最終更新日:2025/4/1

(株)岐阜新聞社

  • 正社員
  • 既卒可

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業種

  • 新聞
  • 広告
  • 広告制作・Web制作

基本情報

本社
岐阜県

取材情報

事業について伝えたい

新聞だけじゃない!音楽ライブの企画や旅行ツアーの立案まで……活躍の場は無限大!

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岐阜の地で築いた信頼を武器に、新聞社の新たな地平を切り拓く

2025年に創刊144年を迎える岐阜新聞社では、長年にわたる新聞発行で築いた信用を強みにした新たなビジネスが次々と誕生。多様な働き方が実現できるのが魅力です。

今回は、広告やイベントを手掛ける営業局、新たな事業展開を図るデジタル経営企画室の責任者たちにインタビュー。新聞社だからこそ味わえる仕事の魅力や醍醐味をたっぷり語ってもらいました。
<写真左より>
●山田 桃子さん(営業局 営業企画部 副部長/2014年入社)
●車 達彦さん(デジタル経営企画室 マーケティング部 部長/2007年入社)
●吉田 孝範さん(デジタル経営企画室 経営企画委員/1996年入社)

「岐阜新聞社」で働く魅力とは?

「営業局では入社1年目からフリーペーパーの特集企画などをお任せしています。まずはやってみようがモットー。若いうちから挑戦できるのが良いところです」(山田さん)
「私たちの部署は少人数のため、やりたいことがすぐに実現できます。新聞という枠に縛られず、自分が考えた企画を自由に形にしていけるのが楽しいですね」(車さん)
「先日行われた高校ラグビーや高校バレーの全国大会でも、入社1年目の記者がメイン記事を書きました。若手が挑戦しやすい風土が根付いているのが魅力ですね」(吉田さん)

新聞にこだわる必要なし。フリーペーパーからイベントまで、自由な発想で「面白い」をカタチに。

岐阜新聞社の営業職の仕事は、とにかく幅広いです。会社の柱である紙の新聞はもちろん、各世代向けのフリーペーパーなども発行しており、これら紙媒体に掲載する広告企画をゼロから立案し、クライアントに提案することも多いです。最近ではデジタル領域にも広がりを見せ、ネットやSNSなどを絡めた提案を行う機会も増えています。

営業の仕事には縛りがありません。自社の媒体を自由に選定し、自らの発想力を武器に企画を生み出していける。これが何よりの醍醐味です。その最たる例が、コロナ禍で企画し大きな反響を呼んだ「ドライブインシアター」です。「まさか新聞社がこんなことを考えるとは」と全国的にも話題となりましたが、この時には単に企画をするだけでなく、運営自体もすべて自社で手掛け、私たちも誘導灯を手に持って車を案内しました。この時を境に「新聞社だから紙媒体を使わないといけない」という発想から解き放たれたと感じます。地域の人たちに喜ばれ、なおかつクライアントのPRにも繋がるものであれば、何でもいい。そんな柔軟な発想にさらに拍車がかかりました。新聞でもいいし、フリーペーパーやWebを使うのもいい。イベントを絡めたっていい。本当の意味で自由な発想を活かせるのが当社の営業職の面白味だと思います。

新聞社の強みは、県内のローカルネタが、どこよりも正確かつ大量に手に入るところ。社内の人間は過去の新聞情報を自由に検索できます。こうしたリソースを駆使して企画を立てたり、特集を組んだり、過去の記事を活用して市町村の周年記念誌を手掛けることも。県の委託事業もたくさん受けており、シンポジウムやセミナーなどのほか、日本酒のカタログ制作や外国人ガイド向けのテキストなども作成しました。報道部の記者たちが積み重ねてきた、Web上にはないニッチな情報が写真を含めてアーカイブされており、この膨大な資産をもとにマネタイズしていけるのが他にはない強みだと思います。

岐阜県には、世間に広まっていないものがまだたくさん眠っています。こうした商品をより良く魅せる方法を考え、販促のお手伝いをしていけることがとにかく楽しいですね!
(山田 桃子さん)

