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最終更新日:2025/4/23
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部署名【研究開発職】物質科学研究所 農薬研究部
仕事内容新規農薬成分の探索研究
物質科学研究所農薬研究部において、新規農薬の有効成分の探索研究を実施しています。農薬の探索研究は、1.新たな化合物を設計・合成し、2.その活性を評価する、というサイクルを繰り返しながら進められますが、私が担当している業務は1.にあたります。私たちは有機合成化学を駆使して、将来の農薬の種となるような化合物の発見と、さらにそこから農薬としてより高い効果をと環境・人体への高い安全性を両立する化合物の創出を目指し、強い使命感を持って日々業務にあたっています。
部門別の採用であり、自分のやりたい仕事が確実にできると思ったからです。私が就職活動をおこなっていた当時、化学系企業の研究職の採用は「技術系総合職」という大きな括りとなっていることが多く、入社後の配属が自分の希望する部署にはならない可能性が十分にありました。一方日産化学は部門別の応募・採用となっており、入社すればほぼ確実にやりたい仕事ができるという確証があったことから、入社を決めました。また面接時に社員の方々の人柄の良さを感じ、この環境ならば自分も居心地よく働けそうだと思ったことも、入社を決めた大きな理由です。
相互尊重の意識が高い社員が多いと感じます。入社1・2年目に実施した「セルフスタート研修」では、若手社員の漠然とした思いを、周囲の先輩や上司は真正面から受け止め、具体化された業務提案へと導くために惜しみのないサポートをしてくださいました。このように、互いの意見を公平・平等に扱う社内文化が根付いていることで、多くの社員が身構えることなく気軽に自分の意見を発信しながら、活き活きと働けているように見受けられます。
専攻していた有機化学の知識や実験技術は、入社後の業務に直結し存分に活かされていると感じます。また農薬探索研究では有機合成のスキルに加えて、有機化合物の植物や標的生物内における挙動や、安全性に関わるヒト体内での動態を考慮した上で、新たな化合物を設計する能力が問われます。そうした観点において、学生のときに学んでいた薬学の知識や考え方が現在の業務に活きていると感じます。
現在取り組んでいるテーマを成功させて、画期的な新農薬を世に送り出したいと考えています。これによって農家さんの作業負担軽減や経済的実力の向上、また食糧の安定供給に貢献できるならば、これに勝る喜びはありません。農薬を世に送り出すまでには、一般的に10年以上の期間を要し、その間に多岐にわたる課題をクリアする必要があります。目の前のテーマについても今後悲喜こもごも様々な経験をすると予想されますが、こうした経験を活かして将来は、自らが探索研究をマネジメントする立場に立ち、そして成功に導きたいと思っています。