(株)マルト長谷川工作所

私は鍛造課に所属し、ニッパーやペンチの材料になる金属製の丸棒をハンマーで打ち込み、品物の形状に変形させる作業を行っています。鍛造は製造工程の中で一番最初の工程で、品物の厚みや形状が正しくないと後工程に迷惑を掛けてしまいます。そのため、後工程でスムーズに作業出来るような品物を打ち込むことを心掛けています。

まもなく入社６年目を迎え、最初と比べ仕事に慣れスムーズに作業しています。鍛造でのハンマー作業は、ペダルを踏みこむことでハンマーを動かし、一定のリズムで送られてくる加熱された材料を冷めない内に打ち込みを行います。非常に繊細な作業で最初は、リズムに合わせられなかったり、ペダルを動かす感覚が掴めず、不良品が多く生産数が上がらない状況でした。ですが、経験を積みハンマー作業に慣れ余裕持つことで、不良品も減り生産数を上げられるようになりました。今では、高品質な品物を意識しつつ、去年と比べ不良が減った、去年より生産数が上がった等、自分のスキルアップが、生産数に反映されていくことにやりがいを感じています。

私は、地元の機械専攻の大学でものづくりに関する勉強をしており、地元の製造業に就職を考えていました。地元で就職活動を進めていき、現在勤めている会社のマルト長谷川工作所に興味を持ちました。マルトの、創業90年超えた歴史ある企業、切れ味の高い工具、社内で一貫生産体制に惹かれた為この会社に決めました。

もうすぐ入社7年目で、仕事にだいぶ慣れてきています。その中で、今よりもさらに技術を高めより良い仕事をしていく、今の仕事以外の新しい仕事に挑戦し、できることを増やしていくことが当面の目標です。