新聞社ならではの強みを活かし、自分の手で音楽ライブや旅行ツアーを企画することも。

私が所属するデジタル経営企画室マーケティング部では、2022年7月に立ち上げた「プレイガイドぎふ」と、2024年9月から開始した「岐阜新聞旅行センター」の2つの新規事業を手掛けています。岐阜新聞社では、以前から音楽ライブや舞台を数多く主催してきましたが、チケット販売は別の会社に委託しており、イベントにお越しになるのがどんな方なのか全く把握できていませんでした。そのため、前年と異なるアーティストを招いてコンサートを開催した場合、どれだけチケットが売れるのかが予測できず、成功するかはやってみないと分からない博打のような状況でした。そこで考えたのが、自社でチケット販売の機能を持つことです。そうすれば、チケット購入者の詳細なデータを入手でき、それに基づいてイベントを企画立案できます。こうして立ち上がったのが「プレイガイドぎふ」です。

サービス立ち上げ後は、これまで得られなかった購買データを入手できるようになり、目覚ましい成果を上げています。データから需要を予測することでイベントの成功確率が飛躍的に高まり、昨年主催したイベントは全て黒字化を達成。主催イベント自体の数も2倍に増やすことができたのです。新聞以外にテレビやラジオなどのメディアを活用できる強みも活かし、積極的にイベント告知をすることで加速度的に業績を伸ばしています。今後も購買データをよりうまく使い、地域を盛り上げるイベントの数を増やしていきたいです。

もう一つの「岐阜新聞旅行センター」は、地元バス会社の80周年をきっかけに始まったプロジェクトです。私が所持する旅行業務取扱管理者の資格を活かし、バス会社の専属代理店としてバスツアーの企画商品の販売を開始しました。現時点では新聞紙面で紹介したバスツアーの受付窓口業務が主ですが、今後は全国の地方新聞とタイアップし、互いのエリアに住む人を観光客として誘致し合うような試みをしていければと考えています。

2024年度内に、国内旅行を自社で企画・販売できる「第二種旅行業」へとアップグレードし、新聞社ならではの特色ある旅行商品を出していく予定です。これまでも取材を通じて地域を盛り上げてきた私たちですが、これからはもっとダイレクトな形で岐阜県の経済の活性化に貢献していければと思います。
(車 達彦さん)

岐阜新聞Webから岐阜新聞デジタルへ。紙とのハイブリッドでより多くの人に地域の情報を届ける。

2024年10月に、「岐阜新聞Web」「岐阜新聞電子版」を大幅に刷新し、「岐阜新聞デジタル」としてリニューアルしました。「岐阜の情報、全部のせ」というキャッチコピーを掲げ、従来のサイトの使い勝手を改めて見直し、全国メディアでは決して読むことができない地域に密着したニュースを分かりやすくご覧いただけるサイトに作り変えました。今回のリニューアルはあくまで第一段階であり、今後もユーザーの使い勝手をさらに追求していく考えです。

岐阜新聞デジタルを運営する上で意識しているのは、紙の新聞とは全く異なる媒体であるということ。メイン読者である30~40代の視点から、新聞紙面で小さな扱いだった記事をあえて大々的に紹介するなど、PVも考慮に入れながら前面に出す記事を選定しています。デジタルの良さは、読者数がリアルタイムで見える化されること。読者データを見てみると、例えば高校スポーツの全国大会の岐阜県予選への関心度が特に高いことから、県内のアマチュアスポーツに強みを持つ岐阜新聞の特長を踏まえ、紙面以上に岐阜県勢の活躍を詳しく紹介しています。

