最終更新日:2025/4/28

JR九州ホテルズアンドリゾーツ(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ホテル・旅館

基本情報

本社
福岡県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

JR九州グループの一員として、多様なホテル・旅館で地域の魅力を発信し価値向上に貢献

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さまざまな形態のホテル・旅館を運営する会社で働く魅力とは

JR九州グループのホテル運営会社4社の合併により発足した「JR九州ホテルズアンドリゾーツ」。角谷社長には会社統合への想いや期待すること、先輩社員には仕事を通しての学びや今後の目標、会社の魅力などを伺った。

■代表取締役社長 角谷 英彦さん
1996年 九州旅客鉄道(JR九州)入社
2024年10月1日 JR九州ホテルズアンドリゾーツ 代表取締役社長に就任
関西大学 法学部 政治学科卒業

■畑地 智仁さん
長崎マリオットホテル オペレーション部 フロントレセプション
2022年入社
島根大学 法文学部 社会文化学科卒業

■中村 友香さん
嬉野八十八(やどや) 宿泊・接客業務全般
2023入社
東京通信大学 情報マネジメント学部 ITマネジメント学科卒業

JR九州ホテルズアンドリゾーツの魅力とは?

「新会社になったばかりでまだまだ未完成。JR九州グループという安定基盤のもと、チャレンジングな風土のなか、新会社を盛り上げていきたいですね!」と角谷社長。
「お客さま満足のために、みんなで情報共有をして、サービスに取り組める風通しの良い環境です。観光情報は社内ツールを使ってリアルタイムで共有しています」と畑地さん。
「前向きで明るい人が多く、とても仲が良いので楽しく仕事ができます。自分が働いている姿を見てもらうために、家族を招待できる魅力的な制度もありますよ」と中村さん。

一人ひとりがやりがいを感じ、「この会社にいて良かった」と思ってもらえることが一番の幸せ!/角谷社長

2024年10月1日にJR九州グループのホテル運営会社4社が合併し、「JR九州ホテルズアンドリゾーツ」として新しいスタートを切りました。合併新会社の社長に就任した私のミッションは、全従業員のモチベーションアップと既存17のホテル・旅館の価値向上、さらには新規出店戦略の構築です。従業員のモチベーションアップにおいては、一人ひとりの従業員と向き合うことを信条としているため、全従業員と個人面談を実施。従業員の困りごとを解決し、やりたいことを実現できるようにバックアップしています。また、既存17のホテル・旅館の価値向上においては、各施設のお客さま満足度を高めるために何ができるのか──、今一度私なりに考えていきたいと思っています。

会社統合前は人事交流や日常的なコミュニケーションはあまりありませんでしたが、4社が一つになることによって一枚岩となり、立ち向かっていくことができると思っています。私自身も以前から統合したいと切望していたので、夢が叶い、今はとてもワクワクしています。そんな私の仕事術は、部下の仕事の妨げをしないこと。「無駄な仕事をさせない」「時間を取らせない」と心に決めています。例えば、社長決裁が必要な書類は、待たせることなく迅速な判断・決裁を心掛け、なるべくスムーズに仕事ができるようにしています。

私にとって一番の幸せは、従業員一人ひとりがやりがいを感じ、「この会社にいて良かった」と思ってもらえることです。従業員の幸せが実現すれば、お客さまの幸せ、さらには施設運営パートナーの皆さまの幸せにもつながり、ひいては地域も幸せになっていきます。それが企業の存在意義であり、私が最も大切にしていることです。

当社は宿泊主体型ホテル、フルサービスホテル、旅館とさまざまな形態やブランドの施設を運営しています。4社が一つとなった現在、これまで一つひとつの施設が培ってきた社風や文化などの「良さ」を大事にしながら、約1,000人の従業員の個性を結集させることによって、さらに魅力的な施設になることを期待しています。そして私の大きな目標は、従業員一人ひとりの幸せを実現すること。年次を問わず個人が成長できる仕組みづくりや、より一層働きがいがあり、働きやすい魅力的な職場環境づくりにこれからも尽力していく所存です。

