に出力するためにレイアウトを変更することや、追加する項目をデータベースから取得する等、様々な改修を行っています。更に、最近はお客様の業務の助けとなるようなツールの作成を担当しているため、機能仕様書などを作成することもあります。これらの仕事は、一般的な開発の流れで言うとコーディング、単体・結合テスト等の下流工程や設計書作成の上流工程にあたります。どちらにも関わる機会があるので、言語の勉強やわかりやすい文章の書き方などの研修にも参加しています。使用する言語はプロジェクトによって変わるので一概には言えませんが、私はC#やVBAを使用して開発を行っています。業務系システムのため皆さんが直接触れられるようなものではないのですが、鉄道関係のお客様と一緒にお仕事させていただく機会が多いので、システムの改修を通じて社会の役に立っていることも実感できます。

　ルーティンワークがあまりないこと、ですね！　
こう言うと、大変なイメージをもたれてしまうかもしれませんが、システム開発の大まかな流れはあります。では例として一つ、コーディングを挙げます。少しでもコーディングの経験がある方ならご存知だと思いますが、実現したいことに対して何通りも書き方がある場合があります。そのため、過去のコードをそのまま真似するのではなく、創意工夫をすればもっと良いものができるかもしれない可能性があります。今は先輩にいろいろと教えていただきながら業務を進めているので、そのままなぞっていることが多いですが、もっと良くできるのではないかということを考えながら進めることが楽しいです。もちろんルーティンワークも好きなのですが、プロジェクトが変わると異なる言語や新しい考え方なども知ることができるので、毎回大変刺激的でやりがいがあります。また、開発はモノづくりの一面を実感することができるので、実際に関わったシステムが無事リリースされたときはとても嬉しくなります。これもやりがいのひとつです。

　面接の雰囲気が一番良かったからです。様々な業種の面接を受けましたが、緊張をほぐしてその人本来の良さをきちんと見ようとしてくれている、ということを強く感じました。そのため私らしさが伝わったかな、と面接をした後に晴れやかな気持ちで帰ることができた唯一の会社だったと記憶しています。また、就職活動時に情報系はブラック企業ということも聞いていたのですが説明会でそういったことについて質問しても、丁寧に答えてくださったことで安心できると感じました。また、私はゴルフをしていたのでゴルフ部があったことも魅力の一つでした。ゴルフは入社後プライベートでも行く機会があり、大変楽しく過ごせています。
　話がそれましたが、説明会、面接を通して、「この企業でこの社員の皆様方と働いたら、楽しく働くことができそう」ということを具体的に想像できたことが、大きな決め手になりました。実際に入社してみると、同期も穏やかな人たちばかりで私にはとても合っていたと感じています。

　「一緒に仕事をしたい！」「この人に仕事を頼みたい！」とお客様から思っていただけてご指名いただけるようになることが、将来の夢です。そのためには、現在圧倒的に知識が足りないことがわかっているので、私自身の知識の底上げを行わなければならないと感じています。そのため、秋の基本情報技術者試験を受験しました。日々の業務と経営学部だったことがかなり活きて、合格に繋がりました。さらに、目に見える形でも成長を感じられたのでもっと仕事も頑張ろうというモチベーションにも繋がっています。資格取得の支援も会社からあるので、どんどんチャレンジする機会にも恵まれています。また、仕事に対する姿勢やお客様とのコミュニケーションなども非常に重要なので、その点は現在OJTを担当してくださっている先輩の姿を見て学んでいます。私の目指す像そのもののような方で、先輩にも恵まれています。まずは日々の仕事を丁寧に行い、資格取得・お客様との信頼関係を築くことを一つの目標に業務と平行してステップアップを目指します。

　私は大学進学時、就職活動時、どちらもどんな仕事をしたいかのビジョンが定まらず、かなり悩みました。悩みに悩んで結局、働くときそして働き続けることを考えたときに何が大切かと思うと、「人」だという結論に私は至りました。そのため、同じように悩んでいる方は「同じ大学の先輩がいるんだ」のような些細なきっかけでも良いので、職種・業種絞らずナビサイトで沢山の会社を見て、そしてできれば実際に企業に足を運んでみてください。そして、説明会、面接などからその会社の方たちの雰囲気が自分に合うかどうかを感じることが大切だと思います。また、実際に一緒に働いたときのことを考えるとより具体的に想像しやすくなると思います。もちろん人事の方たちが人当たりが良いのは当たり前で、入社してみないとわからない面もありますが、自分の直感を信じて「自分に合う会社」を見つけてほしいと思います。仕事は後からいくらでもついてきます。（私もついてくるよう頑張っています！）応援しています。