今でこそ岐阜新聞デジタルに携わっていますが、私はずっと長い間、紙の新聞の編集・制作に携わってきました。最近では「新聞=オールドメディア」などと言われ、若い人は新聞社やテレビ局を敬遠しがちです。ただ、情報に「責任」を持って発信するのがオールドメディアの特長です。もちろん新聞社が偉いという気は毛頭ありませんが、持ち前の取材力を活かしながら、デジタルとのハイブリッドで良質なコンテンツを幅広い方に届けていきたいです。私たちのビジネスモデルは、あくまで紙が主戦場でしたが、新聞を配達するという物理的な制約から解き放たれ、全国各地、さらには世界へと瞬時に情報発信できるようになりました。その可能性は無限に広がっているとも言えます。

岐阜新聞デジタルは、サイトの閲覧数でいえば、岐阜県内の民間企業で間違いなく随一だと自負しています。その発信力を活かして、デジタル領域の新たな事業にも挑戦していきたいと思います。例えば、岐阜県内の観光情報をインバウンド向けに届けるなど、サイトの注目度を活かしたビジネスを考えていきたい。こうした新たな事業の種を、若い人たちと一緒に蒔き、育てていければと考えています。
(吉田 孝範さん)

学生の方へメッセージ

学生の皆さんは「新聞社の仕事」と聞くと、どうしても新聞制作、とりわけ報道記者をイメージしがちだと思います。ただ、今回の取材からもお分かりいただけるように、岐阜新聞社にはさまざまな仕事が待っています。岐阜新聞社で働く魅力は、県下唯一の新聞社として厚い信頼を獲得していること。これは他にはない唯一無二の強みです。営業活動をする際も「岐阜新聞社です」と自己紹介をすると、好意的に受け入れてもらえることが多くあります。2025年の今年、創刊144年目を迎えた確固たる歴史と伝統があるからこそ、できることがたくさんあるのです。

私は2010年に入社しましたが、当初から編集職にはあまり興味がありませんでした。人事として働く環境を整備することに興味があったからです。ところが、最初の配属先は営業。そのまま13年ほどイベント企画などを担当したのですが、貴重な経験をたくさん積むことができました。

学生の皆さんがまだ知らない、気付けていない領域にこそ、新聞社で働く面白さや可能性が隠れています。「広告代理店」や「旅行会社」、「イベント企画会社」を視野に入れている方にとっても、岐阜新聞社は魅力的な職場になるはずです。今まさに「新聞社以外」を見ている方にこそ、ぜひ選択肢の一つとして当社を加えて欲しいと願っています。
(人事担当/岩堀 文香さん)

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「文章が得意でなくても大丈夫。大切なのは、いろいろなことに興味を持ち、自ら調べる好奇心です。また、人の話を真摯に聞く姿勢も大事にして欲しいですね」(人事担当者)

マイナビ編集部から

岐阜市の中心に本社を構える岐阜新聞社は、1881年に創業した県内唯一の新聞社として、地域から厚い信頼を得ている。同社では近年、「WE LOVE GIFU」をキャッチフレーズに掲げ、デジタルやイベントなどの新たな事業領域に力を注いでいる。

今回インタビューに応じてくれた3名は、岐阜新聞社の魅力について「若い社員の意見に耳を傾け、さまざまな挑戦ができる風土がある」と挙げてくれた。「世間から斜陽と呼ばれる産業だからこそ、若い人の感性、最新のトレンドを取り入れたいという意識が強い。これから入社する人には、ぜひ臆せずどんどんと意見を出してほしい」とも話してくれ、若手のうちから活躍できる環境があると感じた。

新聞に対して「徐々に購読者が減り、読んでいるのは高齢者ばかり」という印象を持つ学生もいるかもしれないが、これからも新聞が消えてなくなることはないはずだ。なぜなら、スマホで日常的に触れるネットの情報源も、その多くが新聞社から発信されたものだから。近くの街で開催されたイベントも、人気アーティストの音楽ライブも、岐阜新聞社が手掛けたものかもしれない。あなたの身近に、岐阜新聞がある。そう気づくことができれば、新聞社の仕事がもっと魅力的に見えてくるはずだ。

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岐阜県内で開催される花火大会、就職イベント、軟式野球リーグ、美術展など、さまざまな催しを主催(もしくは共催)する同社。幅広い経験が積める環境も魅力だ。
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