長崎の魅力をお客さまにわかりやすくお伝えするコンシェルジュを目指したい!/畑地さん

大学時代、ホテルでのアルバイト経験を通して、ホスピタリティを活かせる仕事に就きたいと考えるようになりました。長崎県で生まれ育ったため、九州圏内で働くことができるホテルを探していたときに出会ったのが当社。「また会いたくなる場所へ」という企業理念に共感し、入社を決めました。手当が手厚く、待遇面で満足できる点も大きかったですね。

入社後は「JR九州ホテル宮崎」(宿泊主体型ホテル)へ配属となり、フロントレセプションで主にご宿泊のお客さまのチェックイン・アウト業務を担当。その後、「長崎マリオットホテル」(フルサービスホテル)開業を機に異動となり、直近まで「At Your Service」というインフォメーション業務を中心に行っていました。現在はフロントレセプションの仕事をメインにしています。宿泊主体型は主にビジネスをメインとしたお客さま、フルサービスはホテル滞在自体を楽しむ観光、レジャー、リゾートを目的としたお客さまが多い傾向にあります。2つの形態が違うホテルを経験して学んだことは、お客さま一人ひとりの目的に合わせたサービスをご提供することの重要性です。目的は違えど、お客さまにご満足いただき、心に残る滞在をお手伝いすることが私たちの役割だと再認識することができました。

心掛けていることは、入念に準備を行ってからお客さまをお迎えすること。孫氏の有名な言葉に「彼を知り己を知れば百戦殆からず」(敵と味方の情勢をよく知って戦えば、何度戦っても敗れることはない)というものがあります。ホテル業務に置き換えると、お客さまの情報をしっかりと集めてお迎えすれば、限りなく100%に近いご満足を実現できる。そう私は考えます。リピーターのお客さまの満足度を超えていくことは非常に難しいですが、お客さまとの会話を通して好みを知り、社内で共有して次回以降のサービスへ反映するように努めています。入念な準備の結果、お客さまから「ありがとう」「今回もすごく良かったよ」というお声掛けをいただけたときはとてもうれしく、大きなやりがいを感じます。

今後の目標は、これまでの経験を活かして、コンシェルジュ業務にチャレンジすること。長崎の観光やグルメ情報を収集してお客さまにわかりやすくご案内することができるようになりたいですね。そして、長崎マリオットホテルの強みや魅力をさらに伸ばしていきたいと思います。

統合ワークショップに参加。多様な施設で働くメンバーと意見を交わすことで、多くの学びを得た!/中村さん

もともと接客業が好きで、長崎出身の私は九州で働くことができるホテル・旅館を探していました。当社の面接を受けた際、「九州や嬉野の価値を上げていきたい」という話を聞いて感銘を受け、入社を決意しました。

入社以来、佐賀県・嬉野温泉の旅館「嬉野八十八」に勤務し、宿泊・接客業務全般に携わっています。幅広く業務を担当する「マルチタスク制」ですが、現在は主に予約販売業務を担当しています。お客さまとの電話やメールでのやり取り、客室を販売する際の価格調整、在庫のコントロールが主な業務。この仕事で大切なのは、しっかりと事前準備を行うことです。お客さまとのメールや電話でのやり取りのなかでさりげなく出たワードの一つから、滞在目的(お祝い事・お誕生日など)を汲み取り、事前ミーティングや当日の接客担当に情報を共有。お客さまにとって意味のあるご滞在になるよう、一人ひとりに合わせた接客を心掛けています。

今までで一番印象に残っているのは、会社統合する前に統合ワークショップに参加したこと。入社したばかりでしたが、幸いにもお声掛けしていただき、ほかの施設やメンバーを知る良い機会となりました。統合ワークショップは、JR九州グループのホテル運営会社4社の各施設から代表者約10人が集まって、より良い統合を迎えるための事前準備を行うという取り組みでした。各施設を視察しながら、会社統合のメリットや会社の強み、目指す施設の在り方などを議論しました。年次や立場が違う、多様な施設で働くメンバーと本音で意見を交わすことで、さまざまなことを学ぶことができ、視野が広がりましたね。また、改めて自分たちの良さや強みを再認識することもできましたし、何より素晴らしいメンバーの一員になれたことがうれしかったです。

