WDB(株)　エウレカ社

大手化学メーカーでスマートフォンやタブレットのタッチパネルに使われる機能性塗膜の研究開発に携わっており、樹脂を配合してサンプルとなる塗膜の作成・性能評価を行っています。作成した塗膜をヘイズメーターや写像性測定装置を用いて、バックライトの透過性や塗膜自体の透明度を確認しています。また、塗膜の強度を測るために鉛筆の硬度を指標にした試験や摩擦耐性を測る試験を行っています。サンプル作成は手作業で行うため、均一な塗膜作成には力加減などある程度のテクニックが必要です。そのため、周囲の方からアドバイスをいただきつつ取り組んでいます。私の上司は実験データの考察力が凄く、着眼点の鋭さや経験の深さに毎度驚いていますが、その分学ぶことも多く、研究者として刺激のある環境で仕事をしています！

【頼られることが増えた！】
就業先は、書籍や過去の研究資料なども自由に閲覧できる環境でしたが、未経験の分野だったので専門用語が一つも分かりませんでした。実験内容や目的を理解して取り組むために、周囲の方に質問して専門用語の理解を深め、扱う原料・製品の特長や改良する際に注目すべきデータなどを教えていただきました。それにより、徐々に自分が行う実験の枠組みや方向性をつかむことができ、実験データの考察や積極的に新しい提案ができるようになりました。就業して3年経った頃、所属している研究チームが拠点を移すことになり「Iさんもぜひ一緒に来てほしい」と言って貰えた事がとても嬉しかったです。他部署の方に評価方法のレクチャーの依頼をいただき、「Iさんが評価したなら間違いないね」と言われることも増え自分の仕事に自信が持てました！

【様々な経験を積める環境と、働く人の雰囲気に惹かれたこと】
1つ目の理由は、様々な業界で働きつつ、新しい知識やスキルを吸収できる事です。 色々な事に興味がありましたが、大学では「新規抗がん剤」の研究を行っていたので、就職活動の範囲もなんとなく「医薬品関係かな」と決めつけていました。研究室の教授からの紹介をきっかけにエウレカと出会い、正社員型派遣の働き方知ったことで狭めていた視野が一気に広がり、社内の研修制度を利用すると異分野の知識を気軽に学べるのも魅力的に感じました。2つ目の理由としては、当時の人事担当者がとても良い方で、入社までの期間もしっかりサポートしてくださり「こんな人がいる会社なら！」と思ったのもきっかけです。

2016年入社。大手化学メーカーで就業し、ディスプレイやパッケージ業界に関わる研究開発をしています！

【自分の可能性を狭めずに色々な事に興味を持つ！】
研究を仕事にしたいと考えた時、初めに思うことは「今やっている研究を仕事にしたい」だと思います。私の場合はそれでかなり視野を小さく就活をスタートしてしまったのでもったいなかったなと思っています。今やっている分野に興味があるのか？それとも手を動かして実験をするのが好きなのか？色々な視点で考え悩んでみてください。思い切って飛び込んだ場所で意外な発見や新しい目標が見つかると思います！