接客においては、お客さま一人ひとりの好みや距離感を見極めることは難しいですが、口コミやアンケートで「ここにして良かった」「また来ます」というお言葉をいただくと最高にうれしいですね。当旅館は「嬉野八十八」という名称もあって、よく88歳の米寿のお祝いにご家族で来られます。お客さまのアンケートで「次は90歳の卒寿のお祝いにまた来ますね」「友人にも紹介しますね」と書いてくださったときはこの上ない喜びを感じます。今後の目標は、もっとリピーターを増やすこと。一つひとつのご宿泊を大切にして、多くのお客さまにまた来ていただきたいですね。

学生の方へメッセージ

【角谷】最初のポイントは、自分が何をしたいか、どこで働きたいかを考えること。次に自分の好きなことや強みをどのように仕事に絡めることができるかを考えることです。その際、自分一人で悩まずに、ご家族やご友人としっかり相談することをオススメします。何か新しい気付きが見つかりますし、それは社会人になってからも大事になってきます。慌てず、焦らず、しっかりと企業研究を行ってください。

【畑地】一番大切なのは自分自身の長所や得意分野を知ること。自分で振り返りをすることはもちろん、周囲の方にも聞いてみてください。意外と自分自身が気付いていなかった得意分野ややりがいを感じられる業界・職種が見つかると思います。仕事をすると思い描いていたキャリアと異なる道へ進むこともありますが、自分に長所があれば乗り越えられます。やりたいことは大事にしつつ、自分が気付かなかった道を探ってみると良いでしょう。

【中村】重視してほしいことは、働くエリアや会社が自分の価値観に合うかどうかです。私は地元・九州が好きという理由から九州圏内で企業を探しました。また、「嬉野八十八」が嬉野茶と嬉野温泉を主軸に、食・工芸・風土など嬉野の魅力を発信しながら地域の価値向上に貢献している点にとても共感しました。また、そこで働いている方たちと一緒に働きたいかどうかも大事。機会があったら実際に足を運んでみてください。

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社長との距離が近く、明るく笑顔が絶えない風通しの良い社風。社長との面談では抱えている悩みややりたいことを発言できるため、自分らしいキャリアビジョンが描ける。

マイナビ編集部から

2024年10月1日にJR九州グループのホテル運営会社4社が合併して誕生した「JR九州ホテルズアンドリゾーツ」。宿泊主体型ホテル、フルサービスホテル、旅館とさまざまな形態やブランドの17施設を運営する総合的なホテル運営会社となった。

注目したいところが、大手企業グループならではの福利厚生・社内制度・待遇の手厚さだ。「自社で運営している施設の試泊制度」「年4回まで帰省交通費の70%を会社負担」「賃貸住宅に入居した場合は月額3万円支給」「各種割引が利用できるベネフィット・ワン」などうれしい制度が充実。また、「地域限定型(一部地域対象外有)」と「転勤可能型」の2つの働き方が選べて、自分が希望する場所で働くことができる。1年ごとに転勤希望調査を実施しているのも魅力的だ。入社後は新入社員研修後、各ホテル・旅館へ配属となり、実践を通して成長していく。2~3年後には本人の希望を踏まえて、次のステップ(ホテル・旅館・本社)へ異動のチャンスが生まれてくるため、自分が描くキャリアビジョンの実現に向けて歩みを進めることができる。

今回は新会社を率いる角谷社長のほか、先輩社員2名にお話しを伺ったが、全社一丸となって新しい会社を創り上げていこうという意気込みを強く感じられた。チャレンジングな風土のなかで自身の個性・強みを活かしている社員たち。同社なら安定とやりがいの両方を手に入れ、幸せな毎日が過ごせると確信できる取材だった。

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2024年1月に開業した長崎マリオットホテルは駅に隣接。上質なおもてなしと異国情緒漂う美しい景色が魅力であり、世界中から多くのゲストが訪れている。

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